入試も間近になり,願書の提出・受験料振込などの「事務手続き」が煩瑣になる時期です。この時期になると本当に入学試験というのは,
「書類仕事」
なのだなぁと思います。
学力があれば「合格」するというものではありません。受験のための書類を揃え,それに間違いなくすべての事項を記入し,郵便局,銀行にそれぞれ間違いなく持参して送付しなければなりません。
細かいことを言うようですが,誤字や脱字があっては受け付けてもらえないかもしれません。書類の再提出を指示されるかもしれません。
そういう面倒な手続きを乗り越えて初めて
「学力」
で勝負できる場に立てるのです。
「学力」と一言で言いますが,これもまた解答用紙という「書類」に必要事項を記載するという作業に他なりません。
不合格であれば仕方のないことで,話しはそれで終わりです。
でももし「合格!」していたとしたら,今度は「入学手続き」というものが待っており,これもまたきちんとした書類を作成して提出するという,
「書類仕事」
なのです。
書類仕事に必要なことは,決められたことを,決められたとおりに,決められた時間までに過不足と滞りなく仕上げるということです。ここで変な「独創性」を出す必要はありません(笑)。
諸外国の方々に比較して,日本人はこのような書類仕事が得意です。書類仕事が得意であるということは,チームワークが得意だということにもつながります(イコールではありませんが)。比較相対的に「単一民族」的な傾向の強い日本人の,
「強み」
でもあります。
面倒くさいことかもしれません。でもきちんと時間さえとって落ち着いてやれば,誰にでもできるのが,この「書類仕事」というものの特長です。
時間の合間に適当に・・・ではなく,ぜひともきっちりとした時間をとって,
「自分はこの大学に行くのだ!」
という思いを込めて,書類(願書等)を作成してもらいたいものだと思います。
今日のHRでは,受験校の最終調査を実施します。