2011年12月31日土曜日

お礼と決意

今年も今日で最後です。

合宿後の塾生はみなそれぞれ、思い思いに今のこの時期を過ごしていることと思います。

2011年は日本全体にとって大きな転換の時期でありました。それは医進塾にとっても同じでした。
外見は何一つ変わっていないように思える医進塾ですが、内部的には大きな変化と進展がありました。

それら一つ一つの後ろには、塾の方針に賛同し真剣に強力してくれる多くの先生方がいました。またその方針をしっかりと理解し、本気でついてきてくれる塾生たちがいました。

私はその先生方と塾生の熱意に心から感謝いたします。

悲しいことの少ないとは言えなかった2011年でした。でも医進塾の生徒は、例外なく一人残らず、その現実の中に大きな、

「希望」

を見出し、その実現に向けて勇敢な一歩を踏み出そうとしています。

先生方も同様に、その「希望」を、何としても実現させようと、自分のもつ「最良のもの」を生徒たちに与えようとしています。

私はこの医進塾の、師弟同行の姿勢に、来るべき年2012年へ向けての大きな夢を感じるのです。

読んでくださっている方々のお気持ちに応えるため、明日から始まる新しい年にも、全力で進みたいと思います。

1年間、ありがとうございました。

そして来る年も、生徒たちへの声援をよろしくお願いいたします。

良いお年をお迎えください!

実況中継ではありませんが・・・(笑)

セミナーハウスを12時半ころ出て、私が自宅についたのが14時半ころでした。

それにしても・・・最後の最後で大きな忘れ物があったのには本当に驚いた次第です。

今までに勉強合宿は数え切れないほど行いましたが、自分の大きなバッグそのものをそのままロビーに置き忘れる人が出たのは今回が初めてのことです(笑)。

ロビーの真ん中に、どんと置かれたバッグ。
ちょっとシュールな光景でした(笑)。

たまたま最後まで残っていたT網さんが、

「このバッグには見覚えがある・・・」

と、何とか持ち主を思い出してくれたのと、こちらの電話がタッチの差で間に合い、電車に乗る前に持ち主に伝えられたことで、事なきを得ることができました(持ち主の名前は、本人の名誉のために伏せますね・笑)。

自宅についてすぐベッドに倒れこみみ、起きたのがついさっき、18時15分。こんなに前後不覚に寝たのは何年ぶりのことか。

でもこれで冬期合宿が全て終わったことになります。

1年の最後の日まで皆さんと一緒にいられたことに心から感謝すると共に、明後日からの正月特訓にも元気な姿を見せてくることを期待しています。

今日はゆっくりお休みくださいね!!

【実況中継final】最後の授業

朝の一斉学習の時、生徒全員につぎのように話しました。

『なんでもそうですが、最終日はどうしても雰囲気がざわつきます。それに伴って授業理解も浮ついたものになりがちです。

気持ちはわかります。これで最後だ、と思うと、心はもう自宅や自分の部屋に飛び、『帰心矢の如し』となってしまいがちです。

大切なのはここなのです。

気持ちがざわつきがちになり、理解が上の空になった状態でファイナルステージを終わると、後から非常に後悔するのです。

First impression is the strongest(第一印象が一番強い)と同時に、Final impression is the second strongest.(最後の印象がその次に強い)ということも事実だからです。

最後を浮ついた気持ちで終了すると、それが思い出となってそれ以後の勉強を支配してゆきます。

最後を大切に!!』

こんな話でした。
でも、果たしてわかってくれたのかどうか・・・(笑)。






【実況中継No.30】最終日

昨日の打ち上げの後も、大セミナールームに残って勉強をしていた生徒が10名ほどいました。最後まで確認はできませんでしたが、朝聞いたところ3時半ころまで勉強を続けた人が3人ほどいたということでした。

8時までのチェックアウトが終わり、現在生徒たちはみな、ロビーで荷物の送付手続きなどをしているところです。

8時15分からいつも通りの「早朝一斉学習」。その後9時から11時まで最後の授業。11時30分から終講式、最後の感想文を書いて、解散は12時過ぎの予定です。

最後の日まで特に体調を崩した生徒もおらず、天候にも恵まれ(ずっと館内にいたので、あまり関係ありませんでしたが・笑)、よい合宿だったと思います。

この成果をぜひ明後日からの「正月特訓」に生かしてもらいたいというのが、私たちの願いです。

来年は全員が「医学部生・獣医学部生」として、後輩を元気づけに来てもらいたいですね(笑)。

お詫び

あまり沢山の画像を一度にアップしたため、ブログサーバが混乱しているようです。一応の画像は掲載しましたが、間違った画像を引き出してきてしまっているものもあるようですので、明日以降、きちんとした形に直します。

申し訳ありませんが、しばらくお待ちください。

2011年12月30日金曜日

【実況中継No.29】打ち上げ!

先程「打ち上げ会」が終わりました。これで医進塾冬期合宿は、予定のほぼ95%を終了したことになります。

21時半ころ、司会のK澤さん、S木さんの音頭で始まった会は、非常に和やかな雰囲気の中、一人一人の合宿への感想などの発表を含めて進み、先生方の感想なども交えながら23時過ぎに解散となりました。

夏の合宿に続き、冬の合宿がここまで大過なく進んできたのも、多くの先生方の協力と生徒たちの「自制心・克己心」によるところが大きいと思います。

どの生徒も自分の感想の中で、

「時間が短かった」

「集中できた」

「ここまでの価値と効果があるとは思わなかった」

というようなことを言ってくれておりました。

明日の朝、8時までのチェックアウト、11時過ぎまでの授業、そのあとすぐに「終講式」が予定されており、問題なく行けば12時前には解散できそうです。

この合宿で生徒たちが一人一人どのような成果を上げたのかは、1月2日から始まる「正月特訓」ではっきりしてくると思います。でも、最後まで力いっぱい勉強に打ち込んでくれたこの結果は、きっと彼らの学力を大きく引き上げていることだろうと、私は確信しています。

明日の今頃は、生徒はみな自宅でそれぞれの思いを抱きながら、今年の最後の一日を過ごすことでしょう。この一年が彼ら・彼女らにとって、大きな一歩となることを祈って止みません。


打ち上げ会前のロビー風景。
みな楽しみにしています。


『塾生専用ページ』に生徒たちの生の表情を掲載してあります。

【実況中継No.28.】午後授業終わり。あと半日!

今日は一日、素晴らしい快晴に恵まれました。


カメラがあまりよくないので、この程度の解析度でしかお目にかけられないのが残念です。
生徒たちは実質的な最終日の授業に熱心に取り組んでくれています。

英作文の授業は、完全な「生徒参加型」なので、それなりに張り切って板書に向かってくれています。自由英作文ではなく、構文英作文ですから答えは決まっているようなものなのですが、それでも自分の意志で英文を書くことの、恐ろしさと同時に楽しさも味わってくれているように思います。

『塾生専用ページ』に画像を何枚か掲載してあります。

今日はあと一コマ。そのあとは、待ちに待った「打ち上げ!」です(笑)。



【実況中継No.27】午前中授業終了

先ほど前中の授業が終了。昼食も終わり、何人かの生徒が今日の「打ち上げ会」用お菓子を買出しに行ってくれています。

午後の授業は13時半から。外は抜けるような青空が広がります。

今朝から行われている『英作文』の画像を載せようと思っていろいろやって見たのですが、どうもブログの調子が悪くうまくいきません。

やり方を換えてためしてみますので、今しばらくお待ちください。

食事のとき、「明日の今頃、終講式ですね」と言ったところ、ほぼ全員の表情に驚きが見られました。

「終わったらあっという間だということは、夏合宿もそうだったので、頭では理解しているつもりなのですが、実感が伴いません。もう終わりか・・・と思います。もうちょっとやりたいって思わないこともないのですが、でもやっぱり帰りたいかなぁ・・・」

だそうです(笑)。

【実況中継No.26】5日目始まる。

今日は本当に良い天気です。
合宿も実質的に後丸一日となりました。
昨日から行われているメディカル英単語暗記テストで、また合格者が出ました。

O江A華さん
T中AR咲さん

他の人も後に続くようがんばってもらいたいものです。

授業は予定通りです。今日から英作文の授業が入ります。
今までとは逆の立場から自分の英語力を確認してもらうためです。

【実況中継No.25】4日目終了。

先ほどHRが終わり、今日も暮れました(笑)。
生徒たちはみな思い思いの場所で勉強を続けています。

単語の暗記、文法事項の整理、過去問演習、長文読解問題の内容確認・・・。やることに終わりはありません。

HRで私はK下さんの激励の言葉、「自分を信じることを恐れない」を引き、「勇気を持つこと」の大事さを全員に再度訴えました。

考えてみれば、1学期から何度この言葉を言ったことか・・・。

「Who Dares, Wins!」(勇気あるものが勝利する!

自分の弱さに向き合い、それを乗り越えることこそ真の勇気です。
動物であれ人間であれ、人間の力では作り出すことのできない、

「生命:いのち」

と向き合う仕事を一生の仕事に選んだ医進塾の生徒にとって、今、この瞬間に一番必要なものは、

「勇気」

以外、考えられません。

他者に対する勇気ではなく、自分の内側の

「弱さ」

に対する「勇気」が、いまほど必要とされている時はないでしょう。

自分の内面の弱さ、弱腰に負けず、残り二日の合宿を最後まで乗り切ってもらいたいと思います。

2011年12月29日木曜日

【実況中継No.24】C/P個人別練習続く。

教科授業の合間を利用して、特に医学部の生徒を中心に「面接個人別練習」も順次進められています。

先ほどまででほぼ半数の生徒の練習が終わりました。教科授業と単語暗記テストの合間を縫っての練習ですから、生徒もなかなか頭が「面接モード」に切り替わらないようで、思わぬミスをしてしまって悔しがったりしています。

合宿中の面接練習の主眼は、いわゆる4Must問題と呼ばれる基本的な質問(「なぜ医学部に入ろうとおもったのですか」というような基本問題)以外に、一般問題にも意識的に取り組んでもらうということでした。

「地域医療をどう考えるか」「予防医学とあなたの勉強したいと思っている分野との関係は?」「ターミナルケアについての考えは?」「安楽死・尊厳死をどう思うか」・・・・などなど、過去に出された質問集を利用しての練習でした。

合宿中に完全な受け答えができるようにすることなど、到底不可能ですし、またその必要もありません。今は、自分が答えられない問題が出されたときにどう反応すればよいのかがわかれば十分です。

あとは合宿後の練習に回すことになります。

「頭が完全に英単語暗記モードになっていて、日本語がうまくでてきません!」

という生徒もいたほどです。まぁ、今は教科の勉強にまずは集中してもらうことでよいと思います(笑)。

【実況中継No.23】英単語テスト合格者第1号!

