毎年のことですが、9月からの学期は緊張感が違います。
4月からの新学期、そして夏期講座期間は気持ちのどこかに、
「余裕」
があります。
成績が思うように上がらなくても「ま、これからだ」というゆとりがあります。
9月からはそうはいかないのです。
「あと5ヶ月」と書きましたが、地方の私立医学部の試験はあと4ヶ月半後には実施されているのです。これからの日々は、毎日が「決戦」(旧い言葉ですが)になってきます。
「決戦」とはなんでしょう。
塾生によく言いますが、
「明日が入試だったら、今日どんな勉強をする?」
ということだと思います。
もちろん徒に自分を追い込み、自棄になるようでは困ります。ですが、この時期になって、
「もう先がない」
という意識をもてないとしたら、来年の結果は目に見えているのです。
これは自分ひとりで勉強をしている人にとってはとてもつらいものだと思います。
先の見えない辛さは並大抵のものではありません。
でも、医進塾には「仲間」がいます。互いに同じ目的をもって競う仲間たちです。
夏期合宿の感想文の中に次のようなことを書いた方がいました。
「辛かった、大変だった。でも自分の周りにいる友達ががんばっているのを見ると『負けられない、負けたくない』と思った。それで最後までやりとおせた」
こう思ってくれる人が何人もいるということが医進塾の最大の強みなのです。
「あと5ヶ月」
をどう使うか。仲間とともにどこまで自分に厳しくなれるか、それがこれからの大きな課題となります。指導する先生方も今まで以上に気合が入るようになります。
しっかりついてきてもらいたいと思います。