2012年5月19日土曜日

季節の影響

今日のHRで話したことです。

############

今朝は雲ひとつない晴天でした。昨日の急な嵐が嘘のようですね。

このような天気の良い日は、気持ちも身体も浮き浮きします。英語でいうとOutgoingとかOutboundという言い方になります。

人も生き物である以上、外気の影響、天気・天候の影響からは逃れられません。日本は四季がある分、その影響も複雑です。

哲学者の和辻哲郎が『風土』という本の中で、気候や風土がその国、地方の思想的な体系にどのような影響を及ぼしているかを分析・考察しています。和辻ほどの思想家が分析するに値するほどの影響を、風土・天候が人間に大きな影響を与えるものだということもいえるでしょう。

この時期は暑からず、寒からず、勉強に一番身が入りやすい時期でもあります。医進に入学後1ヶ月が過ぎ、メディカルテストも一回受け、なんとなく自分の勉強が一つの「かたち」になってくるころではないでしょうか。

だからこそ、ということでもないのですが、この時期の『悪い』影響は受けないようにしなければなりません。

このすばらしい季節に「悪い影響」というと違和感があるかもしれませんね。でもこれだけは覚えておいてもらいたいことなのです。

この時期に立てた計画は、大体終わらせることができないものだ、ということです。

どうしてもこの「いけいけドンドン」の季節に立てる計画は、自分の現実の姿を見ていない

「思い込みと過大な期待」

が主になり勝ちだからです。

いま、この季節だからこそ、

「足が地についた」

勉強をしなければなりません。

「実行可能」

な計画を立てて、着実にそれをこなすという生活をしなければならないのです。

よく言いますが、

「心は熱く、頭はクールに」

ということですね。

思い込みや期待だけで勉強の計画を立てていないか、実行できるはずもない勉強の量を自分に課していないか、その辺をもう一度見直して、

「着実に・確実に」

前に進みましょう。

##########