2011年5月31日火曜日

左手一本のシュート

今『左手一本のシュート』という、最近非常に評判の高い本を回覧しています。

中学時代に「バスケの天才」と言われた少年が、高校入学を前に脳内出血で倒れ、右半身麻痺、もう一生バスケットボールはできない、と診断されます。

彼は自分の身に降りかかった運命にへこたれることなく、必死のリハビリを通して3年後には左手一本でシュートできるまでになります。

彼の努力を見ていたクラブの顧問、仲間が、3年次のインターハイ出場をかけた大事な試合に彼を出場させ、ラスト3分半のところで彼はパスを受け止めシュート。ゴールを決めます。

それに勢いを得たチームは、事前の評価(今年はインターハイは無理だろう)を覆し、見事優勝し高校総体出場を果たして行くのです。

私の下手なまとめよりも、本そのものを読んでもらったほうがずっとよいと思いますので、回ってきたらぜひ一度目を通してください。ドキュメンタリーですので、大変に読みやすく、1時間もかからずに読み終えられると思います。

私が心から感動したのは、彼(田中正幸君)の努力もさることながら、それを回りから支えている「仲間」、そして彼の将来を絶対に悲観しないお母様(一女さん)の態度でした。


仲間のつながり、両親の深い愛情に支えられ、決して自分の「夢」をあきらめることのなかった主人公の生き方、私たちが学ばなければならない大事な事柄が書かれている本です。



2011年5月30日月曜日

メディカルテスト解説

今日は朝からメディカルテスト「数学」の解説が詳しくされています。
点数的に振るわなかった分、解説は念入りにということで、2時間を徹底的に使って説明・解説を行い、生徒の理解度に応じて補助プリントなどを渡すこともあります。

今日の午後は「化学」が解説されます。

試験を受けっぱなしにするのではなく、その都度念を入れて問題の解説をしてゆくことに大きな意味があるのです。

試験時間中には「何がなんだか分からなかった」問題が、先生の解説を聞くことで「こんなにやさしく解けるのか」という感動に変わります。

あとはそこまで自分の力で登って行く具体的な計画を、どのように立てるのかということになります。

明日は「英語」です。全訳と解説が配付されていますので、数学ほど時間はかからないと思いますが、同じように、皆が点数を落としている部分への徹底的解説・補助教材の指定などがあるはずです。

問題を振り返っているうちに、「なぜ自分にはその問題が解けなかったのだろう」という「悔しさ」でいっぱいになる生徒もいます。

試験中に苦労している自分の姿を思い出し、苦い思いを「追体験」し、「もうこの問題は二度と見たくない」という思いに流される人もいます。

そこを乗り切らねばなりません。それが「受験」というものなのです。

その時に助けになるのが、講師の先生方の励ましと同時に「友人とのチームワーク」です。
お互いに教えあい、分からないところ、分かったところを共有しあい、励ましながら先に進んでゆきます。

受験が「ひとりぼっちの山登り」ではなく、「チームワークに支えられたプロジェクト達成」なのだ、というのはそういう意味なのです。

勉強はこれからいよいよ厳しさを増してきます。その厳しさを「自分と仲間を鍛えてくれる絶好の機会」と捉えられるかどうか、来年の「合格!」はそこにかかっていると言っても言いすぎではないのです。