先ほど、メディカル英単語テストでで早々と「最終合格者」が出ました!

I狩S織さn(獣医学部コース)です。I狩さんはこれ以後の単語テストを受けなくて良くなります(生徒は「足抜け」と言っています・笑)。その分の時間を別の方面の勉強に有効に遣ってもらいたいと思います。

【実況中継No.22】英単語テスト

英語の授業が進んでいます。
授業の最後に『メディカル英単語テスト』が同時に実施されています。まだ実施回数は2回ですが、すでに何人か初回、二回目の合格者が出ています。
今日と明日で合計7回の試験が予定されており、その中で3回「合格」を獲得した人が「最終合格」で「試験終了!」となります。

今日の3回はそれぞれ出題範囲が限定されていますが、明日は単語プリント全体が範囲となります(事前に生徒には暗記用のプリントがすべて渡されています)。

〇現在までの合格者

T網さん 1回
T中さん 2回
O江さん 2回
I狩さん 2回
S草くん 1回

『明日は全体が試験範囲!合格するのなら今日のうちだよ!』

というM尾先生の励まし(?)に、生徒たちはみな真剣に単語暗記に取り組んでいます。

早いもので4日目も、もう終わりに近くなってきました。

【実況中継No.21】いよいよ英語が始まりました。

勉強に対する姿勢は変わらずとも、教科・科目による、生徒全体の

「雰囲気の違い」

は歴然です。

英語の授業内容と、平行して行うメディカル単語暗記テストのお知らせを、昼食時に行いましたが、その瞬間、生徒たちの顔色が変わったようでした。

食事もそこそこに、皆セミナーハウスのあちこちで所定の単語リストを広げ、暗記の確認に余念がありません。




13時半からの授業も、今までの教科とは違う意味での「緊張感」が漂います。





合宿最後の二泊三日「英語特訓」が始まりました。

『塾生専用ページ』に別の画像を載せました。


【実況中継No.20】伝言!!

昨日来訪してくれたK下さんから、参加者の皆さんにメールが届きました。

『自分を信じることを恐れずに、努力を続けてください!絶対に目標は達成できます!
がんばれーーーー!!!!!』

自分を信じる・・・まさに彼女らしい言葉ですね。
k下さん、すばらしい激励の言葉をありがとうございました!!

【実況中継No.19】4日目突入!

昨日から今日にかけて、生徒はさすがにだいぶ疲れがたまってきたようです。昨日の「数学」⇒「理科」への教科変更がそれに輪をかけて疲労感を強めているような印象です。

昨夜それとなく夜間の勉強の状態を見ていました。

23時半からの最終HR終了後、入浴などで席を離れる生徒がほとんどでした。その後24時30分ころから教室に戻って勉強に打ち込む生徒の姿がちらほら見られるようになりました。

1時半ころには大セミナールームに5人ほど、中セミナールームに3人、小セミナールームにも同じく3人がノートを広げて授業の復習に時間を費やしていました。

今朝の状況は昨日とそれほど変わりもなく、みな時間通りにレストランに集合。顔色の悪い生徒は特に見当たりませんでしたが、いつもよりも若干食が細くなったかな、というような印象でした。

一人の生徒にそのことを聞くと、

「ししゃもは苦手なんです」

との答え。

「ごもっとも」

というところでしょうか(笑)。

午前中理科の最終講義が終わると、いよいよ英語科の先生方が到着です。

英語は通常の授業の厳しさもさることながら、毎休み時間ごとに繰り返される『メディカル英単語暗記テスト』が、

「恐怖ですよ~」(生徒の声・笑)

合宿もいよいよ最後の二泊三日です。

2011年12月28日水曜日

【実況中継No.18】三日目終了

午前中が「数学」、午後が「理科」という忙しい時間割の三日目が終わろうとしています。さすがにここまでくると、疲れが見えてきた生徒も数名いるようです。

でもその割りには全体に「元気!」です。秘訣を聞いたところ、

「休み時間に仮眠を取ります!」

とのことでした。その人は昼休みと夕食後の休み時間を利用して、20分程度の休みを取るそうです。

「寝たらおきられないのでは・・・?」

と心配する私の問いに、

「寝ないでうとうととしているだけで、ずいぶん疲れが取れます」

こういう時間の使い方、疲労のとり方は、おそらく各自の体験的な試行錯誤から出てきたものなのでしょう。よいことだと思います。

HRでは、大学入試の「合格」というものの持つ意味、単なる「入学許可のチケット」ではない、大学生活というもののもつ大きな可能性を手に入れることの意味について話しました。

今日で半分終了。明日はいよいよ最後の「英語」に午後から突入です。

【実況中継No.17】食事風景

生徒の食事風景を何枚か撮って、『塾生専用ページ』に載せてあります。食事中の写真というと女の子はみな恥ずかしがるので(なぜだかわかりませんが・笑)、男の子の画像中心です(笑)。

【実況中継No.16】理科講座始まる。

午後から理科の講座が始まりました。それぞれに個性的な授業がおこなわれているようです。

生物のK藤主任


化学のU原講師
 
物理と基礎化学のU本講師

【実況中継No.15】A部さん到着!

先ほど遅れて参加予定だった現役生のA部さんが到着しました。これで参加者は全員そろったことになります。

合宿後半に向けて、改めて気持ちを引き締めるよう、今日のHRで指示するつもりです。合宿初日に描いた「抱負・決意文」の「中間見直し」も行う予定になっています。

夕食後、短時間ですがC/P:private「面接個別練習」が行われます。

【実況中継No.14】K下さんが激励にきてくれました。

北里大学獣医学部に合格したK下さんが、セミナーハウスに来てくれました。タッチの差で数学の先生がたにはあえなかったのですが、お世話になった生物のK藤先生や仲間に挨拶して、改めて合格の喜びを噛み締めてくれていたようです。

大学を既に一つ出ているとは言え、卒業後の就職の時期も含め、受験勉強らしきものからは高校卒業後、ほぼ7年間以上ものブランクがあったK下さんでしたが、彼女なりの大きな希望と緻密な勉強、なによりも、

「わからないことはすぐに先生に聞く」

という積極性と、

「まず先生方から指示されたとおりに勉強し、その結果をまた先生方にフィードバックして改めて指示を仰ぐ」

という素直さが、

「勝因!」

だと私は思います。勉強においても「PDCA](Plan, Do, Check, Action)の原則に従って着実に成果を出していった点、実社会での経験をまったく無駄にせず利用してくれたのだと思います。

今ここで勉強に励んでいる生徒たちにとっても大きな励ましになってくれたことと思います。

K下さんはこれから十和田での住居探しなどをしたあと、大学入学前に海外経験をしてみる予定だとのことでした。以前医進から東海大学医学部へ学士入学を果たしたT木さんも、同じようなことを計画・実行してくれました。

予備校から大学に直結ではなく、その前に大きな世界を体験することには、非常に大きな意味があると思います。

そちらもぜひがんばって実行してもらいたいところです。

K下さん、お土産と激励、ありがとうございました。

【実況中継No.13】勉強風景

『塾生専用ページ』に、朝の勉強風景を載せました。

【実況中継No.12】三日目の朝

早朝学習が終了し、いよいよ数学の最後の授業が開始されました。今回は特に実際の試験演習が中心になり、今まで以上に厳しく採点されることになりそうです。

早朝学習風景①

同上②

 セミナーハウス周辺は、気温は低いものの、穏やかな冬景色です。




今日が終わればちょうど半分の山を越えます。

今のところ、体調を大きく崩した生徒はおりません。皆元気に頑張っています。

【実況中継No.11】三日目開始!

冬期合宿も三日目に突入。生徒は思いのほか元気で、熱心に課題に取り組んでいます。食事のときに、

「元気だね」

と聞いてみたところ、何人かの生徒がこんな風に答えてくれました。

「夏は全部が未知の環境でしたが、冬は一応『土地勘』もあるし、その意味では確かに気持ちの上で楽です」

よい意味での「慣れ」なのかと思った次第です。

今日は午前中数学の最後の講座が2コマあり、午後は理科です。昨夜理科の先生方からそれぞれ連絡が入り、セミナーハウス到着の時間帯や教材について細かく打ち合わせを行いました。

あと30分で、「早朝一斉学習」が始まります。

【実況中継No.10】2日目HR

先ほど本日最後のHRが終了し、生徒はみなそれぞれの勉強の態勢に入りました。もちろん就寝する人もいれば最後に一風呂浴びようという人もいて、様子はさまざまです。

HRでは昨日の「自己採点」よりマイナスの点数をつける人が多かったような印象でした。理由を聞くと、

「眠くて緊張感が切れてしまった」

「うとうとっとして、いけないと思うのですが、睡魔に勝てなかった」

「相変わらずのケアレスミスが続き、がっくりきた」

というような理由がほとんどでした。

身体が疲れてくれば睡魔が襲うのは誰でも同じなので、それを防ぐ方法としては、

「間の短い休み時間に、短時間でよいので仮眠を取る」

ことを薦めておきました。

最後に私から、昨日のこのブログのPVが450を超えたことを例にとり、

「君たちはここで、自分だけで勉強していると思っているかもしれない。でもそうではない。ここにいる君たちのことを、口にはださないがいつでも考え、祈るような思いで応援してくれているご家族の方がいる。そのことを『絶対に!』忘れてはならない。身体が疲れて眠くなることもあるだろう。怠け心が忍び込むこともあるだろう。そのようなとき、君たちのことを思いながら直接思いを伝えることもできず、じっとその思いを我慢しているご両親、ご兄弟のことを思い出さねばならない。その気持ちが少しでもわかれば、たとえ一度失敗したとしても、新たなスタートが切れるはずだ。さあ、これからもその思いを忘れずにがんばろう!」

というような話しをしました。

自分のことを棚にあげるようで恥ずかしいのですが、

「親孝行のできない子には、所詮何にもできない」

と私は考えています。はるか昔、空手の先生に教わった言葉です。

今生徒たちにできる最大の『親孝行』は、

「死に物狂いで勉強すること」

ではないでしょうか。そのことを少しでも理解してもらいたいと思います。

明日は午後から「理科」(生物・化学・物理)になります。夕刻には現役生のA部さんが合流し、参加者が全員揃います。

2011年12月27日火曜日

【実況中継No.9】合宿への抱負と目標(抜粋)

