「今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることをやりたいと思うか?」
スティーブ・ジョブズの言葉なのだそうです。
ちょっと考えましたが、私の答えは決まっている、と改めて思いました。
「今日と同じことをするだろう・・・」
たとえ今日が人生最後の日だろうと、今日の夕方この世の最後が来ようと、私は今と同じことをしているでしょう。
いつもと同じように朝塾に来るでしょう。
いつもと同じように自習室を見て周り、いつもと同じように生徒たちに挨拶し、いつもと同じように授業報告書に目を通し、問題点を抜き出してノートに記載し、いつもと同じように先生方との朝の打ち合わせを行うでしょう。
今私のしている仕事は、私個人にに向いているかどうかは別にして、それだけの、
「価値がある」
と、思うからです。
自分の人生の岐路に立ち、思い定めた進路に向けて全力を尽くして進もうとする若者たちを助ける仕事には、単なる私個人の思いを超えた、はるかに大きな意味とやりがいがあります。
結果は時の運という面がありますから、努力したから必ず受かるというものではありません。でもその勉強を一度でも経験した人は、合否に関係なく自分の一生で、まさにかけがえのない体験をしたということができるのです。
私はそれだけの体験を若い方にしてもらうだけの条件を、ほぼ完璧に備えているといえるこの医進塾にいることを、心から誇りに思うものです。
ジョブズの最初の問いに、真正面から、それも気負ってではなく淡々と答えられる立場にいることを、私は心底らうれしく思います。
その思いで、また塾生の教育に努力してゆくつもりです。
ついに今日で「冬期講習」が終了、来週から冬期合宿が始まります。