2008年3月31日月曜日

映画「Terminal」

トム・ハンクス主演の「ターミナル」という映画をご存知でしょうか?東欧にある国(映画ですので勿論架空の国です)からアメリカの空港にたどり着いたヴィクターという青年が主人公の映画です。

彼ははるか昔の父親との約束を果たすためにアメリカにやってきます。ところが彼が空港についた途端、彼の母国が内乱で消滅してしまったというニュースが飛び込んできます。国と国との正式な関係があってこそのビザ(入国査証)であり、パスポートなわけですから、アメリカとしては(相手国が消滅してしまった以上)ヴィクターを入国させることができません。

帰る国がありませんので、ヴィクターは帰国することもできません。そんなわけで彼は空港の中で生活することを余儀なくされるということになります。

スピルバーグ監督の腕の冴えが見られる場面がいくつも出てくる「名作」だと思いますが、中でも私の心に残った場面は、トム・ハンクスが空港で知り合いになったある女性に対して「人生って、待つことだよ」というところでした。

In life, we always wait... wait for something, someone...という彼のセリフがとても印象的でした。

空港という場所は、いつでも誰かが動き回っているところです。動きながら、誰かを、そして何かを「待っている」場所です。

人生の縮図がそこにある、それを感じて映画にしようと思ったのだ、とスピルバーグ監督はMakingの中で語っていました。

自分が一人の人間として「受け入れられる」ことを待っているトム・ハンクス(ヴィクター)の、自分の「待つ」人生に対する積極的で楽天的で、深みのある態度には、教えられることが多いのです。

人生は待つこと、積極的に待つこと、それを教えてくれる映画です。こういう映画を見ると「いや~、映画って、本当にいいものですね~」と言いたくなりますね(笑)。

2008年3月30日日曜日

不思議なこと

私が教職についたのは1979年ですので、かれこれ29年教壇に立っていることになります。学校全体を管理するような仕事についていたのはそのうち6年ほどです。管理業務というのは私には向いているとは思えないので(汗)、その仕事のかたわら(というべきか、管理業務のほうがかたわらなのだか・笑)、英語の授業を担当することは一年の途切れもなく続けてきました。

おかげさまで教えた生徒の数は2500名ほどになります。教えた子供たちの記録をきちんととるようになったのは、教え始めて8年ほどたってからだったので、現在手元に残っている指導記録は、大雑把に言って、大体1000人分くらい、というところでしょうか。

ほとんどの生徒とは、もう一生会えないと思いますし、私のことを覚えているかどうかもわかりませんが、私にとってはその子達との出会いはみな貴重な思い出であり、一人ひとりがみな「今の私」を作ってくれたという意味で「恩人」だと思っています。今も連絡を定期的に取れる人は、そうですね、多く見積もっても数十人というところでしょうか。

先日、その記録をぱらぱらと見ていて、とても不思議なことに気がつきました。

それは「高校や中学校時代の姿と、社会に出てからの姿の間には大きな差がある」ということでした。ある先生が「子供はバケルからねぇ」(笑)と言ってましたが、確かにそれはいえることだと思います。

中学校や高校の姿は、もしかしたら「さなぎ」なのかもしれませんね。早咲きの方はその段階でもう華を開かせるのかもしれませんが、その段階をじっくり自分を見つめることで過ごした方のほうが、後から大きく咲くような気がしてなりません。

高校時代にスポーツで華やかな活躍をしたり、生徒会活動で脚光を浴びたり、あるいは勉強で頭角を現したりする人が、その後の学生生活でも同じような活躍をするかというと、「決してそんなことはない」というのが、私の実感です。

今、医進塾で勉強をしている方々にも同じことが言えるのではないでしょうか。

皆さんが活躍する場は、「これから」なのです。皆さんの「今」は、「未来」につながっているのです。みなさんの勉強は皆さんの将来、つまりはこの社会の「未来」のための勉強なのです。

成績が上がらず落ち込むこともあるでしょう。でもそれは決して無駄なことではなく「これから」のための目印になることなのです。

タイトルに「不思議なこと」と書きましたが、これは案外「当たり前のこと」なのかもしれませんね(笑)。医進塾はみなさんの未来を信じ、そのためにお手伝いさせてもらうのが使命です。