2011年5月28日土曜日

メディカルテスト第一回

昨日は一日かけて医進塾メディカルテストを実施しました。
みな真剣な表情で取り組んでいました。

結果は・・・(笑)来週のお楽しみです。

以下、生徒の感想です。

・難しかった。今までの試験とはレベルが違うと思った。数学はぜんぜん見たこともない問題が出た。英語は知っている単語のほうが少なかった。

・物理は一応できたと思う。でも数学が・・・。悲惨な結果にならないといいけれど・・・。

・自信をなくした。ここまで一生懸命やってきたのに、何一つわからなかった(数学)。0点かもしれない。そう思うと凹む。

・(今まで)いろいろな試験を受けてきたが、模範解答を見ても(なぜそのような答えになるのか)わからないという体験は初めて。問題のレベルが違うのだとつくづく思った。

・確かにこの問題で7割取れれば、どこの医学部でも受かるだろう。

・生物は先生が事前に重要問題の範囲を教えてくれていたのに、できなかった。これって何なのって思ってしまう。自分の勉強方法を考え直さなければ。

・疲れた。朝の9時から16時までぶっとうしで受けたのは久しぶり。これから復習に入る。その日の試験がその日に復習できるのはすごくよいと思う。

・終わった後講師室をのぞいたら、英語のH田先生や数学のK山先生が待っていてくださった。「質問、あるよねぇ」(笑)と、こちらが聞く前から聞いてくれた。ちょっと感激した。

・英語のわからなかったところを聞いたら、勉強方法についてまで教えてくれた。やる気が出てきた。復習を今日中に終わらせようと思った。

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試験を真剣に受けた分、生徒の成長は早いものです。

乗り越えるべき「壁」が塾生の前にはっきりと示されました。あとはこれを「どうやって」乗り越えて行くか、です。

毎日の勉強の大事さを改めて理解してくれたように思います。

2011年5月26日木曜日

アルバイトのK子さん

先週から医進塾事務室にK子T美さんが「教務助手」としてアルバイトに入りました。教務の助手というのは、出欠管理から各教室管理、試験の準備、教材準備など、塾生の生活に一番近いところにいる立場です。

K子さんは今年の3月まで医進塾に在籍していた人ですので、私も安心して仕事を任せられます。仕事の丁寧で速く、塾生たちにもよく溶け込み、よい雰囲気を作ってくれています。

現在北里大学獣医学部1年在籍ですから、ここ高田馬場までくるのは必ずしも「帰宅途中」というわけではないのですが、計画的に時間を使ってくれているようです。

塾生の生活で、私の気がつかない点などに改善のアドバイスをもらったりすることがあり、

「一年間実際に生徒として過ごした人は違う」

と思わせます。

先生方も自分が教えた生徒ですから、仕事なども頼みやすいらしく、和気藹々としたよい関係が出きています。

北里大学は2年次から十和田にキャンパスが移動します。

アルバイトも1年切りです。

K子さんの、ここ医進での生活がよい思い出となってくれることを願います。

明日はいよいよメディカルテスト。体調不良で早退した生徒が2,3人おり、ちょっと心配していますが、取り越し苦労になることを願っています。

2011年5月25日水曜日

塾長面談終了、メディカルテストへ。

先週末で全生徒対象の塾長面談がほぼ終了し、都合でできなかった生徒のフォローアップ面接が今週末までに終わります。これで一通りの面接が終了したことになります。

現在、授業担当講師に「受講状況アンケート」をお願いしているところです。自分の授業中に特に受講態度で気になる生徒(寝ている、予習してこない、復習をしていない、イントロテストの点数が悪い、ノートの取り方がまずい・・・等)を報告してもらうのが目的です。

もちろん、態度がよい場合も報告されます。

これは次回の塾長面接の資料となります。

また、今週金曜日には「第1回メディカルテスト」が一日かけて実施されます。

メディカルテストのことは生徒にもいろいろな形で説明してありますので、きっと全力でぶつかってくれることでしょう。今の段階では単に「よい点をとる」ことよりも「自分が納得した点数をとる」ことのほうがはるかに大切なことなのです。

点がよくても悪くても、その点数に自分が「納得」できていなければ、そこから先に進めないからです。悪かった場合は悪かった理由を明確にすることで先に進めます。よかった場合は、それがフロック(まぐれ)でないことの確認をしたあと、次回も同じような点を取るにはどうするかを考えます。

それが模擬試験の「正しい受け方」であり、これ以外にまともな受け方はありません。点数だけ見て一喜一憂が一番いけないのです。

その繰り返しが「心の強さ」を作って行くのです。

今年の塾生は「まじめだが、覇気がない」というのが一般的な(講師の先生方の)印象のようです。
その先生方に「まじめが一番。覇気はあとからついてくる」と、私はいつも言っています。

