2011年4月8日金曜日

花曇の日への思い

朝は良い天気でした。
風はもう完全に春になりました。
東京の千鳥が淵の桜も、やっと満開のようです。


高田馬場周辺は繁華街ですので、お見せするほどの桜がありません。残念です(笑)。

昼前から曇りになり始めました。典型的な花曇の日になりそうです。
青空を背景にした満開の桜は、それなりに美しいのですが、私はこの花曇の中の桜も捨てがたく思えてなりません。

理由はいろいろありますが、何と言っても自分の思い出の中の桜がそのようなものだから、なのでしょう。

あまりに天気がよいと、桜が、

「恥ずかしがってしまう」

ようにすら思えるのです。太宰治的でしょうか(笑)。

昨日夕方、今年合格したE場君とK子さんが遊びに来てくれたようです。
「ようです」というのは、私が一足先に帰宅していてお目にかかれなかったからです。私の部屋のドアに手紙が貼ってありました。

あの二人は昨年の桜をどう見たのかな、と思うとともに、今年の桜への思いも聞きたくもなりました。
大学生活への戸惑いや、自分の将来への希望、新しい仲間とうまくやってゆけるかどうかの不安、そうい言ったものを抱えながら、きっと今年の桜を見ていることでしょう。

その思いは、来年の桜への思いとなって続くはずです。

私が最初の大学に入ったときの思い出と重なります。
もう40年前のことなのですね。