2008年4月5日土曜日

ゼロ学期終講!

今日4月5日で「ゼロ学期」が終了しました。合計21講座を全部受講してくれた人も何人かおり、皆よいスタートが切れたようです。

私は昨日と今日で『基礎英作文』を担当し、90分×2回の授業で、合計80題の問題をこなしました。医進塾の「英作文プリント」は全部で400題強の問題を網羅しており、そのうち300題が「文法・構文作文」、残りの100題と少しが「表現英作文」という、割り振りになっています。

その最初の300題のうちの80題を2日で終わらせてしまったのですから、受講生の疲れは尋常ではなかったことでしょう。

医進塾では英作文は全て「板書⇒解説・添削⇒(次回の授業で)確認テスト」のパタンで行います。大手の予備校では「英作文」と名乗りながら講師の一方的な解説だけで終わらせてしまっているところもあると聞いておりますが、医進塾ではそのようなことは絶対にありません。

頭の中で分かっていることと、実際に自分の手で書いてみることとの間には、それこそ「海よりも深い」(笑)溝(みぞ)があります。「分かったつもり」になって実際の試験に臨むほど恐ろしいことはありません。

今日の授業でもwriteの現在分詞(-ing形)をwrittingと書いて注意された人がいました(正しくはwriting.tはひとつです)。主語がHeなのにhaveで受けて怒られた人もいました(笑)。以前のことですが、「スキーに行く」をgo skying(正しくはskiing)とやってしまった人もいました(笑)。

みな注意を受けると「あ!」と言とか言って頭をかくのですが、「その『あ!』がいけない!」といつも指導しています。「医師とはケアレスミスが許されない仕事」なのですから、医学部に行こうという人には特にこういう点に注意してもらいたいと思ってのことです。

英作文に限らず、医進塾のテキストやプリントは、過去の受験生たちのerror analysis(誤答分析)の上に作られたものです。「何が出るか」も大事ではありますが、同時に「どこで間違うか」を知らなければ合格答案は作れません。

いうなれば医進塾のテキストは「先輩方の間違いをもとに、それを二度としないためにはどうするか」に焦点をあてて作られているということです。

だからこそ、英作文に限らず医進塾では「復習を徹底的に!!」と呼びかけているのです。予習は「してきて当然」ですが、自分流の、間違った予習をしてこられると、授業がしにくいことが多々あります。それよりは「授業+演習」でやった部分を、復習の時点で徹底的に頭にいれるほうが、得点には直接結びつくことになります。

医進塾で「ノートの取り方、作り方」まで指導するのは、それが理由なのです。自分勝手な作り方でノートを書き散らしても、有効な復習はできません。

新学期は14日に始まります。今日の英作文80題も、いつか必ず試験にだされることでしょう(笑)。どうかそれまでにきちんと頭に入れておいてください。