「当たり前のこと」を信じ、明日からの勉強に新しい気持ちで打ち込みましょう。

2008年3月29日土曜日

花粉の季節

もう20年前になります。春先のある日のこと、なんだか鼻がむずがゆくて目もしょぼしょぼしているのに気がつきました。

それまでは花粉症という言葉すらあまり知らなかったくらいで、英語のhay feverの訳語に「麦わら症:花粉症」とあるのを見て「なんだ、これ?」と思ったくらいです^_^;。

そのときは、あまりに涙や鼻水が止まらないものですので、病院にいって「これなんでしょうか?風邪ですかね?」と聞くと、そのお医者様は呆れた風に「れっきとした花粉症ですよ」と答えてくれました(笑)。

これが私の花粉症とのお付き合いの始まりでした。

毎年この時期になると「ヤだな」とは思うのですが、症状からすれば軽いほうで、薬できちんと抑えられるだけ幸せだと思いなさいと、その先生に言われたくらいです。

深刻な症状を持っている方もおられると聞き、花粉症はいやだけれど単に「いやだ」で済むだけまだましなのだ思うようにしています。

そんな花粉症ですが、ここ数年間の自分の症状を観察すると今までとは異なった傾向があることに気がつきます。一言でいうと体調によって症状が異なるということなのです。

アレルギー反応は免疫反応ですから体調に左右されるのは当たり前といえば当たり前ですが、ここまで違うのはちょっと驚きです。

睡眠時間をきちんととり、食事も規則的にし、適度な運動をして健康的な生活をしているときには、症状が驚くほど軽くてすむのです。

反対に仕事で徹夜が続いたり、いろいろと困ったことが連続したりして心労が重なったりするときは(特に学校では年度末にそのような問題が起こることが多いので)、いくら薬を呑んでも効かないということもあります。

同じ人間の身体なのに、この差は不思議なものです。私だけに限らず、人間の身体は、それほど外部環境の一部になりきっているということなのでしょうか。

医進塾ゼロ学期を受講している受講生の方と今定期的に面接をしています。一人の人が「午後の自習の時間は怖いくらいです。みんな真剣そのもので勉強に打ち込んでおり、その中にいると『なまけていられない!』という思いになります」と言ってくれました。

最初からあまりハイテンションで勉強にはげむと長続きしないという面も否定はできないにせよ、塾にいる間は徹底的にやろうと思っている塾生の真剣さが感じられました。

夕刻の授業に備えて午後勉強しているその真剣な雰囲気が、各自の心の中にある「怠け心」を駆逐してしまっているのでしょう。それが教室の中に入ると実感できます。

勉強は基本的には自分一人でするものです。ですがお互いに切磋琢磨しあう仲間と先生がいることが自分の意識を高めてくれます。

医進塾はそんな仲間と先生がいる塾です。

2008年3月28日金曜日

医進塾「ゼロ学期」後半へ

今日(3月28日)から、ゼロ学期第4タームが始まりました。第4タームは「有機化学+化学演習」です。

受講生もだいぶ増えて(とは言っても少人数制ですから10名以下です)、先生も張り切って教えてくれています。

これが終わると来週の5,6タームは「総合数学(数ⅢCへの手引き)」「数学ⅡB」「数学ⅠA」、それに「計算力特訓」のクラスです(英語もあります)。

数学は第1タームにもありましたが、それを踏まえてここでいよいよ1学期に向けての加速をすることになります。特に「計算力特訓」は、数学全般や化学、物理にも応用の効くものです。

英語は第6ターム(最終ターム)に「英単語暗記特訓」と「基礎英作文」が置かれています。

英単語特訓は「単語の合理的暗記法」の練習で、語源からの暗記法、例文を上手に使っての暗記法、意味的に一まとまりにした暗記法、等、過去医進塾で実践してきて効果のあったやりかたを全て伝授(笑)します。

「よいスタートは半分の完成」とも言いますね。

ここで勉強のよいスタートを切って、1学期につなげましょう。5月には恒例の『医進塾合格合宿』が計画されています。場所は少し変わりますが、二泊三日で自分の力を徹底的に洗い直し、夏休みまでの計画につなげます。

合宿の計画はいま着々と進んでいます。来週にはウェブページにアップできると思いますので、詳しくはそちらをご覧下さい。

2008年3月26日水曜日

more concerned with what they do than who they are

今日の「医系英語講座」で読んだ英語の文章に次のような部分がありました。

Long-lived individuals seem to be more concerned with what they do than who they are. They live outside themselves rather than dwelling on their own personalities.

