いくら一生懸命勉強しても、得点や成績が上がらない時期があります。そのような時にはあせるのではなく冷静に「なぜ点数(成績)が上がらないのか」を分析し、その原因を解明する必要があります。
このようなときに一番大切なことは、
「自分勝手な判断をしない」
ことです。
「なぜ点数が取れなかったのか」
ということを自分の判断だけに任せて考えていると、結果として、
「なぜ、なぜ、なぜ・・・」
の堂々巡りとなり、気持ちが不必要に落ち込んでしまい勝ちだからです。
このような時には、早めに自分勝手な分析を切り上げて、専門家(講師の先生方)の意見を聞いてみるのがベストです。
自分にとって
「超重要!!」
に思えた部分が、専門家の目から見ると
「どうということはない」
部分であることもあります。
反対に、自分には、
「たいしたミスじゃない」
と思えたことが、先生方から見ると
「致命的!」
ということもあるのです。
勉強に躓いたとき、スランプだなと思ったとき、まず最初のステップは、
「先生方の意見を聞く」
ことです。
そこで一応の解決ができてある程度は納得できたとしましょう。
次のステップは、「なぜ?」から「何を?」へのシフトです。
「なぜできなかったか?」は、いわば「診断書」のようなものです。いくら立派でも「診断書」だけでは人間は健康を回復できません。
そこで必要とされるのが「処方箋」なのです。
「なぜ?」に対して一応の答えが見つかったら、次に
「では何を?」
と問わなければならないということです。理由だけ聞いて納得してはいけないのです。
どの問題集を使えばよいのか、どの部分の復習をすればよいのか、教科書のどこをみなおせばよいのかを、具体的な計画に落とし込むことです。
この「何を?」の部分にも、先生方の「専門家から見たアドバイス」が決定的に重要です。
そのアドバイスに基づいて、具体的な解決策に手をつけられたら、もう問題はほとんど解決していると言ってよいでしょう。
「なぜ?」はその先の「何を?」に結びつかねばならず、「何を?」がわかったらすぐに手をつけること、そしてそのプロセスの全てに
「専門家である講師の先生方のアドバイスを生かす」
こと、これが成績を上げる一番の近道です。これ以外は考えられません。
医進塾が夜間の「Study-Check」の時間を大事にしているのは、こういう理由なのです。