つい先日新学期が始まったと思ったら今日で5月が終わりです。5月が終わりということは1学期が丁度半分終了したということでもあります。
「怖ろしい速さですね」
と、昨日ある生徒が言っていました。確かにその通りです。
「怖ろしい」はレトリカルな言い方であるにせよ、確かに毎日を集中して過ごしていれば時間の経つのが早く感じるのも無理はありません。
医進の授業はどの先生も工夫に工夫を重ねた展開をします。「問題を解いて、解説して終わり」という、通り一遍の授業は、医進には一つもありません。
もしあればそれはすぐに「授業評価」に点数となって跳ね返ってきます。私の授業も含めて常に批判の対象とされている訳ですから、いつも受講生の反応を確認しながら、それに合った形で、しかも授業の内容と水準は絶対に落とさないという条件の中で、「必ずわからせる、出来るようにさせる授業」が展開されているのです。
受講生の側から言うと、これはありがたい反面一瞬足りとも気が抜けないということになりますので、終わったときには「え、もう1時間終わったの」という反応になり、それが結果として先ほどの「怖ろしい速さ」という言葉になって出てくるということなのだと私は考えています。
1学期が半分終わったからと言って、残りの半分も今までのような「密度」で過ごしてはいけません。
医進の授業がどのように進むのかがわかり、先生方とも親しくなり、個別指導を取っている人はほとんどが開始されていますから、あとはそのシステムを200%有効に使うだけです。
「密度の濃い」
勉強と学習が期待されているということでもあるのです。
1+1が2にしかならないのであれば、勉強と成績向上との関係はとても面白くないものです。
1+1が、3にも4にも、場合によっては5にも6にもなるところに、『勉強』というものの面白みがあるのではないでしょうか。
そのために必要なことは、一にも二にも『学習密度』なのだということ、そしてそれは前回に書いた「わかったふり、できたつもり」の勉強ではなく、とことんまで自分に厳しく「本当にこれで問題ができるのか」という問いかけを自分にし続けることで可能となるのだということ、この二つを、塾生全体に分かるように伝えてゆきたいと思います。