いつも私のところに送られてくるメールマガジンに,こんな言葉が載っていました。
言葉の使い方は違いますが,結局は私がいつも言っていることと同じことなのではないかと思った次第です。
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From:小川忠洋 ダイレクト出版
『問題が自分の外にあると思うなら、
その考えこそが問題だ』
7つの習慣の著者スティーヴィンコヴィー博士は、
こう言っている。これほど、明確な思考はない。
何か問題が発生した時、
誰かのせいにする人がいる・・・
周りのせいにする人がいる・・・
環境のせいにする人がいる・・・
上司がこうだから、、、
あの人がこうだから、、、
不景気だから、、、
だから自分はこうするしかなかった。
などという論理を展開する人がいるが、
彼は、その考えこそが問題だと言う。
全ての問題は自分自身の中にある。
自分が直面している全ての問題は、
過去の自分の選択の結果なのだ。
そして、過去の自分の選択は、
過去の自分の意思で行ったものだ。
選択を強制されるような事は、あまりない。
拳銃を突きつけられて、こうしろ!
と命令されるようなシチュエーションは
普通の人はめったに経験しない。
我々は、選択の自由を持っている。
ところが、問題を他人や他の環境の
せいにしてしまうという事は、
自分が自分の意思で選択して来た
その事実を認めないという事だ。
つまり、それは、
今もこれからも、自分自身の
選択の自由を否定してしまう事になる。
やっかいなのは、
自分の選択、自分の行動と、
それに対する結果が出るまでに
時間がかかる事。
だから、人は自分が選択した事だ、
自分がやった事だという事を忘れてしまう。
自分が何かを行動して、
スグに結果が出たら、
あ、自分の行動が問題だったんだな、
って気づくことができるけど、
大切な事ってほとんどそうじゃない。
日頃の小さな自分の行動が、
積み重なって、ある日突然、結果がでる。
不健康な食事をして、
スグに病気になったら、
誰も不健康な食事なんかしない。
仕事の手をちょっと抜いて、
それがスグに自分の給与に跳ね返ったら、
誰も手を抜いたりしない。
ところが現実は、
ちょっと手を抜いても何も変わらない。
だから、また手を抜いちゃう。
しばらくしたら、それが当たり前の基準になる。
そして、ある日突然、
あなたは会社に必要ない。
と言われてしまう。
自分が招いた結果であるにも関わらず、
そんな人は、その時、上司や仕事のやり方
など別の話題を持ち出してしまう。
『問題が自分の外にあると思うなら、
その考えこそが問題だ』
もし、あなたが今、何らかの問題に
直面しているなら、自分の外を考えるよりも
自分の中を考えた方がいい。
結局のところ、
変える事ができる事、
責任を取る事ができるのは、
自分自身だけであり、
自分の外側ではないからだ。
-小川忠洋
ダイレクト出版
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いわゆる『自己啓発』系の本(『俗流心理学』系のものを含む)はあまり好きではありません。人間の心理は学べば学ぶほど奥が深く複雑で,単純に類型化したり構造化したりはできないからです。
でももし上に書いたようなことがスティーヴィンコヴィー博士の本に書かれているのであれば,全く同感です。
「全てはひとのこころがきめる」という点で,見方の基本が同じだからです。
洋の東西を問わず・・・というところでしょうか。