これから人や動物の生命にかかわる仕事につこうとしている彼ら・彼女らにとって、一番必要な資質は、やはり「まじめさ」ではないでしょうか。

まじめな勉強を真剣にやり遂げることで、塾生は学力だけではなく「心の強さ」を身につけてくれます。まじめに真剣に人や動物の命のことを粘り強く考えられる強さを持った人だけが、それ以上のことに挑戦できるのです。それが「覇気」なのだと、私は思います。

根拠と実績のない単なる気分だけの「覇気」は、ただの「はったり」にすぎません。

その「実績」を示す、最初のチャンスがメディカルテストです。

塾生の健闘を期待しています。

2011年5月21日土曜日

CP第2セッション

今日の午後は医進塾独自のCP(コミュニケーションプログラム)の第2セッションでした。

前回はプレゼンに必要な「メッセージ」と「ストーリーライン」について演習・実技練習を行いました。
今日はそれに加えて「インパクトライン」の演習でした。

インパクトラインとは、プレゼンに絶対必要な「メッセージ」の導入の仕方です。最初に印象深いイメージクリエーション(相手の頭に「もっと聞いてみたい」という意欲をわかせるイメージを作る)を持ってくる練習でもあります。

質問でもよいし、自分の体験でもよいし、あるいは本の一節でも人から聞いた一言でもかまいません。自分の一生を「医師」「獣医師」に結びつけたのは何なのかを、相手に興味を持たせた上でそこから内容を展開して行くとっかかりになるものを、何か提示するというのが、今日のテーマでした。

20人近い友人の前で、自分の言いたいことを2分から3分の時間で語ります。

特に今日からメモなしのフリーハンドでという条件がつきましたから、なおさら緊張するのだと思います。

その後ほぼ半数の方からコメントをもらい、そのコメントに対してプレゼンターがラップアップコメント(最後の反省コメント)をつけます。

まだはじめて2回目ですので、総論的なコメントがほとんどではありますが、次第に的確な指摘なども増えてくることでしょう。

夏前までで合計6回、夏期講習期間にまとめて数回の総合演習が組まれています。

次回は演習(パフォーマンス)の画像なども載せてみたいと思います。

HR

今朝はHRから始まりました。

連絡事項

1.夏期講習・夏期合宿のお知らせ
2.27日のメディカルテスト時間割配付
3.その他諸連絡

特に今回は最初の試験である「メディカルテスト」に全員の注目が集まったようです。
メディカルは本当に難しいですからねぇ・・・(笑)。

別に塾生をいじめようと思っているわけではありません(笑)。

実際の入試問題(それも難し目の)に近いレベルの問題を出すことで「今の学力でどこまで食い込めるか」を「体感」してもらおうというのが、このメディカルテストの目的なのです。

「医進のメディカルテストに比べれば、全国模試は簡単」が、昨年までの塾生の一致した感想でした。

全国模試にはまたそれなりの価値があります。でも純粋に問題レベルを考えたらメディカルの結果を大事にしてもらいたいというのが私たちの気持ちでもあります。

試験後、すぐに解答が配付されますので、当日帰宅するまでに必ず復習と見直しをしてもらいます。
次の週の授業中に、出題意図と採点基準が解説され、週末までに答案返却。成績上位者の貼り出しという段取りです。

基礎力判定テスト(クラス分けテスト)以来、最初の終日試験です。この一ヶ月、自分の学力がどの程度ついたのか、どこが弱点なのか、正直に試験と向き合って確認してもらいたいと思います。

2011年5月20日金曜日

今日の医進塾5/20

医進塾の前期開講は4月の18日でした。ちょうど一昨日で一ヶ月になります。GWがあったので、今週で一ヶ月終了というのが塾生たちの、

「実感!」

だと思います。

塾生の生活は大変に落ち着いており、少なくとも外見上は(笑)何も心配することがなく、私たちも授業と一般的な生活・学習管理に集中できる状態が続いており、安心しています。

蒸し暑くなりつつある状況ですが、節電の関係もあってなるべく空調は使いたくないので、特に換気に気を使うようにしています。

今週からクールビズ期間に入り、先生方もノーネクタイになりました。

5号館自習室はかなり涼しいのですが、2号館自習室はすぐに暑くなるので、できるだけ窓を開放し外の涼しい空気を入れます。朝のお掃除のおばさんが特に気を使ってくれているようです。

