二日ほどお休みをいただきました。
今日は8月6日、広島の原爆記念日です。
原爆の「記念」日という言い方には非常に違和感を覚えるのですが、「悲惨さを記念する」日ということだと、自分を納得させています。
もう20年以上前になりますが、小学校5年生になったばかりの息子と一緒に、広島ー長崎への父子旅行をしたことがありました。
なぜ広島、長崎を選んだのかよく覚えていないのですが、おそらくは原爆の悲惨さというものを(修学旅行などのかけあし見学ではなく)じっくり見せてやりたかったというところだったのかもしれません。
今朝のHRでのお話は、原爆についてでした。
一般的な原爆の悲惨さということよりも、患者さんを前にして何一つ医療らしいことができない状況におかれたドクターの苦しみについて話しました。
「君たちは将来、『生命』にかかわる仕事につくことが決まっている。他者の、あるいは動物の生命にかかわりを持とうをとするものは、時として自分の『生命』への配慮を忘れねばならないこともある。君たちは今その覚悟を持って勉強しているだろうか?」
『覚悟』などという古い言葉を、今の人たちはあまり使わないのかもしれません。
でも、そうとしか言えない面も確かにあるのが、医師であり獣医師という職業なのではないでしょうか。
そんなことを伝えたかったのですが、果たして伝わったかどうか・・・(笑)。