2008年3月29日土曜日

花粉の季節

もう20年前になります。春先のある日のこと、なんだか鼻がむずがゆくて目もしょぼしょぼしているのに気がつきました。

それまでは花粉症という言葉すらあまり知らなかったくらいで、英語のhay feverの訳語に「麦わら症:花粉症」とあるのを見て「なんだ、これ?」と思ったくらいです^_^;。

そのときは、あまりに涙や鼻水が止まらないものですので、病院にいって「これなんでしょうか?風邪ですかね?」と聞くと、そのお医者様は呆れた風に「れっきとした花粉症ですよ」と答えてくれました(笑)。

これが私の花粉症とのお付き合いの始まりでした。

毎年この時期になると「ヤだな」とは思うのですが、症状からすれば軽いほうで、薬できちんと抑えられるだけ幸せだと思いなさいと、その先生に言われたくらいです。

深刻な症状を持っている方もおられると聞き、花粉症はいやだけれど単に「いやだ」で済むだけまだましなのだ思うようにしています。

そんな花粉症ですが、ここ数年間の自分の症状を観察すると今までとは異なった傾向があることに気がつきます。一言でいうと体調によって症状が異なるということなのです。

アレルギー反応は免疫反応ですから体調に左右されるのは当たり前といえば当たり前ですが、ここまで違うのはちょっと驚きです。

睡眠時間をきちんととり、食事も規則的にし、適度な運動をして健康的な生活をしているときには、症状が驚くほど軽くてすむのです。

反対に仕事で徹夜が続いたり、いろいろと困ったことが連続したりして心労が重なったりするときは(特に学校では年度末にそのような問題が起こることが多いので)、いくら薬を呑んでも効かないということもあります。

同じ人間の身体なのに、この差は不思議なものです。私だけに限らず、人間の身体は、それほど外部環境の一部になりきっているということなのでしょうか。

医進塾ゼロ学期を受講している受講生の方と今定期的に面接をしています。一人の人が「午後の自習の時間は怖いくらいです。みんな真剣そのもので勉強に打ち込んでおり、その中にいると『なまけていられない!』という思いになります」と言ってくれました。

最初からあまりハイテンションで勉強にはげむと長続きしないという面も否定はできないにせよ、塾にいる間は徹底的にやろうと思っている塾生の真剣さが感じられました。

夕刻の授業に備えて午後勉強しているその真剣な雰囲気が、各自の心の中にある「怠け心」を駆逐してしまっているのでしょう。それが教室の中に入ると実感できます。

勉強は基本的には自分一人でするものです。ですがお互いに切磋琢磨しあう仲間と先生がいることが自分の意識を高めてくれます。

医進塾はそんな仲間と先生がいる塾です。