今日は国立で夕刻から用事があり、医進を5時半過ぎに出ました。
途中の駅では何の兆候もなかったのに、国立駅を降りたらなんと土砂降り!改札外には人が溢れて立錐の余地もありません。
辛うじて人が一人立てるくらいの場所を探し、呆然と降りしきる雨を見ていました。
「土砂降りだから一過性のもの。見ているうちに上がるだろう・・・・」
との私の楽観的な予想を嘲笑うかのように(笑)、一時は目の前2~3メートルが見えなくなるほどの雨量でした。
用事のあった場所までは国立の駅から徒歩で10分ほどなのですが、びしょぬれにならずには到底到達できない様子に、
「ま、いっか」(笑)
と、用事を来週に延期(電話一本で済みました)。
しばらく駅前の書店で気になる本を探し、ついでにと思い、『日本の論点』を買い求め(医学部の二次面接・小論文対策には必須の資料です)、書店隣のカフェで濃いコーヒーを飲みながら、しばらく窓の外の雨を眺めていました。雨脚は弱まる気配を見せません。
『論点』をぱらぱらとめくりながらも、思い出すのは今日一日の医進塾でのことばかりです。
体調不良での欠席が4名。遅刻が3名。そのうちの1名には、いままでの経緯があり、特に厳しく注意。その後の忙しさは目が回るほどでした。
ゆっくり椅子に座れたのは、保護者面談で来校したK池さんのお母様とお話しをするときだけでしたでしょうか。(K池さん、ご来校ありがとうございます。とても内容のある、よいお話しができました)。
塾生面談と、それに続く面接練習の時は、座ってはいますが全身が
「耳」
です。これはこれで、終わると立ち上がるのがおっくうになるほどの疲労感を感じます。
今日面談をした4名も、面接練習(C/P)をした3名も、入学当初と比べると、考えられないほど、ものの考え方、しゃべり方、問題点の捉え方という点で成長してくれています。
高校時代の3年間と比較すると医進での生活はまだ8ヶ月にしかなりません。でも生活の密度はおそらく高校時代の数倍に上るでしょう。
『真剣勝負の8ヶ月』が、彼ら・彼女らをここまで
「鍛えた」
ということだと思うのです。
あと3ヶ月、このままの努力を重ねれば、きっと彼らは自分の将来を自分の力、自分の手で切り開いてくれるところまで行くでしょう。
改めて、こちらも
「気が抜けない・・・」
と思った次第です。
そんなことを考えているうちに、次第に雨が焉んできたようです。
それにしてもあの雨はなんだったのか・・・(笑)。
塾生たちが帰るとき、濡れないことを祈っています。