私は格闘技以外のスポーツにはほとんど興味がありません。興味がないというとやっている人に失礼かもしれませんね(笑)。「出来ないから見てもよくわからない」というのが本当のところだろうと思います。
自宅にテレビがないからかもしれないのですが、野球も見ませんし、サッカーもよくわかりませんから見ないし、ラグビーやアメリカンフットボールに至っては、どうすれば点数が入るのかもわからない、要するに「運動音痴」なのだと思います(苦笑)。
そんな私ですが、今朝の新聞のニュースには驚きました。全豪テニストーナメントで、ジョコビッチ選手とナダル選手が戦った決勝戦のことです。
テニスの試合そのものについてではありませんし、どちらが勝ったかということでもありません。私が驚愕したのは、
「29日の午後8時前に始まった試合は、4大大会(グランドスラム)史上最長となる5時間53分にも及び、試合終了時には30日の午前1時40分を回っていた」
という部分でした。
5時間53分の試合時間!!
これは私の理解を超えています!
空手の試合はせいぜい2分(伝統空手の場合)。ちょっとした大会でも5試合やれば大体「優勝」ですので、試合時間は合計で10分。延長を加えても、まぁ大体長くて15分から20分というところでしょうか。
それでも終わったときには疲労困憊で、まともに立てないくらいになります。15分でそうなのですから、5時間53分、つまり約6時間の試合など、考えることもできません。
空手とテニスとの違いはあったにせよ、テニスの場合は向こうから飛んでくるテニスボールを打ち返すわけですので、その間の緊張感は決してどちらが上ということにはならないのではないでしょうか。
6時間の試合の間、両選手が疲れを感じなかったといえば嘘になるでしょう。おそらく両方とも終わったときには大変な疲労感が襲ってきたに違いないと思います。
それが試合のときに出なかったとすれば、おそらくそれは
「緊張感」
のなせる業だといえるのではないでしょうか。
「プロだから当たり前」
とはいえない、まさに超人的な緊張感の維持だったと思うのです。
この1年、塾生からよく聞いた言葉に、
「疲れてしまって、緊張感が続きませんでした」
というのがありました。
そうだろうなぁとは思いつつも、もしかしたらこれは逆ではないか、と思わないこともありません。
「緊張感が続かないから、疲労を感じるのだ」
というふうにも考えられるからです。
そこまで持ってゆくのは至難の技かもしれませんが、
「勉強のプロ」
である医進塾の塾生に、できないわけはありません。
今試験を受けている人、これから受ける人、皆に言いたいことです。
「最後まで緊張感を持って試験を終わらせよう!!」
テニスの試合についての記事から、こんなことを考えた次第です。