2008年3月22日土曜日

「学力伸び率」の話

医進塾は生徒の「伸び率」が誇りであり自慢なのですが、それについて、学校説明の折などに「どのくらい伸びるものでしょう」という質問をされることがよくあります。受験生や保護者の方にとって、一番気になる部分ですから、これは当たり前のことです。

一概に「絶対にこれだけ伸びます」ということはなかなか言えません。また「偏差値」は「結果」ですから、そこまでゆくプロセスをどのように分かりやすく説明すればわかっていただけるか、いつも頭を悩ませます。一口でいうと、偏差値を伸ばす方法は、逆説的ですが「偏差値にこだわらない」ということだからです。

「偏差値」は「回りとの比較」を数値換算したものに過ぎません。偏差値だけ見てもそれを伸ばすことはできません。あまり偏差値にこだわると、受験生が全国模擬試験の問題を事前に手に入れようとしたり、解答を横流ししたり、と言った非常に「非教育的」なことが起こりかねないのです。

医進塾では、もちろん全国模擬試験の成績は最大限評価します。ですが、最も大事にするのが全国模試ではなく「校内模擬試験」です。

医学部・歯学部・薬学部・獣医学部、他、医療系入試を知り尽くした各教科担当の先生方が、月に二度「既習問題50%+初見問題50%」の試験を実施します。問題の内容、levelともに、先生方の頭の中に入ったデータを120%駆使していますので、受験準備としては最上の問題になります。

全国模試の場合、最低でも数十万人の受験生が受けますので、問題に偏りがあってはなりません。文系でも理系でもどちらでも違和感なく受験できるような問題(つまりは、当たり障りのない問題・笑)が、出題のほとんどを占めます。

それはそれで価値があるとは思います。ですが医歯薬獣医・医療系と言った「母集団が小さい」場合、その中の学力偏差を調べるものとしては、甚だ不満足です。

そこで最終的に頼りになるものは、指導担当講師の経験と実績なのです。それら先生の熟練した情熱ある指導の定着度と応用力が「校内模擬試験」で確認され、確認された内容が直ちにその後の授業に反映されてゆきます。

それが結果として「大学合格」に結びつき、合格した大学の偏差値を改めて調べてみると、その受験生の最初の偏差値よりもはるかに高くなっていることが多いという、そういうことなのです。

医進塾では「偏差値にとらわれず、結果として偏差値が上がる指導をしている」というのはそういう意味です。どのくらい実際に上がっているかの実績は、個人情報ですのでここにはっきりと出せないのが残念です^_^;。昨年度の場合、伸び率の平均が全国模試偏差値で「7~8」でした。一番伸びた生徒はウェブページトップに載せてあるとおりです。

それ以外の実際の数字をお知りになりたければ、医進塾事務局(03-3205-4308)に直接お問合せいただければ、ある程度のことはお教えできると思います。

また現在の塾生は、医進塾ウェブページの「塾生専用ページ」に、お渡ししてあるuser nameとpasswordで入っていただければ、かなり詳しい伸び率一覧表が載せてあります。

先輩の努力にを見習って、みなさんも自分の限界に挑戦してみませんか!!