昨日のHRで全員に書いてもらった合宿への抱負と目標の抜粋です。

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・総合的に力み過ぎないように、姿勢を正しく!
・英語は読解の速度を上げる。数学はベクトルを徹底的に。
・総合成績で1位を目指す!
・数学は基礎的な部分に不安がないので、より以上を狙う。生物は基礎部分が不安なのでそこを狙う。
・確率と統計、それに場合の数が苦手なので、克服すること!
・英語の文法・語法をここで一区切りつけるようにがんばる。
・多くは望まない。合宿中に解いた問題は、すべて自分の力で完全に解けるようにすること。特に微分・積分の分野を強化する。
・生物は光合成と窒素同化、進化と神経系の分野をこの合宿中に克服・征服する。
・数学は二次曲線、特に極座標を徹底する。
・合宿中に出された問題は、合宿中にきちんと整理すること。後回しにするとずるずる引きずって結局やらないので、今回は合宿中に全部「食べてしまう」つもりで臨む。
・二項定理と英単語、これだけでもこの合宿中にやりとげたい!
・問題を解きっぱなしにしない。絶対に!!!見直しをしっかりして自分のものにして帰る!
・わからない問題やできない問題があっても「入試前に出会えてラッキー!」と思うようにして、あくまで前向きに取り組むこと。
・弱気になるな、自分!最後までやり遂げろ!夏の失敗を繰り返すな!
・なんとなくわかった気になったところでやめないこと!
・SSの時間を有効に使わないと「損する」ことが、いやというほどわかった。同じ失敗を繰り返さないぞ!
・この合宿中は「数ⅢC『命!』」で行く!
・夏期合宿での過ちを繰り返さないこと。自分の弱い気持ちに負けないこと。この合宿中の生活が新年の生活につながると思う。
・背水の陣!ここで逆転!負けないぞ!
・わかったふりしない。わからないはわからないに徹して徹底的に先生方に聞く。
・集中力を高め、気持ちを引き締め、結果を出す!見返してやるぞ!!
・とりあえず手を動かして計算する癖をつけること。
・単語、忘れてるぞ!早く勘を取り戻せ!
・生物、もう一度基礎からやり直すつもりで。謙虚になれ、私!
・計算の時間を短く、かつ正確にする練習を!
・英語の長文で「流れ」をつかめるようにたくさん読む。
・少なくとも数学は他の教科より得意のはずなのだから、確認テストで最低半分は実力で取れるようにする。
・何よりも、その日にやったことは、その日のうちに完璧に頭に叩き込みたい。
・中途半端な記憶をひとつずつつぶす。長文は落ち着いて読む。
・とにかく微分・積分を完璧に!
・数学の三角関数が苦手なので、そこを中心に!
・健康で前向きに!絶対合格することを信じて、くやしさをばねにできる限りの努力をする!!!!
・年が明けるとすぐにセンターなので、合宿を通して適度な緊張感を身体にしみこませること。
・単語の暗記と計算力。特に単語は夏期合宿でひどい目にあったので、今度はストレート合格を目指す!
・夏の合宿では多くの問題に触れることができた反面、完全にものにできたという実感があまりなかった。今回は触れる問題の量ではなく、その問題の消化度・定着度を高める(深める)ことを主眼に置く。
・今回は最高点に校長賞が出るとのことなので、なんとしても全教科でトップを取り「賞獲得」を目指す!!!

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生徒の「必死さ」が伝わってきます。
小山校長のご好意で「総合最高点獲得者に『校長賞』を与える」ということになったので、早速それに敏感に反応してくれた生徒もいたようです(笑)。

【実況中継No.8】生活画像(笑)

合宿も二日目の夜を迎えました。夕食後の休憩時間が終わり、最後の授業に先程入ったところです。

外はかなり寒く、さすがにこの時間になって買い物に出る生徒は誰もおりませんでした。

授業は次第に厳しさを増しつつあるところですが、生徒たちはみなそれぞれの生活をしています。いつも合宿中の画像は、勉強しているか、授業を受けているかのどちらかになりがちなので、今回は夕食後のほんの40分程度の自分の時間を、生徒がどのような表情で過ごしているかを中心に撮ってみました。

単なる部屋の内部画像もありますし、何だかわからないオブジェ(笑)の写真もあります。どんな生活をしているかの、大体の雰囲気だけでも掴んでいただければ、と思います。

風呂に行っている生徒も多かったようですし、女の子の部屋に私が入り込む訳にはゆきませんので、たまたまそこにいて画像撮影にOKをしてくれた人のみのものになっております。

そういう訳で全員の写真という訳にはいきませんでした。ご了承ください。

画像は『塾生専用ページ』に載せてあります。

【実況中継No.7】

合宿二日目が終わろうとしています。

生徒は昨日の昼から一日半、数学だけに専念しています。先生方に確認したところ、みなそれなりの理解をきちんとしており、夏に比べれば、

「格段の進歩」

だとのことです。少し安心しました(笑)。

ですが、それだからと言って入試問題を初見でどんどん解くだけの力には、

「まだ、もうちょっと足りない人が多い」

ということだそうですので、

「最後の最後まで気が抜けない」

ことに変わりはありません。

今日もHRの時に全員から一日の「自己採点」を聞きます。少しでも昨日より高い点数になっていることを期待したいと思います。

【実況中継No.6】ちょっと疲れが・・・(笑)。

昼食が終わり、13時半からの午後授業を控えて休憩中です。
大体いつもみな大セミナールームか、その前のロビーにいるはずなのですが、何だか人気がありません。特に男の子の姿があまり見えないようです。

おかしいなと思って、部屋にいったら、みんなベッドで寝ていました(笑)。
食後の一睡というところでしょうか。

食べた後は身体を楽にするのがベストで、いきなり運動などはしないほうがよいのは事実です。ですがあまりここで寝すぎると、午後の授業についてゆくのがつらくなります。

「適当なところで起きるんだよ」

言っておきました。まさか午後の授業に寝坊で遅刻とういうことはないと思います(笑)。

晴天ですが風が冷たく、散歩に出る人はコート着用を忘れないこと、という注意をしたところです。

後15分ほどで午後授業の開始です。

食事のとき、現役医進担当のA先生が様子見に突然現れてくれました。現役の生徒はみなうれしそうにしていました。

【実況中継No.5】2日目開始!

6時半起床、7時朝食、8時15分から「早朝一斉学習」が始まります。

念のために6時45分あたりに各部屋を見回り、まだ寝ている生徒を起こしました。実際にその時点までベッドの中に入っていたのは全体でほんの数名。後の生徒はみな起きて着替え、勉強の態勢に入ろうとしているところでした。

7時からの朝食も遅れた生徒はゼロ。二日目で最初の朝ですから当然と言えば当然でもありますが、朝食時の皆の顔色を見ていると、夏合宿とは異なる真剣さが感じられ、ここ半年の生徒の

「成長」

を実感しています。

夏と同じセミナーハウスを使うというところから来る、良い意味での、

「安心感」

があるのでしょう。

外気はかなり低く、軽々に外出などすると風邪のもとです。朝食前の朝シャワーで目をさましたという生徒にはその点を注意しました。

今回のスケジュールでは朝の時間を比較的余裕をもって過ごせるようになっています。今までは朝食から早朝一斉学習まで45分程度しかなく、

「大変にせわしない」

という感想があったので、それを考慮しました。ただ「時間に余裕がある」ことで安心してしまい、朝食後のこの時間にベッドに入りなおしたりすると、結局起きられず、一斉学習に遅刻しかねません。

その点にだけは配慮し、時間の余裕のあるときにすべきことをきちんとするようにとの教育的指導(笑)も同時にしたところです。

もうすぐ一斉学習です。会場の大セミナールームには、すでに10名ほどの生徒が集まり、もう勉強を始めているようです。

2011年12月26日月曜日

【実況中継No.4】初日HR

23時半、夜間のSSが一応(笑)終了し、そのあとHR。全員に初日の感想を一言ずつ言ってもらいました。「今日一日を100点満点でいうと何点になるか、また、明日は何点にしたいか?自己採点で!」という質問に、

「今日は695点、明日は100点!」

という答えがあったかと思えば、

「今日は45点、明日は60点・・・」

というような答えもあったりして、同じ一日の受け取り方でもずいぶん違うものだと思わされました。大事なことは点数そのものではなく、今日より明日、明日より明後日・・・と、点数を上げてゆくことです。その点を特に強調してコメントしておきました。

私からは、合宿の意義、意味付けといったものを簡単に話し、合宿の目的は「Flow体験」で、それができれば合宿後の生活を変化させることができるという趣旨の話しで、今日の締めくくりとしました。

就寝・消灯は24時の「予定」です。

入浴したり身辺整理をしたりでなかなか時間通りにはゆかないのですが、明日もあることですし、極端な無理にならないよう、注意を与えました。

明日は6時半起床、7時から朝食、8時15分から「早朝一斉学習」で、授業は9時からとなります。

【実況中継No3】夜間SS

21時15分から「夜間SS」が始まりました。今日は最初に「合宿への抱負・希望・決意」を全員に書いてもらいました。

普通このような「決意文」は最初に行った「開講式」でするものです。今回そうしなかった理由は今までの経験からです。

開講式の時は皆の気持ちが高揚していて、できもしない(というと失礼ですが・笑)目標を掲げ、結局最後になってから、

「あれもできていない、これもできていない、あれもダメ、これもダメ、これも不十分、あれも不満足」

で終わることが非常に多いのです。

今回はできれば「努力によって可能な目標」を具体的に掲げさせ、それを実際にやりこなしてゆく過程を体験してもらいたいと思いました。

途中での「中間反省」があり、最終的に31日に、

「どこまでできたか」

を確認させます。万が一自分の出来が不十分でも「正月特訓」でフォローすることができます。自分の決意文を、ただの作文にしないよう、参加生徒には十分に注意を与えました。

その後、すぐに「夜間SS」の開始です。先生方からほぼ付きっきりで具体的な指導を受けられるわけですから、この時間を有効に使わないと「ばちが当たる」(笑)とは、生徒の声です。





この指導が、予定では23時半まで続きます。ですが、果たしてそれで終わるかどうか・・・。初日の夜はまだ始まったばかりというところです。

『塾生専用ページ』にも写真を載せてありますのでご覧ください。



【実況中継No2】一日目の授業

午後から始まった授業(演習)も、夕食をはさんで最後の時間になりました。21時からは教えられた内容が確実に頭に入っているかどうかを確認しつつ、疑問点を残さないようにするための「SS」が予定されています。

先生方が4人自習室に張り付きになり、授業中に少しでも理解に不審を感じる生徒がいれば、呼びつけて確認し、場合によっては別の問題を与えて理解度を確認するようにします。

問題と解説・定着練習という点では塾でやるのと変わりません。密度が非常に(異常に?笑)濃くなっているだけのことです。

ここで出された課題は今晩中に解くか、あるいは正月特訓に回すかのどちらかになります。本来は今日中に解き、定着まで持って行くのがベストなのですが、問題数が多く、様々な問題にいろいろと疑問がある場合は、まず

「できるものから徹底的に!」

という原則で教えますから、残りは正月へ、ということになります。

まだまだ生徒は元気です(笑)。体調を崩したという人はいません。夕食時、丼御飯を山盛り五杯も食べて周りからあきれられているT尾くんがいるくらいです(笑)。

授業風景を『塾生専用ページ』に載せてありますのでご覧ください。

合宿はまだ始まったばかりです(笑)。

合格情報!

