2011年2月24日木曜日

ゼロ学期の様子

2月7日から開講されている「ゼロ学期」もちょうど半分が終わりました。
新高3生だけでなく、来年の入試を目指して捲土重来を期す既卒生もたくさん参加してくれています。

この時期に特徴的なことは、基礎的事項の暗記をまずは徹底してやってゆこうという生徒が多いことです(もちろんこちらもそのように指導しているのですが)。

基礎単語4000語の暗記や、基礎構文100の暗記(これが英語SUP講座です)、それに数学SUP(基礎計算練習問題のプリントが100枚の講座)が入り、生物・化学の「基礎事項一覧表」の暗記で仕上げとなります(笑)。

この時期の目的は、基礎的事項の確認に加えて、何よりも「勉強の型」を身に着けることですので、いろいろな暗記のやり方を紹介し、自分にあった方法を選ぶよう薦めています。

書いて覚えるタイプの人もいれば、声に出して覚える人もいます。先日中庭の「くすのき広場」で、ベンチに座りながらしきりに足を動かしている人がいましたので、「何してるの」と聞くと、

「僕はスペリングを足で書いて覚えるんです」

どんな覚え方をしてもよいけれど、試験場ではやらないでね、と言っておきましたが(笑)。

ゼロ学期に加えて「プレ個別(事前個別指導)」で自分の弱い部分をピンポイント学習している人もいます。

4月からの授業の前に、できるだけのことをしておこうという彼ら、彼女らを見ると、もう12年度の入試は始まっているのだなぁという思いが強くなります。

いよいよ明日は国公立の試験です。私立獣医学部の二期試験もこれからです。

それと平行して、来年度入試を目指す生徒たちを見ると、ひとつの目的を持って勉強に情熱をもってぶつかる若者の存在というのは、

「実によいもの」

なのだと改めて思います。

私が今の仕事をやめられないのは、それが理由なのかもしれませんね。