毎年のことですが、私にとって2月という月ほど「矛盾」した月はありません。在校生の受験-発表が続く一方、新入学希望の学生・保護者が引きも切らさず来校するからです。
私はそれを「発展的矛盾」と呼びます(笑)。西田幾太郎ならば「絶対矛盾の自己同一」というかもしれません(笑)。
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今週末に開催予定の「第一回学校説明会・模擬授業」は、すでに定員締め切りとなり、キャンセル待ちとなっています。
来校する方がたが、毎回必ず感心するのが、医進塾の学生の態度のよさです。「塾生さんたちの、予備校とは思えないフレンドリーで礼儀正しいところが、とても気に入りました」と、感想に書いてくださった方もいます。
何か特別な指導をしているのか、という質問もあります。
「特に何もしていません。医進の生徒は毎年みなこうです」
とお答えすることにしています。
というより、そうお答えするしかないのです(^_^;)。医進の塾生の礼儀正しさ、親しみやすさは、私が意識して作ったものではないからです。
強いて言うならば、医進塾の先生方との、本当に心の通った交流を一年間続けると、誰でもこうなるものなのだ、ということなのかもしれません。
その塾生の礼儀正しさと、その合格率とを見た後輩が「自分たちもああすれば合格できるのだ」と思い、先生方の指導に乗って努力を重ね、同じような見事な結果をだし、それを次の後輩がまねをする・・・そしてまた来年も同じ光景がくりかえされるということなのではないでしょうか。
合格して塾を去ってゆく塾生の後姿を見て、後輩がまた勉強を始めます。
先生方の、常に変わらぬ愛情あふれた、場合によっては厳しい指導を受けながら、塾生たちは互いに助け合い、励ましあい、刺激しながら目標を目指すことの大切さを、身をもって体験して行くのです。
これが「教育現場」の「あるべき姿」なのではないでしょうか?
医進塾には仰々しい教育目標があるわけではありません。私個人は特定の宗教を持っていますが(カトリックです)、塾として特別の宗教をバックグラウンドにしているわけではありません。
あるのは『「合格!」に向けて最善を尽くす』というだけのものなのです。
同じ目標に向けて走る仲間、それを誠心誠意支えて行こうとする先生方、それがあれば、そして、それさえあれば、今流行のいろいろな教育問題などは起こるはずがないのです。
医進塾には、不登校はありません。校内暴力も荒れる教室も、モンスターペアレンツ問題もありません。授業に対する満足度は、年間平均で4.7です(5段階評価、5が最高)。
予備校なのだからあたりまえ・・・とは必ずしも言い切れないのが昨今の事情のようです。その中にあって医進塾だけが、大きな問題もなく学校運営ができることに大きな感謝の気持ちを感じています。
2月はそれをシンボライズする月とも言えるかもしれませんね。