2011年10月22日土曜日

HR講話より

今日のHRでの講話概略です。

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今皆さんに、成績一覧表をお渡ししました。同じものが来週前半に皆さんのご家庭に郵送されます。

そこに記されている「合格」に必要な成績(これは医進塾の過去データから割り出したものです)と、自分の今までの成績を比較してみて、いかがでしょう。

「あ、これはもうダメだ」

と思った人はいないでしょうか。

「まぁまぁこれなら何とか・・・」

と思った人も多いと思います。

成績と点数、偏差値が良くても悪くても、ここで皆さんに注意して欲しいことは、これはあくまで、

今までの成績

だということなのです。

これからの3ヶ月で、いかようにも変化して行くのがこの成績というものなのです。

今少し成績がよいからと言って力を抜いたら、間違いなく「不合格」です。

今成績が悪いからと言って、あきらめたらそれも間違いなく「不合格」になります。

成績がよい人は良いなりに、悪かった人はそれ以上に、これからの3ヶ月を、全力で、

走りぬけ

なければならないのです。

そのときに一つだけ覚えておいて欲しいことがあります。それは、武道で言うところの、

居着き

です。

人間は自分の重心を左右の足の裏(支持面)から交互に外すことによって前に進みます。重心線が足の裏の支持面に垂直に落ちている瞬間というのは、決して長時間ではなく瞬間的なものです。

それが瞬間的でなく、長時間(といっても1秒以内ですが)になることを「居着き」と言うのです。

居着いている状態は、人間にとって非常に危険なものです。動けないしその足を払われたらすぐに倒れるし、身体の他の部分にほんのすこしの力が加わっても転倒します。

武道では絶対に避けなければならない状態として考えられているのがこの「居着き」なのです。

その「居着き」が皆さんの勉強にもおきることがあります。

目的意識を持たず、ただなんとなく問題だけこなしているというような状態がそれです。何時間勉強しても成果が上がらない状態になったようなとき、それは間違いなく「勉強の居着き」が起きているといってよいだろうと思います。

右足に「居着き」が起こったら、即座にしなければならないことは反対側の足を前に振ることです。そうすることで重心線を「強制的に」移動させることしかありません。それをやらないと倒れるのですからこれはすぐにしなければならないことです。

勉強で「居着き」が起こったら、これも即座に重心線の移動が必要になります。

具体的な「勉強」が右足であるとするならば、左足は「勉強の意味と目的、医師・獣医師を志そうとした自分の使命感」です。

左足の「目的と使命感」を前方に振ることで、「居着いた」右足から抜け出しましょう。居着きを抜け出すには、これしか方法がないのです。

これからの3ヶ月、この期間は勉強をしつつ、今までにもまして「自分の医師・獣医師としての使命」を確認する時期でもあるのです。

両方のバランスを(あえて崩しながら)取ることで、この時期を乗り切りましょう。まだ11月、12月の冬期講習、冬期合宿、そして正月特訓、直前講習と、さまざまな講座が用意されています。

この時期を右足と左足のバランスを、

あえて崩しつつ、居着かずに前に進む

ことで駆け抜けてもらいたいと思います。

※自分はなぜ医師・獣医師になるのかということばかりを考えていてもいけませよ(笑)。それは逆に左足に居着いたことになってしまいますからね(笑)。