今日の午後から、医進塾でしか受けられない(笑)「CP」のクラスが始まります。CPはcommunication programのことで、平たく言えば「面接練習」です。
ただの面接練習とはだいぶ違うので、毎年戸惑う人がたくさんいます。
1学期から夏休みにかけての練習は、多人数の相手の前で自分の言いたいこと、言うべきことをきちんと言うという練習です。
2学期から、模擬面接会場を設定しての練習になります。
「面接練習」というと、ほとんどの人が「過去問の模範解答を事前に作って、それを暗記し、聞かれたらそれを思い出しながら答える」というような練習を頭に思い浮かべます。
それはそれで間違っているわけではないのですが、この段階で留まると本番で取り返しのつかないミスをすることが多いのです。
面接官も人間ですから、こちらの予想通りの質問をするとは限りません。
以前ある医学部の先生とお話をしていたとき話題が面接のことになり、私が「受験生に聞く質問は事前に面接官同士で決めておくのですか?」と聞くと、
「半分はそうですね」
「では後の半分は?」と重ねて聞くと、
「まぁ、そのときの成り行きですねぇ・・・」(笑)
こちらも予測はしていましたから、驚きもせず「そうですよねぇ」(笑)というような話になりました。
面接は短い時間に相手の人間性を見るのが目的ですので、本来は何を聞いてもよいはずのものです。質問をしなければ、絶対にわからないことがらというのは、受験生の氏名くらいのものかもしれません。
だからこそ、自分のいいたいこと、言わねばならないことを、自分の中で完全に消化し、どのような形で聞かれようとも臨機応変に対応しつつ、相手に伝えることができるようになっておかねばならないのです。
これが医進塾CPの狙いです。
ただの「話し方教室」でもないし「スピーチ練習」でもなく、「プレゼンテーション」を含みつつ、それらすべての先を行く、本当の意味での「コミュニケーション」ができるようになる、基礎訓練が、医進塾CPなのです。
今日はアウトラインの説明に終わりますが、毎回必ず課題が出されますので、次回以降は大変になると思います。
でも、このCPの狙っているものって、今の社会に一番必要とされるものだと思いませんか?