『長生きをする人は、自分の肩書などよりもむしろ、実際に自分が何をするかを気にかけるものだ。彼らは自分の性格や人柄をくよくよ悩むより、外側の世界で生きるのだ』

読みながら「これはご老人だけではなくて、受験生にも当てはまることだなぁ・・・」と思いました。

受験生の中には常に問題を自分の内面に関連付けて考えようとする傾向の人がいます。「この問題ができないのは、自分の性格が弱いからだ」「成績が上がらないのは自分の人格が完成していないからだ」「思うように勉強がはかどらないのは、自分の性格に欠陥があるからに違いない」…等等。

確かにそういう側面がなきにしもあらず・・・という人も、中にはいます。でもほとんどの場合、成績が上がらない理由は、単に「適切な練習の不足」に尽きることが多いのです。

「練習」や「演習」は、分かったことの繰り返しで定着を図り、次の「わからない」に挑戦するプロセスです。繰り返しには時間がかかります。一人ではなかなかできません。適切な指導者がいて、そのための場所と時間が保証されて初めてできることです。

練習や演習のよいところは、する側の性格や人柄には何の関係もないことです。やる気になって条件が整えばだれでもできることなのです。

自分の性格や人格に悩んでいるヒマがあれば(笑)、その分一題でも多くの問題を解いて、力をつけませんか?

そんな方のご来校をお待ちしております。

2008年3月25日火曜日

医学部入試問題検討

医学部(歯学部・薬学部・獣医学部)の分析をいま医進塾では行っているところです。数年に一度見直しをし、各年ごとに微調整をします。

とりあえず英語がおわりかけているところで、結果はまとめてウェブページに載せる予定です。

毎年のことで、特に改めていう必要はないのですが、やはり医療系学部には「それなりの」問題が出る、ということで英語科担当の先生方は一致しています。

①文法・構文は平易。特に込み入った文章はでない。

②単語・熟語は全体として5000語level。それ以上のランクの単語や専門的な言葉、病名などには原則として注釈が付くので心配いらない。

③特に医学部の場合に顕著なのは、英文の内容の「時事性」。最新の知識が頭に入っていないと英語がわかっても理解できない。

こんなところでしょうか。

医学部入試に出題される英文は、医学部に入ってから論文を読んだりするときに困らないような英語の基礎的知識を持っているかどうかを見るためのものですので、これは当たり前ですね。医学部の入試にShakespeareやMiltonを出しても意味がありません^_^;

みなさんに注意してもらいたいのが、むしろ③の時事性です。

これは試験の前に詰め込みで本や新聞を読んでも、どうにもならないものです。むしろ日ごろの読書や新聞、雑誌の医学関連の記事を、普段どれだけ読んでいるかにかかっていると言ってもよいでしょう。

最近はネットで簡単に最新情報が調べられるようになっています。自宅で自由にネットに接続できない人は学校や図書館で利用しましょう。医進の方は、ロッカー横のパソコンが自由に使えますので、遠慮しないで使ってください。

急がば回れ、の精神で、一週間に一度でよいのできちんと情報を整理しておくことをお勧めします。これは面接や小論文の勉強にもなるものです。

2008年3月24日月曜日

心理学入門(笑)

心理学では「人が一般的にどのような行動を取るか」ということを「性格」と言います。またその人にやる気がある場合(専門的には「動機付けが十全であった場合」と言います)、自分に与えられた各種の能力を柔軟な様式で使用できる能力のことを「知能」と言います。非常に広い意味での「問題解決能力」と言ってもいいでしょう。