合宿の初日に幸先のよい情報です(笑)。

獣医学部コースのK下さんが、第一志望の北里大学獣医学部に合格しました!

おめでとうございます!

今まで一緒に勉強してきた仲間の「合格!」は、これからここで勉強を開始する他の塾生にとっても大きな励みになると思います。

そういえばK下さんは昨年度このセミナーハウスでの医進塾冬期合宿に参加してくれた人の一人です。他の塾生が、

「後に続く!」

という決意を新たにしてくることを期待しています!

【実況中継No1】合宿始まる!

冬期合宿が始まりました。

ほぼすべての参加者が時間通りに集合し、予定通り11時40分から「開講式」を開催。小山校長の励ましの言葉に元気づけられ、昼食後の13時半から各コースに分かれての演習授業が開始されています。

校長の話を聞く参加者。若干緊張気味です。
今日から足掛け三日間は「数学徹底演習」になります。量的に質的にも選び抜かれた問題をこなしますので、それなりの緊張感と心構えがないとついてゆけないでしょう。

全員が最後までやりぬいてくれることを信じたいと思います。

『塾生専用ページ』にも写真を掲載しましたので、そちらもご覧ください。







2011年12月25日日曜日

坂の上の雲『最終回』

明日からの合宿準備を終えて、さっき『坂の上の雲』最終回を見てきました(我が家にはもう30年以上テレビなるものが存在しないので、上の部屋にいる義母のところで見せてもらってきました。大画面で迫力は満点でした・笑)。

勉強に忙しい塾生たちには申し訳ないのですが、まぁこれだけは許してもらおうと思っています(笑)。

最終回は「日本海海戦」で、特に戦闘・戦争シーンの迫力はかなりのものです。CGをあそこまで駆使して本物のイメージを作り上げているのは、さすがNHKというところでしょうか。

『Apollo13』という映画がありました。

あの中のロケットの発射シーンが、実際には長さ50センチほどの模型を使った特撮だったのですが、実に真に迫っており、「本物よりも本物的」だと評され、NASAの見学者に発射シーンのイメージ画像として公開されていると聞いたことがあります。

今回の対馬沖海戦シーンも、おそらくはそれに類するものとなるでしょう。

単純な戦争美化はいけないことです。でも必ずしも綺麗事だけではすまない国際関係においては、特に帝国主義が覇権を競っていたあの時代、止むを得ず「しなければならない戦争」というものもあったのだろうと思います。

番組の中では最後の10分で簡単に触れられていただけのポーツマス講和会議の経過と結果も、『坂の上の雲』に興味を持った人であるならば、きちんと理解しておくのが、あの時代を生きた人たちへの、

「義務と礼儀」

ではないかとも思います。

楽しんで読めるとは言えない本ですが、やはり吉村昭の『ポーツマスの旗』は並行して読んでおくべき作品なのではないか、と思った最後の10分でした。

明日からの合宿について

いよいよ明日から冬期合宿です。

合宿中は医進塾事務室・教室・自習室は閉鎖となります。

この期間、何かあった場合は私の携帯電話までご連絡ください。
合宿の様子は適宜『冬期合宿実況中継』としてこのブログに掲載いたします。

合宿時の時間割等、必要な情報はすべては『塾生専用ページ』に載せてあります。

明日の現地集合時間は、1100~1130となっています。
参加者の元気な顔が見られますよう、祈っております。

では現地でお目にかかりましょう!!(笑)。

2011年12月24日土曜日

さぁ、合宿です!!

昼間になっても気温が上がらず、寒い一日です。

先ほど午後の「生物SS」が終了。あとは夕刻の「センター対策国語」のみとなりました。

塾生は16時に帰宅OKです。国語を受ける生徒以外はなるべく早く帰宅し、合宿の準備をするようにと指示してあります。

今日明日でしっかり準備をし、26日は規定の時間(1100から1130の間)に現地集合できるよう、予定を立てておいてもらいたいと思います。

指導担当の先生方もみな準備万端整え、後は

「合宿で!」

と張り切っています。

合宿期間中は前回の「夏合宿」同様、このブログで授業風景や生活風景を

『実況中継』

いたします。

どうぞお楽しみに!!(笑)

ジョブズの言葉

「今日が人生最後の日だったら、今日やろうとしていることをやりたいと思うか?」

スティーブ・ジョブズの言葉なのだそうです。

ちょっと考えましたが、私の答えは決まっている、と改めて思いました。

「今日と同じことをするだろう・・・」

たとえ今日が人生最後の日だろうと、今日の夕方この世の最後が来ようと、私は今と同じことをしているでしょう。

いつもと同じように朝塾に来るでしょう。

いつもと同じように自習室を見て周り、いつもと同じように生徒たちに挨拶し、いつもと同じように授業報告書に目を通し、問題点を抜き出してノートに記載し、いつもと同じように先生方との朝の打ち合わせを行うでしょう。

今私のしている仕事は、私個人にに向いているかどうかは別にして、それだけの、

「価値がある」

と、思うからです。

自分の人生の岐路に立ち、思い定めた進路に向けて全力を尽くして進もうとする若者たちを助ける仕事には、単なる私個人の思いを超えた、はるかに大きな意味とやりがいがあります。

結果は時の運という面がありますから、努力したから必ず受かるというものではありません。でもその勉強を一度でも経験した人は、合否に関係なく自分の一生で、まさにかけがえのない体験をしたということができるのです。

私はそれだけの体験を若い方にしてもらうだけの条件を、ほぼ完璧に備えているといえるこの医進塾にいることを、心から誇りに思うものです。

ジョブズの最初の問いに、真正面から、それも気負ってではなく淡々と答えられる立場にいることを、私は心底らうれしく思います。

その思いで、また塾生の教育に努力してゆくつもりです。

ついに今日で「冬期講習」が終了、来週から冬期合宿が始まります。

癒される画像

北里大学獣医学部のK子さんが送ってくれた画像です。

http://labaq.com/archives/51720050.html

12月24日(土)の出欠状況

12月24日(土)の出欠状況を『塾生専用ページ』に掲載しました。ご確認ください。

2011年12月23日金曜日

おもしろ誤植一覧(笑)

勉強の合間にどうぞ・・・(笑)。
友人からもらったものです。
大笑いしました(笑)。

http://matome.naver.jp/odai/2131487644595166901

猫の母性本能(笑)

寒い一日でした。
休みの日でも、塾生はみな自宅でどのように過ごしているか心配になります。
明日の朝はもっと寒くなるという予報です。
合宿前ですので、無理をしないで、まずは健康を第一に考えてください。

Yahooの映像ナンバーワンに選ばれた動画です。

http://www.youtube.com/watch?v=Vw4KVoEVcr0

「動物は本能で動いているだけで、本当の意味の思考能力は持たない」

と私は考えていますが、こういう動画を見ると、案外母性本能のほうが単純な思考力より大事なのではないか・・・と思ってしまいますね(笑)。

こちらもいかがでしょう。

http://www.youtube.com/watch?v=SYLj372c-zM&feature=related

可愛いことは可愛いのですが、若干衛生上問題が・・・(笑)。

2011年12月22日木曜日

応援の言葉!

このブログの記事は必要に応じて私のFaceBookにも同期するようになっています。そこに教え子の一人から、皆さんへの応援の言葉がありました。

「受験生も大変な季節ですね。なんとなく思いだします。ま、でも国家試験は10倍くらい大変だし、重圧も生半可じゃありません。さらに、一生勉強の仕事ですから。それでも楽しいと思える仕事です。受験生の皆さん、頑張ってください!


医師13年目の外山先生の教え子より」

書いてくれたのはSさんという、もう中堅のドクターです。

「一生の仕事で、大変だから、楽しい」って言えるのは本当にすごいと思います。

医進塾のみなさんも、将来こういうふうに後輩を力づけてあげてください!

HR講話

今日は個別指導の日+SSの日でした。

1,2時限目は「数学」。最初は誰も質問に来ず、先生方も若干手持ち無沙汰のような感じでした。でも30分も過ぎると次第に質問の生徒が教室に来出し、最後のころには、

「時間内で終わるかな」

とこちらが心配になるほど、盛況でした。

午後の「生物」も同じでした。

16時からHR開催。

来週月曜日から始まる「冬期合宿」に関する連絡などが中心でしたが、最後に私から簡単な話しをさせてもらいました。

それはこの時期になると、必ず医進の生徒全員に話すことで、言いたいことはたった一つ、

「恐れてはならない!!」

ということです。

人生経験がそれほど豊富というわけではない彼ら・彼女らにとって、理系の入試はまさに

「一生をかけた」

ものである分、そのプレッシャーは大変なものなのです。

口ではいろいろなことをいい、頭ではまたいろいろ考えたとしても、実際にその場になってみると、他人には到底理解できないほどの、

「重圧」

を感じるものです。

気の毒だな、と思います。

代わってやりたい、とも思います。

一日が48時間あれば良いのに、とも思うのです。

現実はそうではありません。

人間や動物の「生命」を預かる仕事につこうとするものは、例外なくこの道を通り、乗り越え、先に進まなければならない、これは一つの

「宿命」

のようなものだと言ってもよいでしょう。

であるならば、今のこの苦しい時期を、なんとしても、

「乗り越える!!」

と思わねばならない。そして実際に乗り切って先に進むことしか方法はないのです。

弱気になり、萎縮して、閉じ篭り、引きこもり、

「ま、来年があるさ!」

と思ってしまえば、今は楽になるかもしれない。

でもそれは将来につながる態度では絶対にありません。

HRで私が話したのはそのことです。

少し厳しかったかもしれません。でも今自分に厳しくしなければいつ厳しくするのか、

「今頑張らずに、いつ頑張る!」

の精神を持ってもらいたい。

それが私の本当に彼らに伝えたかったことでした。

22日(木)出欠状況

12月22日(木)の出欠状況を『塾生専用ページ』に掲載しました。

2011年12月21日水曜日

21日出席状況

12月21日(水)の出席状況を『塾生専用ページ』に掲載しました。ご確認ください。

進路への悩み

自分の進路は自分で決める・・・これは

「鉄則」

です。

どんなに良いアドバイスをもらったとしても、どんなに細かい資料を手に入れたとしても、最終的に自分の進路を決定するのは

「自分自身」

でしかあり得ないのです。

医進塾の塾生と話しをしていると、案外そこが不明確になっているのではないか、と思われることが多々あります。

「これ以上先に踏み込んだアドバイスは、プライバシーの侵害になるから・・・」

と思ってこちらが遠慮しているのに、その点についての指針をダイレクトに求められて、あっけに取られることがあるのです。

・安全校はどこにするのがベストか。

・日程の重なりを考慮して第一志望校群をどのように考えるか。

・受験料を考えて受験大学を絞るべきかどうか。

・資格はいろいろ取れるが、いわゆる「一流」とはみなされていない大学と、「一流」にランクされてはいるが取れる資格が少ない大学と、どちらを受けたらよいか。

・地方と東京周辺の大学の、どちらを優先すべきか。

・・・等々、切がないほどです。

塾生が求める限り、私たちはできるだけ具体的な理由を挙げて説明します。進路選択に失敗した先輩(第一志望に入ったのに、自分の希望通りの勉強ができなかったという例)の話しもしますし、逆に思いもかけずうまくいった例(安全校にしか入れなかったが、入ってみたらあまりに居心地がよいので逆に喜んでいるという例)についても話しをします。

