2008年3月25日火曜日

医学部入試問題検討

医学部(歯学部・薬学部・獣医学部)の分析をいま医進塾では行っているところです。数年に一度見直しをし、各年ごとに微調整をします。

とりあえず英語がおわりかけているところで、結果はまとめてウェブページに載せる予定です。

毎年のことで、特に改めていう必要はないのですが、やはり医療系学部には「それなりの」問題が出る、ということで英語科担当の先生方は一致しています。

①文法・構文は平易。特に込み入った文章はでない。

②単語・熟語は全体として5000語level。それ以上のランクの単語や専門的な言葉、病名などには原則として注釈が付くので心配いらない。

③特に医学部の場合に顕著なのは、英文の内容の「時事性」。最新の知識が頭に入っていないと英語がわかっても理解できない。

こんなところでしょうか。

医学部入試に出題される英文は、医学部に入ってから論文を読んだりするときに困らないような英語の基礎的知識を持っているかどうかを見るためのものですので、これは当たり前ですね。医学部の入試にShakespeareやMiltonを出しても意味がありません^_^;

みなさんに注意してもらいたいのが、むしろ③の時事性です。

これは試験の前に詰め込みで本や新聞を読んでも、どうにもならないものです。むしろ日ごろの読書や新聞、雑誌の医学関連の記事を、普段どれだけ読んでいるかにかかっていると言ってもよいでしょう。

最近はネットで簡単に最新情報が調べられるようになっています。自宅で自由にネットに接続できない人は学校や図書館で利用しましょう。医進の方は、ロッカー横のパソコンが自由に使えますので、遠慮しないで使ってください。

急がば回れ、の精神で、一週間に一度でよいのできちんと情報を整理しておくことをお勧めします。これは面接や小論文の勉強にもなるものです。