今日のC/Pから「面接実戦練習」になります。
面接官と受験生の役割を交互に取ることで、面接とはどういうものであるか、何を答えればよいのかを順番に理解し、同時に自分が答える内容を、友人の答えを参考にしてより洗練されたものにしてゆく、と言葉で言えば簡単なのですが、実際にやってみるとこれが本当に難しいのです(笑)。
1学期から夏にかけて練習したプレゼンテーションは、時間の制限があるとは言え、数分の間は原則として「相手が黙って聞いてくれる」練習でした。
面接実戦練習はそうは行きません。
とんでもない質問が飛んでくることがあります。思ってもいない問いかけがされることもあります。自分が十分に答えられない質問だからといって黙って「死んだふり」して下を向いていればよいというものではありません。
自分の力で何とかしてその場を切り抜け、自分に有利な展開にしてその場を去らねばなりません。
形は違いますが、ここでも大事な点は「自分の話したいことではなく、相手の聞きたいこと」を話すことに尽きるのです。
何を聞かれても、必ずその裏には面接官の聞きたいこと(「果たしてこの子は医学部・獣医学部に向いているのかどうか」)があります。高校時代の生活を聞かれようと、クラブ活動を聞かれようと、あるいは趣味について聞かれようと、そのすべての質問の
「本音」
はそこにあるのです。
それが理解できているかどうか、そしてそれを今まで教えたことを利用して効果的に相手に伝達できるかどうか、それがこれからのC/Pの練習の方向となります。
とてもむずかしく、そして
「やりがいのある」
ことだと思います。