そんな中で私が感じるのは、自分の頭で考えて悩んでいる人にとっては、どのようなアドバイスも有効に働くし、最初から考えることを放棄してしまっている(他人任せの)進路決定をするタイプの人には、どんなアドバイスも無駄で、かつ有害なことがあるということなのです。

医進塾の生徒は、皆素直で非常に真面目で真剣です。

だからこそ、最後の「ツメ」の部分は、沢山の人の意見を参考にしつつも、

「自分で決める!」

という態度を貫いて欲しいと思うものです。

冬期講習終了

今日で約3週間に亘った「冬期講習」が終了します。終わってしまえばあっという間・・・はいつものことです(笑)。

22日、24日は午前・午後とも「数学SS]「理科SS」が入り、今までの3週間で学んだすべての部分についての復習をしてもらいます。質問するために各教科・科目の先生方が傍にいてくれるのですから、積極的に利用してくれることを期待します。

24日夜の講座に「センター対策国語」が入るのは予定通りです。

合宿までの短い期間を有効に使いましょう。

Very Good!・・・

私が高校生のころですから、もう40年以上前の話しです。

当時は予備校の模擬試験などは数えるほどしかありませんでした。現役高校生が受験する模擬試験としては、大手出版社であるO社の全国模試が普通でした。

ある時私が受けた模擬試験が返却されました。数学や国語はさておき、英語はたまたま99点という点数で、全国で1位を取ることができたのでした。大して高い得点を期待したわけではなかったので、試験が返ってきたときには自分の目が信じられず、とても嬉しかったことを覚えています。

中でも返却された答案用紙の私の名前の上に、採点官が朱色のペンで大きく「Very Good!」と書いてくれていたのが、今でもはっきりと記憶に残っています。

採点官にとっては、採点上のごくありふれた処理の一つだったのでしょう。採点時をしているとき、90点以上はGood,95点以上はVery Goodと書く、というような決まりが、もしかしたらあったのかもしれません。

もちろんその採点官がだれだか私は知りません。今から40年も前のことですので、もうこの世にはいないかもしれません。自分が誰の答案にVery Goodと書いたかなどは、たとえ存命であったとしても覚えているはずなどないことなのです。

でもその方が書いてくれたこの「Very Good!」の一言は、それから長く私を支えてくれることになりました。

英語が自分の明確な得意科目になったのも、将来は英語・英文学に方面に進路を決めようと思ったのも、考えてみるとあの時の試験の結果、つまりあの「Very Good!」のお陰だったのかもしれないと思うことすらあるほどです。

人の言葉は本当に不思議です。

子供たちと話していると、自分の言葉の無力さを日々嫌になるほど感じることがあり、

「人の言葉というのはまことに不便なもの。あたら言葉にしたために通じない心というものがある。いやはや、全く持って人の言葉はむなしいものよ・・・」(池波正太郎『剣客商売』)

などという部分に、強く共感を感じることもあります。

ですが、それとは反対に、たった一言の言葉、単語が、人の一生を支え、力づけることもあるのではないかと思うのです。

書いた人、言った人には全くその気がないのに、その人の言葉が強く相手の心に残り、結局はその人の一生を最後まで支えるものとなることもある・・・。

まさにこのことだと思います。

私は30年以上『教職』という立場にあります。教師は「ことば」が全てです。自分の「ことば」にそれなりの意味を読み取ってもらえるような話し・語りかけを、常に生徒に対してして行かねばなりません。

それは授業のときだけでなく、普段の何気ない会話の場面でも全く同じです。

そう思うと、私は今まで自分の言葉で果たしてどれだけの人を傷つけてきたか、思うだけでも恐ろしくなるほどです。

せめてこれからは、私にVery Goodと書いてくれた採点官ように、その人を将来にわたって支え、元気付け、生かすような言葉を伝えてゆきたいとは願っていますが、道は遠く険しいようです・・・。

でも、

「諦めてはいけない!」

のでしょうね(笑)。

これが私の自分へのチャレンジであるとしたら、勇気を持って乗り越えてゆきたいと考えています。

Who Dares Wins!  「勇気あるものが勝利する!」

は決して生徒に対していうだけの言葉ではないはずですから・・・(笑)。

2011年12月20日火曜日

合宿準備完了

来週開講される『医進塾「合格!」冬期合宿』の準備がほぼ完了しました。

教材関係準備、部屋割当、受講クラスと教室配当などが終わり、あとは開講を待つばかりとなっています。

※「受講クラスと教室配当」は『塾生専用ページ』に掲載してあります。

今日になっても体調の不良を訴える人が何名かおり、ちょっと心配なところです。でも前回の夏期合宿も開講直前に体調を崩した人もいて、心配はしたものの、最終的には問題なく終わりましたので、今回も大丈夫だろうと、楽観的に構えています(笑)。

塾全体が次第に「合宿一色」になって来つつあるところです。

合宿の期間は、医進塾は閉鎖となります。

お急ぎの問い合わせがある場合は、私の携帯電話に直接連絡いただければ、こちらから馬場の事務室に連絡し対応するようになっています。

何かあればご連絡をお願いいたします。

先ほどセミナーハウスの係りの方から連絡があり、

「準備万端整っております。お待ちしております!」

とのことでした。

26日まで、緊張感を保ち続けて勉強に励んでもらいたいと思います。

医進11冬期合宿授業スケジュール

『塾生専用ページ』に、冬期合宿授業スケジュールを掲載しました。各自で確認してください。

これは予定ですので、実際には若干の変更がある可能性があります。

12月20日の出欠状況

12月20日(火)の出欠状況を『塾生専用ページ』に掲載しました。

2011年12月19日月曜日

個別指導の残り回数について

個別指導を取っている塾生には、自分の個別指導回数があと何回残っているかということを集計して、本日配付しました。

コースによって個別の回数が異なりますし、後付で個別指導を依頼した人もいますので一概には言えませんが、全体としてはほぼ平均的な消化率(80%程度)です。

これから試験本番が近くなるに連れて、一般的な教科指導よりも「ダイレクトにここが聞きたい!」という場合が多くなってくると思います。

定期的に数学、理科などのSSをおく予定を組んでいます。それを利用しつつ、個別指導を平行して上手に使って欲しいと思います。

回数が沢山残っている方は、今まで以上にそれらを有効に使うよう、担当の先生とよく相談してください。規定の回数の範囲内であれば今までの教科・科目以外に使うことも十分に可能です。

個別指導を上手に利用して、ファイナルダッシュをしてもらいたいと思います。

12月19日の出欠状況

本日19日の出欠状況を『塾生専用ページ』に掲載しました。ご確認ください。

冬期講習第5ターム開講

先週後半は「英語漬」でした。
今日からはまた「数学漬」の三日間です。午前・午後は「数学特訓」、夜間が「化学特訓」になります。

月火水の三日間「数学」で徹底的にしごかれて、木曜日と土曜日が「数学」「生物」を中心としたSS.同じく土曜日夕刻は「センター対策国語」がおかれています。

23日はめったにないお休みですので、「復習:問題点・弱点の把握」に使ってください。

授業の合間を縫って「個別指導」が入る人もいると思います。時間をうまく使い、個別指導の時には「個別」でなければできないことをするようにしましょう。

来週の今頃は、全員が合宿施設である「セミナーハウス」に向かっているころです。

この一週間は医進塾にいても

「合宿をしている気持ち」

で集中学習に励んでもらいたいと思います。

2011年12月18日日曜日

合宿前1週間!

明日は『冬期合宿』1週間前です。

合宿という『特別集中訓練』は、もちろん参加するだけでも大きな力になります。でも一番大事なことは、『合宿「前」勉強』と『合宿「後」勉強』なのだということは、案外知られていないことです。

「合宿に参加しさえすればなんとかなる」

というような不届きなことを考えている人はいないと思います(笑)。でも案外自分の気持ちのなかにそれに近いものを持っている人もいるのではないでしょうか。

合宿は学習効果の高い「特別訓練」であり、その効果は十分に大きいのですが、できればその効果をただの100ではなく、150、200、あるいは300にまで高めたいものです。

合宿前の勉強で、熱心に、集中して学力をつけ、かつ自分の弱点を把握し、合宿後の勉強でその弱点を徹底的な反復練習で乗り越えておく・・・という勉強の態勢が取れれば、言うことはありません。

医進塾では、そのために今週末の二日間を主要教科の「SS」に充てており、合宿後の正月特訓も内容はすべて「SS」を基本にしています。

あまり出来が悪ければ、別途それなりの教材を渡されることもありますが、そうでなければ最初から最後まですべて、専門講師の指導の下に自分の勉強を自分のペースで積み重ねることが可能だということなのです。

「自分のペース」と言いましたが、それは「のんびり・ゆっくり」とは正反対です。それなりの時間の制約もあり、課題の質も今まで以上のものになっていますから、決して気は抜けません。

その意味でも、合宿前のこの時期が、

「非常に大切!」

であることを塾生全員にしっかりと理解してもらいたいのです。

この時期を勉強一本槍に、余計なことを考えず過ごせた人だけが、その後の合宿を最大限有効に使え、合宿を有効に使えた人が、そのあとの正月特訓を完全に自分のものにできるのだということです。

