早稲田ゼミナールの入口を入ると、受付が真正面にあります。そこに「カウントダウン」があります。センター試験(来年1月14,15日)までの残り日数を示したもので、今日は「52日前」ということになります。
毎日張り替えますが、それは受験生全員に、一日々々の大切さをかみ締めてもらいたいと願うからです。
ともすると私たちは毎日の生活に「慣れて」しまい、緊張感を持つことができなくなり勝ちになります。毎日を淡々と過ごすのはよいことであり、決して連日「お祭り騒ぎ」のような状態であってはなりません。
でも同時に私たちは、毎日を、
「新しい気持ち」
で始められるよう、気をつけねばならないのです。
「慣れ」は、非常に強力な求心力を持ちます。また、自分のおかれた事態・状況に「慣れる」ことは、ある意味では「大切な能力」の一つでもあります。
「嵐の中でも時は過ぎ去る」
といいます。どんなに大変な日常であっても、その中にあっては常に平常心を持たねばならないということを言った言葉でしょう。
今から8ヶ月前、医進塾での勉強を始めた塾生全員に、私は同じことを言った覚えがあります。
ですがそれは、かけがえのないこの一日を
「惰性」
で送ってよいということではないのです。
「勉強だけの生活に慣れる」ことは大事であっても、「勉強そのものに慣れ」てしまっては、新しい発見、新しい喜びに鈍感になるかもしれないからです。
毎日見慣れた光景かもしれません。
ですがそこには私たち早稲田ゼミナール職員一同からの(文系・理系含めた)全ての生徒への心からの
「励まし」
があるのです。
そこに気がついてくれることを祈りたいと思います。