朝の時間帯(私が出欠を取り終わってからですので、8時半前後から)単語の暗記チェックが始まります。
人によって範囲は様々です。何の問題もなくすっと終わってしまう人には、段階的に暗記の量を増やします。一番多い人は今のところ一回の暗記量が4回分程度、単語数にして60語程度です。1日に60語程度を次々に暗記してゆくのですから、かなりの負担になるとは思います。
でもこれが積み重なったときの英語力の伸びは、おそらくやっている本人もびっくりするようなものになるでしょう。最後までがんばってもらいたいと思います。
一番少ない人は一回について10語程度です。
「なんだ、たった10語か」
と思う人もいるかもしれません。
ですがこれに大変な努力を必要とする人もいます。
今まで中学校・高校を通じてこれだけの内容のある単語を集中的に暗記し、しかもそれを一対一でチェックされたいう経験のない人がそれにあたります。
頭の中に
「単語の暗記」
の回路が出来ていないので、いくら時間をかけても
「覚えられない」
のです。
かわいそうですが、こういう人は徹底した訓練で脳内に記憶痕跡を蓄え、記憶の回路が一通りできるまで根気強く繰り返すしか方法がありません。
医学部・獣医学部に入ったら、そこで課される暗記事項は受験時の比ではありませんから、その意味でも今のうちに頭を鍛えておくことには、大きな意味があります。
毎回毎回
「遅い!やり直し!」
と怒鳴られてすごすごと自席に帰る人も、いつかきっと
「あの時やっておいて本当によかった!」
と思える日が来ます。その日が早く来るように祈りながら、もうしばらくこの練習を続けましょう。