自分の進路は自分で決める・・・これは
「鉄則」
です。
どんなに良いアドバイスをもらったとしても、どんなに細かい資料を手に入れたとしても、最終的に自分の進路を決定するのは
「自分自身」
でしかあり得ないのです。
医進塾の塾生と話しをしていると、案外そこが不明確になっているのではないか、と思われることが多々あります。
「これ以上先に踏み込んだアドバイスは、プライバシーの侵害になるから・・・」
と思ってこちらが遠慮しているのに、その点についての指針をダイレクトに求められて、あっけに取られることがあるのです。
・安全校はどこにするのがベストか。
・日程の重なりを考慮して第一志望校群をどのように考えるか。
・受験料を考えて受験大学を絞るべきかどうか。
・資格はいろいろ取れるが、いわゆる「一流」とはみなされていない大学と、「一流」にランクされてはいるが取れる資格が少ない大学と、どちらを受けたらよいか。
・地方と東京周辺の大学の、どちらを優先すべきか。
・・・等々、切がないほどです。
塾生が求める限り、私たちはできるだけ具体的な理由を挙げて説明します。進路選択に失敗した先輩(第一志望に入ったのに、自分の希望通りの勉強ができなかったという例)の話しもしますし、逆に思いもかけずうまくいった例(安全校にしか入れなかったが、入ってみたらあまりに居心地がよいので逆に喜んでいるという例)についても話しをします。
そんな中で私が感じるのは、自分の頭で考えて悩んでいる人にとっては、どのようなアドバイスも有効に働くし、最初から考えることを放棄してしまっている(他人任せの)進路決定をするタイプの人には、どんなアドバイスも無駄で、かつ有害なことがあるということなのです。
医進塾の生徒は、皆素直で非常に真面目で真剣です。
だからこそ、最後の「ツメ」の部分は、沢山の人の意見を参考にしつつも、
「自分で決める!」
という態度を貫いて欲しいと思うものです。