現役生が個別指導を受けに来ている以外、閑散とした医進塾です。
こんなことは年に数回しかありません。
学生たちがいて(授業中とかで)静かな時はいくらでもありますが、今日のように人がいなくて静かだというのは、また違った雰囲気です。
いま4時。センター試験の会場では、英語(筆記)が行われている最中です。
医進塾で10ヶ月間学んできたその成果を、この短い時間で出し切ってくれることを祈ります。
それができれば、必ずよい結果になるはずだからです。
昨日の「出陣式」で、私は全員の「学習計画表」の束を返却しました。
早い人は2月から、遅い人でもい4月から、ほぼ毎日つけてきた自分の勉強の足跡です。
神経質になり勝ちなこの時期にあって、自分を一番慰めてくれるのがこの自分の勉強の記録です。
中にはいい加減に書いた日もあったかもしれません。それでもよいのです。
「あぁ、このときは少し焦り気味だったなぁ」とか、
「この時は落ち込んでいたときだったなぁ」
ということが、今、この瞬間にわかれば良いのです。細かいことはどうでもよい。今この瞬間に、一年間を必死になって走ってきた自分がわかれば、それで十分なのです。
医進塾の事務室から、いま必死に問題に向かっているだろう塾生たちを思います。
一人ひとり、自分の力を出し切れますように、入試は出題者との対話だということを忘れずに、決して一人よがりにならず、相手が求めている答えを導き出せますように。