23時30分から一日を締めくくるHRです。
「わざわざ寝る前に何を・・・?」
と、不審に思われる方もあるかもしれません。実はこれがとても大事なのです。
毎朝の「早朝一斉学習」で一日が始まります。一日の最後にその日の自分の勉強の進み具合と翌日の目標とを
「自分の言葉で」
発表します。
その内容については否定も批判もありません。またいたずらに他人と競争することに意味はありません。あくまで「自分の計画、自分の進度」に対する自分なりの反省が求められるだけです。
「反省」と言っても、決して「予定通りゆかなかった、悪かった!!!」という「反省」ではありません(笑)。反も省も「振り返る・省みる」という意味ですから、この場合の「反省」は英語の「Review」にあたる言葉だと思います。
頭の中で
「なんとなく」
感じていたものとは異なり、自分の言葉で明確に述べたことは記憶に強く残ります。
その記憶に基づいて、翌日の「一斉学習」が組み立てられますし、またそこから自然と、
「睡眠時間を若干削っても、やるだけのことはやっておこう」
という、新たな
「決意!」
も生まれてくるのです。
全員の「反省」の言葉に関しての簡単なコメントを、最後に私の方から伝えますが、これとて決して「指示」や「命令」ではなく、アドバイス的なものです。
こんな風にして塾生たちの頭の中には
「本当に真剣な勉強」
とはどのようなものであるかが、明確になってゆきます。それを頭だけでなく、身体全体で、文字通り
「体得」
するのがこの「合宿」という時間と空間なのだと私は考えています。
二日目がもうすぐ終わり、明日の午後は「理科」の講師陣が到着します。