2011年1月13日木曜日

二種類の塾生

午前中の授業(英語)が終わり、1時から午後の「生物」が始まっているところです。

一般の塾生はいまセンターテスト対策に必死になって取り組んでいます。それをそばで見ている別の塾生もいます。来年度の受験を視野に、人より半年も早く勉強に取り組み始めた生徒です。

彼らは今まで個別指導を中心に、自分の弱点を発見し、補うことを中心に勉強してきました。いきなり4月から一般生に混じって授業を受けるのではなく、事前に自分の力の確認をしておきたいという趣旨で入学した人たちです。

このタイプの塾生にとって、今のこの時期は本当に学ぶものの多い時期です。

何よりも100%入試にだけ絞った授業を、試験を間近にした人たちと一緒に受けることができます。自分ももちろん勉強をしなければなりませんが、回りの勉強にかける気持ちを見て、そこから学ぶことも大きいのです。

今年の暮れ・来年初めには、自分たちもあのような勉強をするのだ、ということが実感できるのもこの時期の特徴です。金銭には換えられない、貴重な体験のはずです。

また、試験に受かるには「これだけやればよい!」という、完全にポイントを絞った教材やプリントが配付されることも大きな収穫となります。

勉強で一番不安なことは「何を、どうやって、いつまでに、どの程度やれば」合格できるのかがわかりにくい点です。この時期に配付されるさまざまな教材プリントは、その点を明らかにするものです。

自分の4月からの勉強の組み立てもできるでしょうし、勉強時間の配分という点からも周りから教えられること、大なるものがあるのです。

現在医進塾には、4月からの入学希望者の問い合わせが相次いでいます(ほとんどが一度大学を出てから医学部・獣医学部を狙う再チャレンジ組です)。彼ら・彼女らに私が共通して言うことは「勉強が4月から始まると思ったら大間違い」ということです。

できれば早々に勉強を開始し、医進10の塾生がいるうちにこの緊迫した雰囲気を味わってもらいたいと思います。

一流の勉強をするためには、一流の雰囲気を知ることが、一番手っ取り早い準備期間となるからです。