生徒たちはみな自分が一番集中できる勉強空間を探して、そこで勉強しています。

自習室のブースが基本ですが、それ以外に「くすのき広場」や、授業前の教室などでテキストを広げている塾生も多いようです。

先日は、朝から5号館2階の個別指導室のブースで勉強している生徒(本当は個別指導以外で使ってはいけないのです・笑)が一人いて、「行方不明!?」と一瞬焦りました(笑)。

塾長面談報告でも書いたように、今私が一番心配しているのが「イントロテスト(早朝復習小テスト)の得点です。

点数が一定せず、上下の激しい生徒がいるということと、「低め安定」状態になってしまっている子がいるということが、一番の頭痛の種です。

夕刻のSSなどで順次対応してゆくつもりです。

最終的には「本人の危機意識と自覚」による部分が大きいので、なんとしてもその意識を持ってもらいたいと願うところです。

そろそろ初夏の風が吹き出した、最近の医進塾です。

塾長面談報告②

昨日で塾長面談が三分の二終了しました。

一人あたり15分ですが、実際には学習状況を聞き、イントロテスト(早朝復習テスト)の点数を確認し、生徒によっては個別指導の状態を報告してもらうだけなので10分程度で終わることが多いようです。

昨日の最長は25分でした(笑)。

今回気がついたことは、前回とまったく同じことで、「問題意識・危機意識」が足りないということに尽きます。

・イントロテストの点数が低いということはわかっているが、理由の分析がないし、必要な手を打たない。

・授業内容についてゆけない部分があっても、それを夕刻のSS(監督つき自習時間)できちんとフォローアップしない。

・先生から指定された教材とプリントをきちんと仕上げない。確認を受けない。

・授業でわからないことがあっても、質問しない・できない(恥ずかしいから)!。

・・・等々、聞いていてこちらが「唖然」(笑)とするようなことばかりでした。

残念ながら、これでは受からないと思います。

先生方も塾も、本気で教えています。

受講生もそれに「本気で」向かい合ってこその「医進塾」です。

明日のHRではこのあたりのことをきちんと伝え、再度の奮起を促すつもりでおります。
来週はいよいよメディカルテストの第一回目です。

真剣に向き合って、納得の行く成果・点数をとってもらいたいものです。

2011年5月17日火曜日

夏期講習・夏期合宿に向けて

気が早いようですが、今週のHRで「夏期講習・夏期合宿」の受講説明をします。時間割等も配付します(合宿の詳しい時間割は少し後になります)。

先の予定を発表することで、8月末までの時間を有効に使ってもらいたいと願うからです。

君たちには有り余るような時間はないのだ」ということを、身に沁みてわかってもらいたいのです。

だからと言っていたずらにあせるのはよくありません。

時間がないのだから、今ある時間を有効に使おう

という方向で考えなければなりません。

昨年度も、その前も、私がこの仕事に携わるようになってからは、ほぼ毎年のようにこのことを強調してきています。

今の時間の使い方・時間単位の仕事量が、そのまま来年まで続くとしたら、合格は到底覚束ないものとなるでしょう。

今日1時間かかったものは、来週は30分でできるようにならねばなりません。来週30分でできるようになったら、その次の週は15分、その次は7分30秒でできるようにならねばならないのです。これが「成長」というものです。

逆に言えば、今1時間で4題の問題がこなせるとしたら、来週は6題、再来週は8題、その次は10題できるようになっていなければならないということでもあります。

これからの塾生に必要なことは、

時間の密度を上げる

このことです。

これは常に自分に負荷をかけて行くことを意味します。考えるほど楽ではありません。

でも、それができないと「合格!」には手が届かないということも厳然たる事実なのです。

合格した先輩はみな例外なくこの「時間単位の仕事量」の向上に全力を尽くし、結果としてそれに成功した人たちです。

言われたことだけ、機械的にこなすのではなく、どうすればそれ以上のことができるのかを、真剣に考えてもらいたいものです。

塾長面談報告①

塾長面談で、昨日は6名の塾生と話しをしました。

「がんばっている、生活態度も良好、学習態度問題なし、現時点でいうことなし!」ということで5分で終わり!という人もいましたが、中にはきびしく注意しなければならない人もいました。