明日からの「合宿前1週間」は、ですから、健康管理も含めて、特別に大切な時期だということなのです。

医学部コース面接個別練習

先週から主に朝の時間帯を使い、医学部コース生に対して面接の個別練習をしています。現在まででほぼ半数が終了しました。終了と言っても「第1回の終了」であって、その時に出された「課題」を、各自が第2回の練習までにこなしてこなければなりません。

医学部を目指す理由は千差万別です。ですがその理由を、相手に「説得的に伝える」ためには、ある一定の「説得のルール」を守った言い方をしなければなりません。C/Pの目的はそこにあります。

⇒ http://wasedazemi-ishinjuku.blogspot.com/2011/12/private.html

今までに第1回を終わらせた塾生にはそれぞれの課題を課しましたが、その課題には次のようなある一定の共通点が見いだせました。

獣医学部の生徒の面接練習時にも同じようなことを感じたことがあります。もしかしたらそこが塾生全体に共通する、

「弱点」

なのかもしれません。

1.話がセンチメンタルに流れすぎる傾向があります。

「小学校時代に大きな病気をした。その病気を治してくれたドクターや看護師の方々に憧れを持った。自分もそのような仕事に就きたいと思ったので、医学部に入ろうと思った」

であるとか、

「子供の頃に飼っていた仔犬が怪我をした。その怪我を上手に治してくれた獣医の先生のように、自分もないたいと思ったので獣医学部を目指す」

というような理由がそれにあたります。

その事柄自体は悪くありません。それだけの大きな意味がその人にはあったのだろうということはよく理解できます。

ですが、それはあくまで

「その人本人にとって」

なのであって、その時に自分がどう感じたかを周りの人(特に面接官)がそのまま理解してくれると思ったら大きな間違いです。

たとえ自分にとってどれだけ大きな意味がある(あった)出来事であっても、それを相手に理解してもらうためには、クリアしなければならないハードルが沢山あります。

それは1,2学期のC/Pで十分に教えてきたつもりでしたが、まだまだ

「身についている」

とは言えないようです。

2.自分が入ろうとしている第一志望の大学についての基礎知識不足が目立ちます。

自分が入ろうとしている大学については、受験生としてできる範囲で徹底的に調べておくことが「礼儀」でもあります。

基礎的な知識の不足から、自分が将来やりたいと思っている内容と大学との親和性が低いのではないかと相手(面接官)におもわれては、何のための面接かわかりません。

面接はあくまで自分をきちんと

「相手に伝え」

その結果として相手に

「行動の変革」(受験生の場合であれば「合格」を勝ち取るということ)

を起こさせるのが目的ですから、面接をしたが故にかえってその大学に入れなくなったというようなことが起こったら、今までの時間と努力が無駄になります。

その意味でも、絶対必須の「知識」のレベルはクリアしておかねばならないのです。

大学への基礎知識と言っても、決して難しことではありません。たとえば面接練習の時に私は何人かの方に、

「大学の掲げる教育目標」

について聞きました。

実際の場ではどうあれ、それがその大学・医学部の社会にj対する「ミッション」であり教育行為の具体的「ビジョン」であるからです。

ストレートに答えられた人は、一人もいませんでした。これには驚きました。

一人一回15分、多くても週に2~3回程度の練習です。今まで積み重ねてきた「教科学習」に、最後に

「味付け」

するのがこの「面接」なのです。

今までC/Pをきちんと受講してきた人にとっては、今からでも十分に間に合うことです。課題は難しいかもしれませんが、気後れすることなく積極的にチャレンジしてもらいたいと思います。

2011年12月17日土曜日

冬至近し・・・。

朝はいつも6時過ぎにおきます。特に最近朝の暗さに驚きます。夏だったら6時といったらもう完全に夜が明けて明るくなっている時ですから。

自宅を出るのは六時半から七時の間です。塾に着くのは7時半前後。今日は到着したらもう6人の塾生が自分の勉強をしていました。いつもの顔ぶれです。

ついたころからメールや電話で「欠席連絡」が入り始めます。連絡がない場合は、9時まで待ってこちらからメールや電話をかけます。ストレートに返事が返ってくるのは半分くらいでしょうか。残りの人は、「寝てて気づきませんでした」というような理由で、昼過ぎになってからメールをくれたりします。

それでも無断で遅刻したり、欠席したりするよりはよいと思っています。

当日欠席の場合、一番気にするのが「個別指導」。よほどの理由と事情がない限り、「当日キャンセル」は一回分の指導としてコマ数が消費されます。とてももったいないです。

出欠席をまとめて講師室に連絡。先生方はそれを見て必要に応じて教材数を調整したりします。早めに欠席者のレターケースに教材を入れ、自分でやって見てからその先生のSS(Self-Study)の時間に質問に来るように指示したりします。

今日は土曜日ですので、本来ならば9時からHRが開催されるところですが、特に大事な連絡がないということと、並行して医学部コース生のためのC/P-Private「個別練習」が行われているために、本日は中止となりました。

このような場合、必要な連絡は主としてメールで行われます。

朝の暗いうちから自分の席にすわり、机に向き合っている生徒たちは、きっと来年春の自分たちの「合格」を信じて黙々と勉強に励んでいるに違いありません。

今日も欠席の多い朝です(欠席・遅刻は『塾生専用ページ』に掲載してあります)。ここに来て医進11の中にも、本当に脇目も振らず一心に勉強に集中し始めたタイプと、少なくとも外見にはそう思えないタイプとが二分してきたようにも思います。

休んでいる人たちは今頃何を考えているのかな・・・と思わずため息が出ました。

2011年12月16日金曜日

へんな写真(ぱーと3)

医進の卒業生や昔の教え子たちが、よくメールでいろいろな画像を送ってくれます。

これもそうです(笑)。

良く見ればな~んだなんですが、一瞬ギョっとしますね。

私も教科書の挿絵に良くいたずらしたものですが、これはセンスがいいですね。
芥川も苦笑しているのではないでしょうか。


どこで見つけるのか知りませんが、いろんな画像があるものです。

ちょっとした気分転換にどうぞ・・・(笑)。

今日の医進塾

今日は欠席の嵐でした。

欠席 7名
遅刻 2名
早退 2名

早い人は6時半前から欠席連絡をしてきてくれました。遅い人は12時半になってから「具合が悪いので休みます」という連絡をくれました。8時半の時点でタイムカードにチェックがなく、理由連絡もない人はこちらから必ず電話かメールを出します。その返事が12時半とは・・・(苦笑)。

体調不良は仕方がないので、こじらせないようにゆっくりお休みを取るに限ります。ただそれが「連日」となると、何かそこには特別な理由があるようにも思えてきます。

メンタルなものがその殆どを占めるのでしょう。

メンタルなものはメンタルなやり方で治すのがベストです。簡単に言えば「仲間とのつながりの中で」治してゆくというやり方です。

朝多少具合が悪くても、何とか塾までくれば仲間がいて、その仲間といろいろな話をしているうちに不定愁訴などは治ってしまうものなのです。

それでも治らないような病気は、なるべく早く病院に行き適切な対応をしなければなりません。

今日からしばらくの間、連日の欠席・遅刻を『塾生専用ページ』に出すようにしますので、保護者の皆様のご確認をお願いいたします。

2011年12月15日木曜日

セミナーハウス内教室画像

『つくばセミナーハウス』で実際に使用する教室の内部画像を「塾生専用ページ」に載せました。写真ですので、奥行きが深く写りすぎているものもありますが、実際にはどの教室も非常に清潔で使いやすく、今まで5年以上使ってきてクレームがあった例はありません。

自習室として使う「大セミナールーム」には、各自に十分な余裕とゆとりがあります。

合宿時には前回の夏合宿と同様に『合宿実況中継』を行います。最後の最後まで努力を重ねる医進塾の塾生に声援をお願いします!

冬期講習第4ターム開講

今日から冬期講習第4タームが始まりました。

昨日までの数学漬けとは異なり、今日からは「英語漬け」になります(笑)。

午前が「英語」、午後の授業は「生物」「物理」です。
英語と生物は特別な塾生以外ほとんどの人が取りますので、今まで以上に集中した勉強が開始されることになります。

1.2時限目 医学部・獣医学部「英語」
3.4時限目 医系「生物」・「物理」総合演習

夜間は自分の勉強時間として使える、貴重な期間でもあります。

こういう時間を有効に使ってもらいたいものです。


今朝は昨日風邪で休んだT尾くんも元気に登校してくれました。

長期で休んでいる方がいるのが気になるところです。合宿までには元通りの体調に戻してくれるよう祈ります。

これが終われば冬期合宿まであと一週間です。

2011年12月14日水曜日

坂の上の雲again

私が『坂の上の雲』をとても気に入っている理由の一つは、登場人物と医進塾の塾生とを頭の中でダブらせてしまうからかもしれません。

秋山好古、真之の兄弟、それに正岡子規の三人について、司馬遼太郎は次のように書きます。

『彼らは、明治という時代人の体質で、前をのみ見つめながら歩く。

登ってゆく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、

それのみを見つめて坂を登って行くであろう。』

⇒ http://www.youtube.com/watch?v=j6Jwc4S3idI

連日の厳しい授業に耐えながら、自分の将来の姿を思い、「絶対」という保証の無い入学試験に向けて前をのみ見つめて『受験』という坂を登って行く彼らの姿は、私にはどうしても上記の三人の姿に重なるのです。

特に彼らは自分の将来を『命に関わる仕事』につくと思い定めています。大学に入ることが、他の文系(あるいは医系以外の理系も含めて)の生徒と、根本的に異なった意味を持つのが医進塾の塾生たちなのです。

何としても、最後の最後まで応援・指導し続けて行きたいと思います。

医学部面接対策(C/P private)

12月に入ってからのC/Pは、「個別練習」と「グループ面接対策」に分けて、二部構成で実施しています。

個別面談は早朝8時過ぎから一人15分、グループ面接対策は定期的に特定の議題でのディスカッション形式をとりながら進めています。こちらは一回50分程度です。

1学期から「プレゼンテーション」指導の一環として進めてきたC/Pですので、みなある程度のことはきちんと発表も表現もできるようにはなっています。

それはそれで非常に頼もしい一方、志望大学についての基本的情報の欠如からくる、「言いよどみ」「不適切な間のとりかた」、あるいは非論理的な話し方(最初と最後で言っていることが違う)などがよく指摘され、この面では「まだまだ」感が残ります。

