さっきちょっとブログをみたら、アクセスカウンターが55554になっていました。あと一人で55555だねぇって、事務室のK子さんに言ったら、早速自分のスマートフォンでブログにアクセスし、
「やった!55555は私です!」
と喜んでいました(笑)。
ネット用語で「キリ番」というらしいのですが、ブログを見ていると、
「きり番100000ゲット!」
とかがよく書かれていますので、ネットの世界では人口に膾炙した言い方らしいですね。
どうでもよいことではありますが、このように何気ない生活の一場面にひとつの遊び感覚を持ち込むということが、今の子供たちはとても上手です。
フランス人の哲学者、ロジェ・カイヨワは、遊びを4種類にわけ、それぞれ、アゴーン(競争:文字通り徒競走など)、アレア(偶然:ルーレットなど)、ミミクリー(模倣:演劇やRPGなど)、イリンクス(眩暈:絶叫マシーンなど)と名づけたのですが、キリ番遊びなどは何に当たるのでしょうね。アレアでしょうか。
今日は日大獣医の2期試験で、何人かの塾生が受験会場にいるはずです。2期は難しいとよく言われます。でも試験はいつでも同じで、力があれば受かり、なければ落ちる、ただそれだけのことなのです。
受験を遊びに喩えると不謹慎のそしりを受けそうです。でも面白いことにカイヨワは上記4つの分類に対して、「真剣に遊ぶのでなければ、それは遊びにならない」ということも言っているのです。
真剣に遊ぶ・・・言葉の矛盾のような気がすると同時に、物事の本質を衝いた言い方のようにも思えます。
大学入試の試験は、上の4つの分類すべてに当てはまります。その意味で、やはり「真剣」に取り組まざるを得ないのです。