2011年5月17日火曜日

塾長面談報告①

塾長面談で、昨日は6名の塾生と話しをしました。

「がんばっている、生活態度も良好、学習態度問題なし、現時点でいうことなし!」ということで5分で終わり!という人もいましたが、中にはきびしく注意しなければならない人もいました。

細かいことはさておき、私が気になったことが二つあります。

ひとつは「問題意識の欠如」です。

自分が何のために医進で勉強しているのか、成績を上げて来年の合格をつかむためには、今、ここで、何をしなければならないのか、という問題意識が大変に希薄な人が(複数名)いたのです。

形だけ勉強をし、形だけ授業を受けていればそのうち何とかなるのでは、と思っている態度には、叱るより呆れてしまいました。

その態度の結果は、毎朝のイントロテストの点数に如実に表れます。前週の授業の復習が出題内容のほとんどを占めるのイントロテストで、100%得点ができない場合(明らかな、かつやむを得ない理由がある場合は別にして)、それは「前回の復習ができていない」ことに尽きます。

問題意識今、勉強していることが、来年の入試にそのまま出るかもしれないという危機意識)を持って勉強していればその復習小テストで満点が取れないことへの強い反省が真っ先に来なければならないはずなのです。

残念ながら昨日面接をした6名の方のうち何名かは、イントロテストを「単なる小テスト」くらいに受け取っていると思われても仕方のないような態度でした。

追々指導を強化してゆくつもりですが、何よりも大事なことは「合格への熱意」であり、そのために今、ここで、自分は何をしなければならないのかという「問題意識」を持つことです。

まずは自分の生活を振り返って惰性に流れないような生活・学習に舵取りをしてもらいたいと強く願います。

もうひとつ気になったことがあります。

勉強へのはしゃぎすぎ」がそれです。

予習中心にどんどん先に進んだ勉強をするのはよいのですが、ひとつひとつの問題解答が「雑」になり、結局後から「全部やりなおし」となる人が目に付きます。

SUPなどで先に進むのはよいと思います。でも前にやったことの復習・定着の練習ができていないと、結局最後の「確認テスト」で合格できない、ということになってしまいます。

これはすべての教科に当てはまることなので、「おちついた、腰の据わった勉強」を心がけてくれることを期待したく思います。

たった6人の面接で、もうこれだけ問題点が出てきています。

全体への指導も並行して徹底させていかねばならないようです。
早急に対応したく思います。