新学期が始まり、三週間目の中ごろともなると、「早朝学習」が定着してきます。今朝も8時半、45分の二回、自習室での学習状況をチェックしましたが、自席で勉強に熱心に取り組んでいる人がほとんどでした。
「ほとんど」と書いたのは、中には自席に座って朝から居眠りをしている人や、自分の席に座っていることは間違いないのですが携帯電話やI-Phone,スマートフォンをしきりにいじっている人が数名いたからです。
寝ている人は起こしますし、勉強以外のことをしている人には注意を与えます。でもこれは以前にも書いたことがあるように、
「情けない」
ことです。
こんな注意を受けるために医進塾での勉強のチャンスを与えてもらっているわけではないからです。
熱心に勉強に取り組んでいる人は、大体8時前から自分の席で勉強を始めます。8時半からの勉強だけの人と8時前から勉強に取り組む人の「差」は、たかだか30分に過ぎません。
ですがこの30分の差が一ヶ月続いたらどうなるか、二ヶ月続いたらどうなのか、考えただけでわかることです。
この『差』の怖いところは、
「気がついた時にはもう取り返しがつかない」
このことです。
後からどんなに悔やんでも、失った時間は取り返せません。だからこそ、
『言われる前に気づいて欲しい!』
と思います。
朝の時間帯の大事さと、それを失うことの恐ろしさ、この二つをいろいろな機会に話し、塾生全員に納得し実行してもらうことが、これからの私たちの課題です。
有り余るほどの時間はないのです。
時間に追われるのではなく、
「時間を追いかける」
生活のパターンを作ること、本当の「余裕」はここからしか出てきません。それさえわかってくれれば、あとは全て要所要所の注意だけで
『自動的』
に進むものなのです。