来週月曜日14日は,一日かけて「メディカルテスト第1回」が実施される予定です。
医進塾のメディカルテストは,その難度の高さもさることながら,特に年度後半以降に出題された問題が,実際の入試にもよく出るということでいろいろなところから高い評価をいただいています。
出題する先生方がみな医学部・獣医学部受験生の指導を永年にわたって担当されてきた賜物だろうと思います。
一般の大学とは違い,医学部・獣医学部は大学の数が限定されています。総数が限定されているということは,出題者の数もおのずから限定されているということにつながります(もちろん途中での交代はあるでしょうが)。一人(あるいは少数の)人間で作っている入試問題には,どうしてもそれなりの「くせ」が生じるもので,医進の先生方はそこをきちんと弁えているということなのです。
「出題傾向が突然変わったらどうするのですか」
と聞く塾生もおります。
「傾向が変わったら逆に喜んでよいと思います。それは貴方だけでなく受験生全員にいえることだからです。そういうときこそ,普段の勉強の真価が発揮されるのです」
と説明をすると,大体納得してくれるようですね。
今回は第1回ということもあり,私たちが知りたいのは応用力だけでなくその前の段階,つまり「教えたことがどの程度理解できているか」ということです。試験範囲として「既習項目から50%,応用問題を50%」で出題がされているからです。
4月16日に新学期が始まってから,ほぼ一ヶ月。この間に教えた内容は,高校であれば一回の定期考査の範囲を超えていると思います。復習をしっかりしておかなければ間に合いません。それができているかどうかが問われているということなのです。
問題意識も持たず,ただ漫然と授業を受けてきただけでは,得点には結びつきません。後から詳しい解説を聞いて,
「なんだ,こんなに簡単に解けたはずだったのか」
と悔しがっても後の祭りです。
第1回の試験のほぼ半分が既習事項であるならば,最低でも50点はとれずはずです。50点以下の場合,その人の勉強の方法になにか致命的なミスがあるのかもしれません。
そんなことを確認する意味でも,第1回のメディカルテストは大変に貴重なチャンスです。しっかりとした目標と計画を持って受けてもらいたいと思います。