夏至、そして梅雨の長雨と続き、連日うっとおしい気候です。
医進の生徒は特に問題なく勉強に励んでいます。
最近、文系担当者から次のような感想を聞きました。
『医進の子は本当に仲が良いね。いつもみんなで助け合って勉強しているし、けじめはつけられるし、仲が良くてもだらしなくならないし、とてもよいと思う。でもあまり仲が良すぎて、受験生としての緊張感に欠けるところがあるのでは。そこがちょっと心配です。』
私の目で見ていても、確かにその点はあると思います。全体に指導が必要だし、いろいろな方法で呼びかけているところです。
でも、今の時期はこれでよいという考え方もあります。
昨日が夏至でした。3月4月から今まで、日が長くなる一方でした。いくら遅くまで勉強していても「まだ日が高い」「まだ明るい」という気候が、結果としてどれだけ塾生を励ましてきたことか、その効果は計り知れません。
でもこれからはその逆になります。
日が短くなり、夏が過ぎ、そして秋になります。そうなったときに塾生たちは本当の勉強のつらさ、厳しさを肌でひしひしと感じるようになります。
その時に支えになるのが、仲の良い友人関係なのです。
昨年も一昨年も、そしてその前もそうでした。私が医進に来る前に奉職した学校でも同じことでした。人を支えるのは、最終的には「人のつながり」だからなのでしょう。
今のうちに気持ちを許せる友人を作り、お互いに足りないところを補い教えあえるような仲間関係を作っておくことが、最終的に合格への一番の近道だし、それは入試に留まらず一生の宝物として塾生を支えて行くことでしょう。
そのためには時間は今しかありません。
これから夏にかけての時間を、いろいろな意味で有効に使ってもらいたいと心から願います。