それでも、いきなり今の段階から面接練習に入る場合とは違い、一言いえば大体こちらの意図は把握してくれる生徒も多く、その分、指導しがいがあるとも言えます。

このC/Pや面接練習を好まない生徒もいます。

彼らに言わせると、

「面接の訓練・練習などより、まずは一次試験に合格することが大事。面接の練習などに時間をとっていられない。一次に受かってから考えればよい」

ということなのだそうです。

お説は「ごもっとも」(笑)なのですが、実際にはそうはうまくは行きません。

医学部入試の場合、一般的に「一次試験発表」から「二次面接」までは、ほんの数日、長くて一週間程度しかありません。その期間で自分の言いたいことをきちんといえるような練習をし、一定の効果をあげることは、

「不可能」

だからです。

勢いこの時期でやることと言えば、

「過去問を調べて、模範解答を作り、それを暗記する」

という、きわめて愚劣な練習に終始することになります。

試験官は毎年々々何百人という受験生を面接している人たちです。付け焼刃の「模範解答の暗記」など、たちどころに見抜かれて意地悪な突込みをされ、しどろもどろになるのが落ちなのです。

1次試験、2次試験を、量の多寡はあれ、平等にバランスよく勉強・練習を続けることがベストであることは言う必要もないほどです。

一回15分程度の個別練習ですが、終わったときは汗をかいているほど集中する練習です。

面接練習を通じて、自分が入りたいと思っている大学に

「なぜ」

入りたいと思ったのかを、冷静に振り返ることができます。

その結果として、改めてやる気を奮い起こし、教科の勉強にもよい影響を与えることが多々あるようです。

大変かもしれませんが、全員が最後まで面接練習にもついてきてもらいたいと強く願います。

戦艦三笠


なんだか殆ど私の『趣味の世界』のようですが・・・笑。

上の写真が日本海軍が購入した当初の『三笠』の写真です。
右正面からの写真です。


下のこの写真が、現在横須賀市に『記念艦三笠』として残されているものです。左後方からの画像ですので、上の写真とはちょうど逆から撮っていることになります。


中甲板以下は当時のままです。『参謀室』『艦長室』『士官室』『連合艦隊司令長官室』などは、当時のまま残されています。画像の一番右端、ドアが開いている部分が『指令長官室』になります。

残念ながら上甲板の主砲や艦橋、マストなどはみな戦後になってから、当時の設計図を元に復元したもので、本物ではありません。それでも大きさなどは寸分違わずに再生したということなので、当時の気分をそのまま味わえるようになっています。

NHK『坂の上の雲』の大ヒットを受けて横須賀市もこの『記念艦三笠』の観光資源としての価値を再認識したようで、横須賀中央駅から三笠までの1キロほどの距離には、様々な趣向がこらされているとのことです。

あまり観光地化すると、大体ろくなことがないので(笑)、私としてはうれしいやら残念やら、複雑な気持ちです。

でも近いうちに時間を見て訪れたいとは思っています。

戦艦三笠のブリッジ(上の写真の右側マストの下部、二本ある煙突のうち右側の傍)に上った時の最初の印象は、

「こんなに小さい船だったのか・・・」

というものでした。

規模においては『戦艦大和』の半分弱にしかなりません。こんなに小さな戦艦で、良くもまぁ大ロシア帝国自慢の『バルチック艦隊』を全滅させたものだと驚くと同時に、それだけ当時の軍人の「質」が高かったということでもあろうと思った次第です。

このあたり、詳しいことは『坂の上の雲』の次回「敵艦見ゆ」、次々回「日本海海戦」をご覧ください・・・(笑)。

なんだかNHKの宣伝になってしまいましたが・・・(笑)。

2011年12月13日火曜日

The Impossible Dream

今までに何度か書いたことだと思いましたが、見当たらないので改めて書きます。
私の大好きな映画「The Man of La Mancha」(ラ・マンチャの男)の主題歌です。

同時に、医進塾の塾生にも、映画やミュージカルをいつか見てもらいたいと思います。

映画ではピーターオトゥール、劇では松本幸四郎の演技が光っていました。


The Impossible Dream

To dream the impossible dream
To fight the unbeatable foe
To bear with unbearable sorrow
To run where the brave dare not go
To right the unrightable wrong
To love pure and chaste from afar
To try when your arms are too weary
To reach the unreachable star
This is my quest
To follow that star
No matter how hopeless
No matter how far
To fight for the right
Without question or pause
To be willing to march into Hell
For a heavenly cause
And I know if I'll only be true
To this glorious quest
That my heart will lie peaceful and calm
When I'm laid to my rest
And the world will be better for this
That one man, scorned and covered with scars
Still strove with his last ounce of courage
To reach the unreachable star
      [日本語]

    夢は稔り難く
    敵は数多なりとも
    胸に悲しみを秘めて
    我は勇みて行かん

    道は極め難く
    腕は疲れ果つとも
    遠き星をめざして
    我は歩み続けん

    これこそは我が宿命
    汚れ果てし この世から
    正しきを救うために

    如何に望み薄く 遥かなりとも
    やがて いつの日か光満ちて
    永遠の眠りに就く時来らん

    たとえ傷つくとも
    力ふり絞りて
    我は歩み続けん
    あの星の許

蜜柑のプレゼント

医進塾塾生のために、K村さんのお宅から「蜜柑1箱」!のプレゼントがありました(笑)。

医進塾には、生徒の皆さんへということで、お菓子をいただくことは多く、感謝のうちにいただいておりますが、今回のような「蜜柑1箱」というプレゼントは初めてです(笑)。

皆さん、いただいた蜜柑でビタミンCを補給して、風邪にまけないようにいたしましょう!

K村さん、ありがとうございました!


いただいた蜜柑です(笑)。



冬期講習第3ターム

12日の月曜日から、冬期講習第3タームが開講されています。このタームも、化学選択者にとってはきつい三日間になりそうです。

1,2時限 数学(数ⅢCまで)
3,4時限 数学(数ⅡBまで)
5,6時限 化学(医系総合化学)

先週の第2タームは午前午後が「英語」、5,6時限は「生物」「物理」でした。今日からの三日間は「数学」と「化学」です。

理科1科目の方はよいとして、大変なのは医学部コースです。間に一日休みが入ったとは言え、これから合宿までは連続して1時限目から6時限目まで授業が入ります。

医進の場合、授業とは言っても講義だけではなく途中でいろいろな形で「演習」が入りますから、質問をする時間もなく授業ばかりということにはなりません。

それでも朝の9時から夜の9時まで、継続して講座が続くということは、体力的にも大変な「苦行」かもしれません。でもそこが「考え方」でずいぶんと変わってくるのです。

「やりたくもないことを、嫌々やらされている」

と思えば「苦行」であっても、同じことを、

「自分を高めるためのハードル」

として捉え、そこを乗り越えることに生きがいを感じつつ、

「前向き」

に受け止められたら、それは「苦行」であるよりも「成長への階段」として理解されるようになるからです。

私が余計なことを言わなくても、医進塾の生徒はみなそのようなことはとっくに

『理解』

してくれている、と信じたいところです。

猫パンチの動画(笑)

あまりにかわいいので、Upします(笑)。
教え子のO部M子さんのFBに載っていたものです。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=bcXhYb7Ymd4#!

こういう動画を見ると

「動物って、何を考えているのだろう」

と思います。

本能に支配されている動物の行動には、類人猿以外であればいわゆる『思考力』はないのかもしれませんが、とてもそう思えないような動画ですね(笑)。

2011年12月12日月曜日

月食と宇宙の広がり

皆既月食があったそうです。

「そうです」というのは、その日は私が早くに寝てしまって月食そのものを見る機会がなかったからです(汗)。

月食、日食をはるか昔理科の時間に習ったとき、非常な違和感がありました。先生が黒板に書いてくださった図(月と太陽の間に地球が入ったり、地球と太陽との間に月が入ったりという、例の図です)まで正確に思い出せるのにも関わらず、その説明から、

「生活実感」

というものが沸いてこないことへの違和感だったと思います。

地球と太陽との距離は一億五千万キロで、この距離のことを「1天文単位」というのだということまで教わったはずなのですが、「一億五千万キロ」って、実際どの位の距離なのでしょう。

確かに数字としては存在します。ですが私たちの生活の中で問題になるような距離とは、基本的にかけ離れているということは間違いありません。

想像や空想の幅(少なくとも小学生だった私の)をはるかに超えたこの距離の間に、

「影が映る」

というようなきわめて、

「日常生活的」

な表現が果たしてそのまま使えるのだろうか、と、私には思えたのでした。

それはその後、ある雑誌の記事でますます強くなった思いでした。

当時『科学』という雑誌があり、なぜだか知りませんが、私はそれを小学校くらいから読んでいました。おそらく父親がどこからか手に入れたものだったと思います。普通の書店では見かけない雑誌で、なんとなく「その辺の雑誌とは違う」というようなイメージがありました。

あるときその雑誌の特集で「太陽系を実感する」というようなタイトルのものがありました。中学校の校庭を太陽系に見立てて、そこに同じ縮約で太陽やら地球やらを置いたらどうなるか、という内容の記事でした。

見開きいっぱいの写真が載せてあり、そこの中心に「太陽」がおかれ、あとは配列順に星が置かれているはずでした。

私が驚愕したことに、「太陽」は、なんと、かなり大きな校庭の真ん中におかれた「林檎」一つだったのです。「太陽」がそれですから、他の惑星(地球を含めて)は推して知るべし。太陽系で一番小さな「水星」などは、米粒のそのまた十分の一程度しかありません。

巨大な校庭の真ん中に置かれた林檎、そこから何十メートルも離れた場所に置かれた「ひとかけらの米粒」や「ピンの頭」、その間には何も存在しない虚無的な空間、

「これが太陽系っていうものなのか・・・」

まさにこのことでした。

ではこの星と星の間には何があるのか・・・、当時の理科の先生に聞いても、

「まぁ、ガスとか星屑とかいろいろだなぁ」

と言われるだけで、本当のことは教えてもらえませんでした(教えても分からないと思ったのかもしれませんが・・・汗)。

この写真を見てから、私の先ほどの(影が映るというような日常生活的な感覚が宇宙空間に持ち込まれることへの)違和感は、ますます強いものとなったように覚えています。

結局その違和感は大学に入るまで解消しませんでした。それが一応頭の中でなんとなく納得できるように落ち着いたのは、大学での「自然科学史」で教わった「ニュートン力学」のおかげでした。

その「自然科学史」はとても面白い講義で、私が「理論史」というものに興味を持ったのはこの講座のお陰です。

「ニュートン力学」によって完成された「古典力学」が、アインシュタインの「相対性理論」によって大きく修正され、それがまた「場の理論」によって修正を加えられて現在に至るという、大きく言えば「人間の知性の歴史」のような内容の講義には、本当にわくわくし、次回の講義が待ち遠しかったことを思い出します(当初受講登録していた200人の学生が、最後には20人になってしまったので、もしかしたら面白がっていたのでは私だけだったかもしれません・笑)。

