今日から単語の連続チェックが開始されました。
先日全員に「夏期合宿用英単語集」を配付し、8月末までに指定の部分を暗記するように伝えました。合宿の最後、「英語漬けの三日間」で授業と授業の合間に単語の暗記確認が行われるからです。
特に英単語の暗記が弱そうな(笑)10名を指定して、16時に集め、所定の範囲の単語がきちんと頭に入っているかどうかを確認してゆきます。
今日の第一回チェック・・・結果は・・・ボロボロでした(苦笑)。
抽象度の高い単語が中心だとは言え、今回の暗記範囲は合計でたったの「24語」に過ぎません。これが一日で暗記できないようでは、全体で約2000語(単語、熟語を含めた総数)の語彙を頭に入れることなど、
「夢のまた夢・・・」
でしょう。その先の「合格!」まで辿り付けるはずもありません。
暗記確認で大事なことは、何をおいても
「リスポンスタイム」
つまり
「反応時間・反応速度」
です。
私に
「Contemporary!」
と言われて、
「え~っと、え~っと、何だったっけな、覚えたのだけれどもな、え~っと、え~っと、あ、そうだ!『同時代の』だ!」
これでは何の役にも立たないのです(笑)。
単語を言われた瞬間に、その意味が頭に浮かんでくるようになるまでにならねばならず、そのために必要なものは
「練習!」
に尽きます。
人によっては今までにこのような暗記の仕方をしたことがない生徒も居たりして、大変に驚きました。
「僕は英文の中で単語を暗記するのに慣れているので、こういうやり方って苦手なんですが・・・」
と、情けなさそうに言っていた生徒も居ました。
「そのような覚え方はcontext-boundと言って、文脈の中で覚えるやり方なんだね。それは決して間違いではない。むしろ長い目でみればそれのほうが有効だとも言える。
でも君たちに『長い目』で見る時間なんかないんだよ。試験は来年なんだからね。そのためには多少無理があってもcontext-freeな、文脈に依存しない覚え方を取り入れてゆかなければならないんだよ。
今のうちならできるのだから、徹底的に頭にいれるようにしてごらん!」
と説明をしたところ、
「そんなもんですかねぇ・・・」
と、一応は納得してくれたようです(笑)。
「単語は文章の中で」の原則は、「効果的だが効率的ではない」として、時間が限られている場合は避けられるのが普通です。
再来週の「数学特講」、今日から始まった「単語暗記チェック」。いよいよ医進塾の『暑い夏』が始まりましたね!!