明日から医学部の入試が始まります。
医進からも数名が受けることになります。
もうここまできたら言うことはありません。
勝利の女神を微笑ませるのか、勝負の厳しさを思い知るのか、そのどちらかです。
私が医進の生徒に期待することはたった一つです。
「堂々と胸をはって試験場に向かい、凛とした姿勢で受験すること」
これだけです。
彼らはこの一年間、本当に努力を重ねてきました。
先生方の指導にのり、さまざまな問題をこなし、悩みや苦しみを乗り越えてここまできました。
今この段階で、何をじたばたすることがあるでしょう。
今までに学んだことを、そのままストレートに解答用紙に出せばよいのです。
間違うこともあるでしょう。
計算違いをするかもしれない。
勘違いもあるかもしれません。
その自分をすべてそのまま受け入れましょう。
間違ってもあせらず、動揺せず、直せる範囲で直して先に進めばよいことなのです。
試験は出題者との「対話」です。
堂々と対話してきましょう。
相手のご機嫌を取るようなひねこびた、卑屈な姿勢は禁物です。
向こうもそのような姿勢を期待してはいません。
最後まで自分を信じて、自分がやってきたことを信じて、先に進みましょう。
未来はそこから開けてくるものだからです。