気が早いようですが、今週のHRで「夏期講習・夏期合宿」の受講説明をします。時間割等も配付します(合宿の詳しい時間割は少し後になります)。
先の予定を発表することで、8月末までの時間を有効に使ってもらいたいと願うからです。
「君たちには有り余るような時間はないのだ」ということを、身に沁みてわかってもらいたいのです。
だからと言っていたずらにあせるのはよくありません。
「時間がないのだから、今ある時間を有効に使おう」
という方向で考えなければなりません。
昨年度も、その前も、私がこの仕事に携わるようになってからは、ほぼ毎年のようにこのことを強調してきています。
今の時間の使い方・時間単位の仕事量が、そのまま来年まで続くとしたら、合格は到底覚束ないものとなるでしょう。
今日1時間かかったものは、来週は30分でできるようにならねばなりません。来週30分でできるようになったら、その次の週は15分、その次は7分30秒でできるようにならねばならないのです。これが「成長」というものです。
逆に言えば、今1時間で4題の問題がこなせるとしたら、来週は6題、再来週は8題、その次は10題できるようになっていなければならないということでもあります。
これからの塾生に必要なことは、
「時間の密度を上げる」
このことです。
これは常に自分に負荷をかけて行くことを意味します。考えるほど楽ではありません。
でも、それができないと「合格!」には手が届かないということも厳然たる事実なのです。
合格した先輩はみな例外なくこの「時間単位の仕事量」の向上に全力を尽くし、結果としてそれに成功した人たちです。
言われたことだけ、機械的にこなすのではなく、どうすればそれ以上のことができるのかを、真剣に考えてもらいたいものです。