細かいことはさておき、私が気になったことが二つあります。

ひとつは「問題意識の欠如」です。

自分が何のために医進で勉強しているのか、成績を上げて来年の合格をつかむためには、今、ここで、何をしなければならないのか、という問題意識が大変に希薄な人が(複数名)いたのです。

形だけ勉強をし、形だけ授業を受けていればそのうち何とかなるのでは、と思っている態度には、叱るより呆れてしまいました。

その態度の結果は、毎朝のイントロテストの点数に如実に表れます。前週の授業の復習が出題内容のほとんどを占めるのイントロテストで、100%得点ができない場合(明らかな、かつやむを得ない理由がある場合は別にして)、それは「前回の復習ができていない」ことに尽きます。

問題意識今、勉強していることが、来年の入試にそのまま出るかもしれないという危機意識)を持って勉強していればその復習小テストで満点が取れないことへの強い反省が真っ先に来なければならないはずなのです。

残念ながら昨日面接をした6名の方のうち何名かは、イントロテストを「単なる小テスト」くらいに受け取っていると思われても仕方のないような態度でした。

追々指導を強化してゆくつもりですが、何よりも大事なことは「合格への熱意」であり、そのために今、ここで、自分は何をしなければならないのかという「問題意識」を持つことです。

まずは自分の生活を振り返って惰性に流れないような生活・学習に舵取りをしてもらいたいと強く願います。

もうひとつ気になったことがあります。

勉強へのはしゃぎすぎ」がそれです。

予習中心にどんどん先に進んだ勉強をするのはよいのですが、ひとつひとつの問題解答が「雑」になり、結局後から「全部やりなおし」となる人が目に付きます。

SUPなどで先に進むのはよいと思います。でも前にやったことの復習・定着の練習ができていないと、結局最後の「確認テスト」で合格できない、ということになってしまいます。

これはすべての教科に当てはまることなので、「おちついた、腰の据わった勉強」を心がけてくれることを期待したく思います。

たった6人の面接で、もうこれだけ問題点が出てきています。

全体への指導も並行して徹底させていかねばならないようです。
早急に対応したく思います。

2011年5月16日月曜日

個人面談とSUP

昨日、今日と、すばらしい天気が続きます。暑くもなく寒くもなく、勉強には絶好の季節です。

今週から「塾長面接」+「校長面接」が行われます。
塾長面接は一人15分程度で、現在の学習状況の確認を中心に行われ、校長面接はもう少し大きな側面から、塾生一人ひとりの進路選択などについて話し合われます。

塾長面接では限定された時間ではありますが、かなり細かく指導が入ります。点数はもちろん生活面でも気になる点はどんどん指摘します。

生活指導面のことはあまりうるさく言いたくはないのですが、たとえば理由のない遅刻や欠席などについては、改めてゆくような指導が強くなされます。

現時点では大きな試験が行われておりませんので、成績的な話しは毎日行われている「イントロテスト」の点数が中心です。「満点がとれて当然」の小テストで8割、7割しか取れないという状況が続いているようです。教わったことが頭に残っていない、定着していないという状況には、必ず何かの理由がありますから、その理由を自分で理解してくれているかどうか、そこがポイントです。

点数が悪いからと言って、それだけで叱り付けるようなことはしませんが、自分の弱点がわかっていながら改善の努力をしない人に対しては、かなり厳しく注意することがあります。

塾長面接が終わった人から、順次校長面接に移ります。

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医進塾には、英語、数学ともに「SUP講座」というプリント学習講座があります(SUPはStep-Up programの略です)。数学SUPは計算力の向上に焦点が当てられています。英語SUPは基礎英文法と基礎構文の段階的学習が中心です。

