今日も以前の記事の再録です。
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Be afraid Not! Ever on-ward! Who dares, wins.
良い事の後には必ず悪いことが来る、悪いことの後にかならずよいことがくる、というのが「人間万事塞翁が馬」の意味でしょう(もともとの意味がどうだったのかは知りませんが、今はいまはそう解釈しているようです)。
内容的には同じことでも、私は、たとえば「Winter has come... Can Spring be so behind!?」(冬が来た・・・春が近い!!)のほうがすきです。「人間万事・・・」は、諦念とも言うべき消極的なイメージが付きまといますが、Winter has...のほうは、それとは逆にむしろ積極的なイメージが伴うからです。
「苦難を突き抜けて歓喜に至れ!」はベートーベン第9でおなじみのシラーの詩ですね。
ちょっと古いのですが新約聖書ロマ書5章2,3節「苦難は忍耐を生み、忍耐は練達を生み、練達が希望を生む」も、基本的には同じでしょう。
そこにあるものは「苦難」や「困難」「苦痛」を、ただ黙ってひたすら死んだフリをしてやり過ごすのではなく、「苦難にこそ、意味がある、困難にこそ自分を高めるチャンスがある」と、積極的に向かう態度なのではないでしょうか。
私は「Be afraid Not! Ever on-ward! Who dares, wins」という言葉が大好きです。「恐れるな、常に前進せよ、勇敢なものが勝つのだ」という意味です。
最後のWho dares, wins は、今まで多くののテロリストたちを検挙し彼らの数々のテロ攻撃を未然に防いできた英国SAS(Special Air Service:陸軍特殊空挺部隊)のモットーです。常に死と隣り合わせの生活をしているものにとっては、この言葉は、単なる理想を超えて「現実」のもののはずです。
前に進むことは、他人が言うほど楽ではありません。回りの攻撃を全面で受け止めねばならないからです。でもそれが必要ならば、われわれはやらねばなりません。
それはどこで身につけるのか?
私たちの日々の生活を通して、だと思います。勉強にも勇敢さが必要なのです。