春期講習二日目の今日も、医進塾は大賑わいでした。
来校・見学者だけで6件、10人。
そのうち春期講習にその場で申しこんでくれた方が7人でした。
医進塾は「超少人数制」を謳い文句にしているので、あまり見学の方ばかりが多くなると困るのですが、正規の申込をいただいてそのままにしておくわけには行きません。
場合によっては急遽別の先生にお願いしなければならないこともありそうです。
嬉しい悲鳴ではありますが・・・(笑)。
少人数制をとっている医進塾の方針と、どう折り合いをつけるのか大変に悩ましいところではあります。
どのように優秀な指導法を持った学校であっても、預かる人数が増えると当初の良さが失われ、形骸化し、結局は同業他社(他校)と何も変わらなくなってしまうものです。
何とか少人数制の良さと利点とを保ち続けるには、やはり「定員制」しかないものと私は考えています。医進塾の定員は全部のコース合計で25~30の間にできればと考えています。
30年近い中学校、高校での指導経験からすると、1クラス30名を超えたらそれはもう「少人数制」の名に値しないものなのです。
40名などは問題外です。30名を超えると必ずどこかにこちらの記憶に残らない(つまり、忘れてしまう)子供が出てきます。25名でも、一人ひとりに真剣に向き合っていたら、それだけで一日が終わります。
中高の例で考えた場合、一学年の人数の少なさは何の参考にもなりません。以前私がかかわりを持ったある学校では一学年150人で「少人数制」を謳っていましたが、実情は1クラス50人×3クラスでした。
これでは「きめの細かい指導」など到底不可能です。
医進塾が定員25にこだわるのは、一人ひとりを徹底的に大事にしたいからに他なりません。大手予備校のように、成績上位の生徒に合格数を稼いでもらって、下位の生徒は「お客様」扱いするようなことが、医進塾ではあってはならないことだと私は考えています。
医進塾は「合格を目指すチーム」だと、私がいつでも言っているのは、そんな意味も含めてのことなのです。