私が大学での一般教養科目を重視するのはこんな個人的な体験があるからです。

今の世の中は「専門家」の時代です。

特に医師・獣医師は専門家の中でも特に専門性の高い職業ですから、入学当初よりいろいろな専門科目を履修させられるのは

「当然のこと」

かもしれませんし、学生もそれを求めると思います。

でも、人間には、単純な専門性だけでは解決のできない、

「生き方の幅」

というものがあることもまた事実ではないでしょうか。

私が医進塾の生徒たちに、

「理科系の君たちこそ、きちんと文学を読んでおきなさい」

と勧めるのは、こんな理由からです。

今は無理かもしれません。でも合格したら、ぜひ入学までの時間を、自分の人間としての幅を広げるために使ってもらいたいと思います。

理科系の方が、自分の専門知識以外に、

「この作家のこの作品は、いいですねぇ」

などと言えたら素敵ではありませんか(笑)。

月食からいろいろなことを考えた一日でした。

2011年12月11日日曜日

坂の上の雲

昨年の冬期合宿の夜でした。12月28日のことです。
全員が集まり、夜のミーティングが始まるという時に、私は次のような話をしました。

############

「司馬遼太郎の作品に『坂の上の雲』とうい小説があります。明治の初期、日本を列強諸国の支配の下に置くことを潔しとせず、命をかけて日本の独立と自立とを守った軍人二人と、その友人一人の物語です。

『坂の上の雲』、実によい題名ではないでしょうか。

私はこの題名を見るたびに、みなさんのことを思うのです。明治時代の彼らは、坂の上にある一朶の雲を目指し、時代の坂をまっすぐに脇目もふらず登っていった人たちでした。

君たちはどうでしょう。

あと二週間後に迫ったセンターテスト、一ヶ月後に待ち構える一般入試・・・その向こうに何を見ているでしょう。

自分が将来どのような医師、獣医師となるのか、それを夢見ているのではないでしょうか。その夢こそが、みなさんにとっての「坂の上の雲」なのです。

どうか入学試験を、まっすぐに見つめてください。同時に入学試験だけでなく、その向こうにあるみなさんの『夢』も、試験を通して、見つめてください。

それができれば、これから最後のツメの時期の、厳しいプレッシャーに負けるはずはないのです。

『入試』を通してその向こうの『夢』をみましょう。」

############

そのあとに全員に聴かせたのが、NHKのドラマ『坂の上の雲』の主題歌だったのです。

改めて、歌詞だけですが、読んでいただければと思います。

以下、『坂の上の雲』の主題歌の歌詞です。

♫Stand Alone

小さな光が 歩んだ道を照らす

希望のつぼみが 遠くを見つめていた

迷い悩むほど 人は強さを掴むから 夢を見る

凛として旅立つ 一朶の雲を目指し



あなたと歩んだ あの日の道を探す

一人の祈りが 心をつないでゆく

空に 手を広げ 降注ぐ光集めて

友に 届けと放てば 夢叶う

はてなき想いを 明日の風に乗せて



私は信じる 新たな時がめぐる

凛として旅立つ 一朶の雲を目指し

2011年12月10日土曜日

地獄のメディカルテスト(笑)

冬期合宿終了が12月31日の昼。

冬期合宿の後の「正月特訓」が終わると、いよいよ医進塾での最後のテストである『地獄のメディカルテスト』(笑)が行われます。

どこが『地獄』かというと・・・(笑)、

数学 3時間 200点

英語 3時間 200点

理科 1科目 2時間 200点

というこの時間の長さです。

この「最後」のメディカルテスト、獣医学部コース生は合計8時間、医学部コース生は合計10時間の「マラソン試験」となります。

出題範囲は「習ったところすべて」。

出題形式は「考えられる限り、全ての形式

です。

出題する方も、今までは時間の制限や満点の制限があって出せなかったような問題を、すべて出題ができます。易しいものから超のつく難問に至るまで、入試で扱われる可能性のあるものは、その全てをぶつけてくるのが、この最後の「地獄のメディカルテスト」なのです。

能力、体力もさることながら、最後まで集中力が持つかどうか、それが一番大事な部分です。途中で「切れて」しまったら、もうそこで終わり。

その代わり、この試験を無事終えたあとは、通常では考えられないような、

「自信」

がつくこと間違いなしです。

200点のうち100点は「センターテスト予想問題」、あとの100点が「予想問題」です。

やりがいはあると思います。

あとは塾生の「気力」のみ。

出題する側と解答する側の、

真剣勝負

がこの「ラストメディカル」です。

そのつもりでこれからの冬期講習後半、冬期合宿に臨んでもらいたいと思います。

今日の医進塾

冬期講習も第2タームが終わり、明日はしばし休息の時・・・となるのでしょうか。あるいはこの一週間でこなしきれなかった問題の総復習に充てる時間となるのでしょうか。

生徒の表情を見ていると、どうも後者の可能性が高いようではありますが(笑)。特に後半三日は英語が4コマ、それに生物2コマの6連続授業だった人も多かったことでしょう。復習にきちんと時間がとれているか、本当に心配なところです。

ほぼ零度という朝の気温から一日が始まり、昼前までは本当に寒かったですね。でも昼過ぎに少しだけ日が差し、15時ころはさすがに寒さも緩みました。

今日は16時からHR。内容はほとんどが「冬期合宿について」でした。

部屋割り表、参加者一覧表、授業時間割、科目選択の用紙も貼り出しました。あと合宿まで二週間です。

まだ最終的な結果ではありませんが、期待できる受験結果も届いています。合格した人に対して心から「おめでとう!」が言える仲間は、本当によいものだと感じます。また合格した人たちも、なんの屈託もなく一緒に授業を受けているところを見ると、

「この9ヶ月が本当に心の成長に役立ってくれた」

と改めて思います。

受験は一瞬、友情は一生です。その「一瞬」があるからこその「親友という一生の宝物」なのでしょう。

その大切な「一瞬」に向けて、皆が一緒に走り続けてきた医進塾での1年間も、いよいよ最後のそして、「最大」のツメの時期に近づいてきたようです。

2011年12月9日金曜日

40000PVへのお礼

先ほど確認したら、今日12月9日でPV(アクセス数)が40000を超えたようです。

10000PVが、3月31日、20000PVが、7月19日、30000PVが10月02日でした。

10000PVから20000PVまでが110日、20000PVから30000PVまでが76日、そして30000PVから今日の40000PVまでが38日となっています。

何度も書きましたが、このブログは商用ではないので、PVが多いからといって別段どうということはありません。広告収入が入るということでもありません(笑)。

それでも、多くの方に読んでもらえているということは、私にとって励みにもなりますし、うれしいことに変わりはありません。

駄文ばかりで誠にお恥ずかしい限りですが、今後ともよろしくお願いいたします。

いつも申し上げることではありますが、このブログには直接コメントがつけられないようになっております。ご意見、ご感想がありましたら、

megumi.toyama@gmail.com

までお送りください。

不思議な写真(新バージョン)

前回のものは右端が切れていたようです。
新しいものを載せます。
うまく載るといいのですが・・・。

2011年12月8日木曜日

メディカルテスト5数学成績発表

メディカルテスト5の「数学」平均点と上位者を『塾生専用ページ』に掲載しました。

特に数ⅢC選択の方(医学部コース+α)の成績には、非常に不安を覚えます。何とかしなければという思いになるのは(生徒もそうでしょうが)教える側も同様です。

週明けに数学科の先生方と再度協議し、なんとしてもこの点数を向上させるような方法を考えます。

不思議な写真(笑)

丘の上に出たきれいな満月を、遊び心でシャレてみた・・・というところでしょうか。

どんな人か知りませんが、こういうことを考え付く人って、ちょっとお話ししてみたいと思います(笑)。



冬期講習第2ターム「英語」開講

今日から冬期講習第2ターム「英語」が開講されました。

冬期は「文法・語法総演習」と「長文総合問題演習」とに分かれます。

この講座から、医進塾へ新しい英語の先生(S先生)が入りました。通常医進塾では、この時期からの新講師導入は避けるのですが、今まで個別指導を担当していたS先生の評判が余りに高いので、

「集団授業もぜひ!」

とお願いしたものです。

ほとんど全部のクラスを担当します(英語の先生は皆ローテーションで全部のクラスをそれぞれ内容に応じて担当することになっています)。

新しい先生に、また新しい気持ちでぶつかっていってもらいたいと思います。




今日は午前、午後が「英語」、夜間には「生物」が入ります。

6コマ通して受講する人がほとんどです。大変だろうと思いますが、「合宿の前練習」だと思い、最後まで緊張感を持ち続けてもらいたいと思います。(合宿ではこれに「夜間学習」が入ります)。


2011年12月7日水曜日

合宿施設のフロアプラン

いよいよ「冬期合宿」が近づいて来ました。
近日中に部屋割・授業教室配置・授業内容などを配付します。

合宿施設の各フロアと部屋の配置図を『塾生専用ページ』に掲載しましたので、今回初めて参加する方は、見ておいてください。

冬期講習英語クラス・教室配当(改訂版)

明日から始まる冬期講習「英語」のクラス・教室配当を、『塾生専用ページ』にアップしました。
前回掲載のものとは担当者等がかなり違っておりますので、必ず確認してください。

紙媒体のものは医進事務室前に掲示してあります。

自習室点描

医進塾の生徒にとって、「自習室」の座席は、

「自分の城」

のようなものです。特に不潔にしたりしない限り、使い方についてあれこれ言うことはしませんので、みな自分の好きなように使ってくれています。

自分の座席に「愛着」を持ってくれることが、私にとっては一番嬉しいことです。

「そこに座ると、なんとなく落ち着く」

というような席になってくれるといいのですが。

最近ポストイットや付箋などに勉強の目標を大きく書いたり、檄文のように自分を励ます文章を目の前に貼っている人が目につきます。

最後の三ヶ月を、死に物狂いで駆け抜けようとする彼ら・彼女らの気持ちがそのまま表されているように思います。

やはり女の子の席ですね(笑)。
どうも、なんだかよく分からないのですが・・・(笑)。
これも女の子の席です。
男の子の席ですが・・・(笑)。何のオブジェなんだか・・・。
「集中」と繰り返し書いてあります。一番大事なことですね。

この通り出来ていることを期待します!

獣医コースの女の子の席です。
こういう写真を毎日見ていると癒されますね。