現在英語SUPを取っている生徒は14名です。

以前は12名だったのですが、先日土曜日のHRで少し宣伝をしたところ、「私もやりたい」という希望者が2名いて、合計で14名になりました。

語学の勉強は毎日やらねばなりません。授業の予習・復習も大変だとは思います。でもそれ以外に一日に1-2枚のプリントができないわけはないのでは・・・?(笑)。

強制ではありませんが、できれば全員にやってもらいたいものではあります(お金がかからないので、利用しない手はないと思いますよ・笑)。

「初級」は中1-中3の英文法基本事項確認ですので終了時の確認テストはありません。その代わり不出来具合によっては、そのプリント全体のやり直しが指示されることがあります。

センターテストレベルから難関大学レベルの「中級」「上級」には、それぞれプリント終了時に「確認テスト」が行われ、それに合格しないと正規の「合格」にはなりません。「中級」を合格しないと「上級」には行けない決まりになっています。

※その生徒の英語力を確認した上で、「初級」を飛ばして「中級」から、あるいは「中級」ではなく「上級」から始めるように指示する場合も、例外的にですがあります。

現在中級合格者は2名です。確認テストの準備をしている人が1名います。

確認テストは3回まで追試を実施し、3回やっても合格できない場合、その級を最初からやり直すことになっています。

こうなると受講生自身も、採点.添削するこちらも大変なので、「お互いの幸せのために、早く合格しようね」(笑)と言い合っています。

それ以外に毎日の単語の暗記が課されている塾生もいます。

始まってからもうすぐ一ヶ月になりますが、医進塾塾生の生活は、なかなかに厳しく忙しく過ぎていっているようです。

2011年5月14日土曜日

1週間ぶりの更新です。

ここ数日、このブログを配信している会社のサーバの調子が悪く、何回やってもログインできない状態が続いておりました。その関係で思うように更新ができず、失礼いたしました。

この一週間の医進の出来事一覧です。

1.事務局教務助手に、今年医進を卒業して現在北里大学獣医学部獣医学科にいるK子T美さんが入りました。当面は木曜日と土曜日の勤務になります。教務関係のさまざまな補助をしてくれることになっております。

それら雑用以外にも、大学の情報や受験勉強の悩みなどの相談相手として活躍してくれることを期待しています。

2.英語不規則動詞変化表の確認テストが行われました。

残念ながら合格者は6名のみでした。中学校で完全に定着させておかなければならない項目です。単語の数もせいぜい100前後です。不規則に変化するのは基本動詞ばかりですので、これが完璧に頭に入っていないとこれからの学習に大きく響きます。

満点以外は追試となりますから、残りの方には次回のテストで必ず満点が取れるよう、今から確実に暗記しておいてもらいたいと思います。追試は16日(月)の16時半から行います。

全員が合格するまで追試は続きます。

3.英単語暗記特訓、計算力特訓の成績上位者(英語:K下H美さん、数学:K上Y平くん)がHRで表彰され、小山校長から記念品を贈られました。これからもこのような企画は何度もありますので、どんどんチャレンジしてもらいたいと思います。

4.塾長面談・校長面談用のアンケートが配付されました。

諸般の事情で若干遅れてしまいましたが、来週から「塾長面談・校長面談」が始まります。そのためのアンケート用紙が配付されました。塾生一人ひとりをきめ細かく見てゆくためのものです。

5.CPの実習訓練(パフォーマンス演習)が開始されました。

前回のイントロダクションに続き、「自分が一番伝えたいこと:メッセージとストーリーライン」に焦点を絞った演習が開始されています。

雑談ならいくらでもできる人でも、いざ多人数の前でまとまったことを話すとなると緊張するものです。それを乗り越えるには「練習」しかありません。

6.気になること

①5月に入ってからの授業日数は9日ですが、この9日間の累積遅刻数は「20」になります。いろいろな事情があると思いますので一概に良い、悪いは言えませんが、それでも9日で20は決して「少ない」とはいえない数です。

時間を守ることの大事さを、ここで徹底的に身につけてもらいたいと思います。

②塾生同士、仲がよいのは大変によいことなのですが、勉強と気晴らしとのけじめのつかないことがあるようです。「この時間は騒ぐ時間ではなく、勉強の時間だよ」という注意を、この一週間で3,4度いたしました。

