今日はお休みを利用して「府中刑務所」に行ってきました。
別に私が逮捕されたわけではなく、年に一度の「府中刑務所文化祭」があったので、見に行っただけです(笑)。
府中刑務所は私の住んでいるところから、乗り継ぎがよければ20分くらいでいけるところにあります。その側で1968年に今でも大変有名な「三億円事件」という現金強奪事件が起きた場所です。
かなり広い敷地ですが(規模は日本一です)この中に3000人もの受刑者がいることに大変驚きました。帰り際に食堂で食べてきた「ムショのメシ」の写真です(笑)。美味しかったですよ!ご飯は麦飯でしたがあんかけの味はなかなかのものでした。
栄養計算もカロリー計算もきちんとされているのでしょう。
こういうものを三食食べられるのなら
「シャバで喰うや食わずの生活をするよりムショにいたほうがよい」
と考える受刑者がいるのも不思議はありません。初犯の受刑者の再収監率(リピーターですね・笑)は25%、累犯になるに従って収監率は上がり、「前科5犯以上」になると75%なのだそうです。
思わず、
「う~む」
とうなってしまいましたが・・・。
同じ敷地の中に、警務官宿舎があります(もちろん収監施設とは高い塀で分離されています)。
3000人の受刑者に規則正しい生活をさせ、万が一にも脱獄などをさせないようにするためにも、かなり多くの方が必要とされているようで、3階建、4階建の公務員宿舎が、敷地の収監施設の外に多数建っていました。
私も父親が通産省(今の経済産業省)にいた関係で、子供のころから同じような公務員宿舎に住んでおりましたので、何となく、
「懐かしさ」
を感じました。
今回は「塀の中」までは入らず、外側の模擬店やCAPIC(刑務所で作った家具や靴などを売っている場所です)で買い物を少ししただけでした。
来年はぜひ中にも入りたいと考えています(もちろん「自分の意思で」ですよ・笑)。
今日は、刑務所という場所で、本当にいろいろなことを考えました。それはまた別の機会に・・・。