2011年3月3日木曜日

医進10解散・・・

三月に入り、新旧生徒の交代時期となりました。
末日には「チーム医進10解散式」が行われます。期日は未定ですが、できるだけたくさんの方(昨年の卒業生も含めて)が参加できる日に設定したいと考えています。先生方にもできるだけたくさん来ていただきたいと思います。

昨日、医進10の生徒数名と話していたとき、ある生徒が次のようなことをぽろっと口にしました。

『この1年間は、本当に中身の濃い、充実した1年でした。私は浪人し、別の大学に入り、そこを卒業してから改めて医進に来ました。以前の大学では決して怠け者の生徒だったわけではありません。それなりに一生懸命やりました。でもその4年間より、ここ医進塾で過ごしたこの1年間(正確には10ヶ月と少し)のほうが、はるかに充実していたと自信を持っていうことができます。』

彼女が言いたかったことは、単に勉強の充実ということだけではなく、同じ目的を持った仲間が、それぞれに一生懸命自分の勉強に打ち込み、お互いに切磋琢磨しあうことで自然と醸し出される「緊張感」のことだったように思います。

もちろん医進塾は「勉強するところ」ですので、勉強は徹底的にやらせます。でもその「徹底さ」j加減が並みではない分、自然と自分自身に対する「厳しさ」が身につき、それが生活の「型」となって彼女を鍛えていったのだろうと思うのです。

医進塾での勉強は「あれでもよい、これでもよい」というあいまいなものではありません。合格するためには「これ!」という方針を明確に打ち出し、四の五の言う前にまずそれを身に着けなさいという指導方法です。医進塾のすべての体制がそこに収斂されているのです。

特に最近の「物分りのよい」教育を受けてきている生徒たちにとっては「そこまで厳しくなくても・・・」と思われることも多々あると思います(自習室に入るときに靴の整理の仕方まで指導しますから・笑)。でもそれは彼ら彼女らの将来にとって「絶対に必要だといえること」ばかりなのです。

その意味で、私は医進塾の1年間は「大人になるための基礎訓練課程」だといえると思っています。

その過程を終えた医進10の「解散式」・・・、私にとって一年間で一番嬉しくて、「寂しい」日が近づいてきています。