今朝のHRで全員に話したことです。
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おはようございます!
今日で医進塾での最初の週が終わります。皆さん非常に疲れているのではないでしょうか。
この一週間の皆さんの生活を見ていて、今日このHRで私は大きく分けて2つのことを言わねばならない・言ったほうがよいと思いました。
一つは「時間との競争について」です。
全ての受験勉強、資格試験勉強に通じるものが、この「時間との競争」です。医進の「ゼロ学期」「春期講習」を受講してきた人はよく理解できているはずですが、入試問題として出題されるものには明確な「範囲と上限、下限」があるのです。
その「上限と下限」とに区分けされた「試験範囲」の知識と理解・判断力、これが「学力」と呼ばれるもので、受験生は「合格」のために、これを一定の制限時間(1年間)の中で身につけることを期待されています。
試験範囲は決して「無限」ではないのです。
ですが、今の段階で皆さんの持つ「学力」と、大学が期待しているそれとの間には、残念ながらかなりの「差」があります。その「差」をどう埋めるか、これが受験勉強の「Know-how」というもので、自分勝手な勉強では決して獲得することができないものです。
その勉強に手をつけながら、皆さんの中には、
「時間がいくらあっても足りない」
そんな思いを持った人がいると思います。私はそれが勉強の
「健全なスタートライン」
だと思います。遊んでいる暇は絶対に
「ない!」
のです。
それが実感として感じられているならば、皆さんの医進塾での最初の一週間は
「成功」
だったと思います。
そこからのスタートですから、必然的に「時間との競争」にならざるをえません。
残念ながらこの一週間、私から「この時間は勉強の時間のはずじゃないか?」とか、「皆勉強しているときに、君たちだけ何しているんだい?」などと、余計な注意を受けた人がいます。これは
「あってはならない」
ことです。皆さんの医進塾での勉強を可能にしてくれたご両親に対しても顔向けができない態度です。
どうか来週から始まる第2週目の
「課題」
として、「時間との競争」をどう戦ってゆくかを挙げて、積極的に考えて実践に移してみてください。
以上が皆さんに言いたいことの一つ目です。
二つ目は、本来は一つ目と同じことかもしれません。
「朝の時間の大事さ」
ということです。
私は自分の教職生活のうち10年近くを「全寮制」の学校での指導に関わって過ごしました。全寮制の(中学)高校ですから、全部の生徒の丸一日が見えます。その指導の結論の一つとして、
「朝のスタートが上手に切れる生徒は、学力の伸び率が大きい」
というものがあります。
考えてみれば当たり前のことかもしれませんね(笑)。一日をよい形でスタートできた人は、それ以後の時間を(たとえ途中でいろいろなことがあって予定通りにできなかったとしても)他の生徒よりも高い満足度で過ごしている姿を、私はいたるところで見てきています。
満足度の高い生活が、学力の向上に必然的に結びついていると言ってもよいでしょう。
医進塾の場合、それは「早朝一斉学習」の時間にあたります。
人によって様々な事情がありますから、登校時刻は8時半と定めてはいます。でも私の本心は全員が8時前に自習室に集合し、静かな環境で1時間程度集中して勉強に打ち込むことから、その日を始めてもらいたい、というものなのです。
今日は午前中、選択科目の「国語」「小論文」が開講されます。受講する方はいままで理数系に集中してきた頭を、若干「文系」にシフトしてみましょう。
自習室で勉強する人は、ほぼ丸一日自分の勉強に使える得がたい機会を最大限有効に使ってください。
今申し上げた点を来週への「課題」、自分への「チャレンジ」として積極的に考えてもらうことを願っています。