勉強するために来ている予備校で「勉強しなさい」という注意を与えられるということが、本当はいかに「恥ずかしい」ことなのかを、よくよく理解してもらいたいものです。

※上記二点は、今日のHRで全員に注意をしました。

連休も終わり、これからが勉強の本番です。夏までをまっすぐに進み、着実に力をつけさせるようこちらも念を入れて指導してゆきます。

2011年5月6日金曜日

CP始まる

今日の午後から、医進塾でしか受けられない(笑)「CP」のクラスが始まります。CPはcommunication programのことで、平たく言えば「面接練習」です。

ただの面接練習とはだいぶ違うので、毎年戸惑う人がたくさんいます。

1学期から夏休みにかけての練習は、多人数の相手の前で自分の言いたいこと、言うべきことをきちんと言うという練習です。

2学期から、模擬面接会場を設定しての練習になります。

「面接練習」というと、ほとんどの人が「過去問の模範解答を事前に作って、それを暗記し、聞かれたらそれを思い出しながら答える」というような練習を頭に思い浮かべます。

それはそれで間違っているわけではないのですが、この段階で留まると本番で取り返しのつかないミスをすることが多いのです。

面接官も人間ですから、こちらの予想通りの質問をするとは限りません。

以前ある医学部の先生とお話をしていたとき話題が面接のことになり、私が「受験生に聞く質問は事前に面接官同士で決めておくのですか?」と聞くと、

「半分はそうですね」

「では後の半分は?」と重ねて聞くと、

「まぁ、そのときの成り行きですねぇ・・・」(笑)

こちらも予測はしていましたから、驚きもせず「そうですよねぇ」(笑)というような話になりました。

面接は短い時間に相手の人間性を見るのが目的ですので、本来は何を聞いてもよいはずのものです。質問をしなければ、絶対にわからないことがらというのは、受験生の氏名くらいのものかもしれません。

だからこそ、自分のいいたいこと、言わねばならないことを、自分の中で完全に消化し、どのような形で聞かれようとも臨機応変に対応しつつ、相手に伝えることができるようになっておかねばならないのです。

これが医進塾CPの狙いです。

ただの「話し方教室」でもないし「スピーチ練習」でもなく、「プレゼンテーション」を含みつつ、それらすべての先を行く、本当の意味での「コミュニケーション」ができるようになる、基礎訓練が、医進塾CPなのです。

今日はアウトラインの説明に終わりますが、毎回必ず課題が出されますので、次回以降は大変になると思います。

でも、このCPの狙っているものって、今の社会に一番必要とされるものだと思いませんか?

2011年5月2日月曜日

5月に入りました。

今日から5月です。

一般的には連休前でどうしても気が緩みがちになるものですが、医進塾の雰囲気は特に変化ありません。

先週の土曜日、計算力特訓マラソン終了後、全員に注意をしました。

一つ目は、イントロテストを重視してもらいたいということ。
他の一つは、けじめをつけるためにも、遅刻厳禁ということです。

早速今朝、遅刻が目立つ生徒を呼び、直接注意しました。
8時半に間に合わないような時間に自宅を出ることは論外ですが、それよりも気持ちのどこかに「8時半に間に合えばよい」というような気持ちがあることのほうが問題です。

8時半がチェック時間ならば、少なくとも8時までには登校できるようにしておかなければなりません。これは登校だけでなく、来年の入試にも直接関わってくることです。

時間を守ること、これは「生活習慣」ですので、入試の日だけ早起きをしてきちんと試験会場に行くということは無理なのです。

受験校が一校だけなら、何とかなるかもしれません。でも一校しか受験しない人はいないでしょう。安全校を含めて、複数大学・学部の受験になります。緊張感を持って生活する癖を、普段から身に着けておかないと、後から必ず後悔することになります。

朝の時間帯に緊張感をもてないようでは、先が思いやられます。
6月までは特に遅刻の目立つときですので、その点については妥協なく指導してゆきたいと思っています。