2011年8月8日月曜日

年度途中とこれから

実質的には9月末が年度の半分ですが、どうしても8月の夏期講座が「半分」という感覚になります。これは塾生も同じことのようで、最近の彼らの話の中に「あと半分だよね」というような声がよく聞かれます。

それほど4月からの勉強と夏期講座、特に合宿は大きな意味を持っているのでしょう。その合宿まであと二週間に迫りました。

合宿が終わると9月3日まで「自主学習期間」になります。この期間は授業はおかれていません。登校は自由です。各科目のSSがおかれていますので、合宿時の復習などに利用してもらえるとよいと思います。

さて、9月からの授業です。

本来は9月当初から各コース別に分かれて授業を受けることになっていました。残念ながら今の進度と理解程度ではそれが難しくなりそうです。

先日の英語、数学、理科各主任とのミーティングで、塾生全体の基礎知識の定着不足が強く指摘されたからです。

「このまま演習授業に入ると、理解できる人とできない人の差が大きすぎて、クラスのほんの一部を対象にした授業になってしまう」

これがどの先生の口からも出た不安でした。

これは今年に限ったことではなく、実は昨年も同じような傾向があり、完全コース別に分けた授業が始まったのは昨年の10月になってからでした。

そのようなわけですので、9月は指導の方針を「総復習期間」と位置づけ、合宿時の理解度と得点傾向を元にした総合的な復習・定着期間としたいと考えています。

進度がだいぶ遅れてしまった「生物」の基礎クラスの進度調整のための補講がこれからかなりの量で入ります。

英語も「基礎文法講座」が予定されています。

これで間に合うか・・・という心配が頭を去りません。ですが、間に合わせるために急ぎすぎて理解の伴わない進み方になっても何にもなりません。

「まずはきちんとした理解を」

が(特に理科系の)勉強の基本です。理系には暗記で対応できる科目がないからです。

彼らの夏期までの努力を無駄にしないためにも、こちらもできるだけのことはしてゆこうと思っています。