人間の知性と知能の多様性については言う必要もないと思います。それを記述する理論や立場は、研究者の数だけあると言ってもいいくらい多種多様です。心理学だけに限っても「スピアマンの2因子説」「パートの階層因子説」「サーストンの多因子説」「ギルフォードの知能構造理論」など、枚挙に暇がありません。

それらの全てに共通する点を単純に説明することはできないのですが、あえて単純化すると(笑)、「知能とは既知のものと未知なものとを関連付けることのできる能力である」というところに落ち着きそうなのです。

どのような方法で関連付けているかを説明しようとするときに生ずる多様性が、理論の数となっているのでしょう。

なぜこんなことを言い始めたかというと、「勉強しても勉強しても成績があがらない」と嘆いている人が多いからです。それは本人の能力というよりはむしろ、勉強のしかた、関連付けのしかたに問題がある場合がほとんどだからです。

既知のことが10%しかない状態に未知のことを90%教わっても「出来るはずはない」のです。関連付けが働かないからです。むしろ既知70%に未知30%くらいが、受験生としては妥当なところでしょう。未知のことが50%を超えると、とたんに「授業が難しくてついて行けない」という状態になります。

では既知の部分を広げてゆくにはどうするか。ずばり、「授業を受けるしかない」のです。「既知の部分、つまり基礎の部分」を自分で仕上げることの出来る人はめったにいません。むしろこの部分こそ丁寧かつ徹底的に授業で仕上げてゆく必要のある部分なのです。

医進塾が「ウィークリー講座」を夕刻(1650-2005)まで開き、そこにも「講義+演習」のスクランブルシステムを導入している理由がここにあります。

2008年3月22日土曜日

「学力伸び率」の話

医進塾は生徒の「伸び率」が誇りであり自慢なのですが、それについて、学校説明の折などに「どのくらい伸びるものでしょう」という質問をされることがよくあります。受験生や保護者の方にとって、一番気になる部分ですから、これは当たり前のことです。

一概に「絶対にこれだけ伸びます」ということはなかなか言えません。また「偏差値」は「結果」ですから、そこまでゆくプロセスをどのように分かりやすく説明すればわかっていただけるか、いつも頭を悩ませます。一口でいうと、偏差値を伸ばす方法は、逆説的ですが「偏差値にこだわらない」ということだからです。

「偏差値」は「回りとの比較」を数値換算したものに過ぎません。偏差値だけ見てもそれを伸ばすことはできません。あまり偏差値にこだわると、受験生が全国模擬試験の問題を事前に手に入れようとしたり、解答を横流ししたり、と言った非常に「非教育的」なことが起こりかねないのです。

医進塾では、もちろん全国模擬試験の成績は最大限評価します。ですが、最も大事にするのが全国模試ではなく「校内模擬試験」です。

医学部・歯学部・薬学部・獣医学部、他、医療系入試を知り尽くした各教科担当の先生方が、月に二度「既習問題50%+初見問題50%」の試験を実施します。問題の内容、levelともに、先生方の頭の中に入ったデータを120%駆使していますので、受験準備としては最上の問題になります。

全国模試の場合、最低でも数十万人の受験生が受けますので、問題に偏りがあってはなりません。文系でも理系でもどちらでも違和感なく受験できるような問題(つまりは、当たり障りのない問題・笑)が、出題のほとんどを占めます。

それはそれで価値があるとは思います。ですが医歯薬獣医・医療系と言った「母集団が小さい」場合、その中の学力偏差を調べるものとしては、甚だ不満足です。

そこで最終的に頼りになるものは、指導担当講師の経験と実績なのです。それら先生の熟練した情熱ある指導の定着度と応用力が「校内模擬試験」で確認され、確認された内容が直ちにその後の授業に反映されてゆきます。

それが結果として「大学合格」に結びつき、合格した大学の偏差値を改めて調べてみると、その受験生の最初の偏差値よりもはるかに高くなっていることが多いという、そういうことなのです。

医進塾では「偏差値にとらわれず、結果として偏差値が上がる指導をしている」というのはそういう意味です。どのくらい実際に上がっているかの実績は、個人情報ですのでここにはっきりと出せないのが残念です^_^;。昨年度の場合、伸び率の平均が全国模試偏差値で「7~8」でした。一番伸びた生徒はウェブページトップに載せてあるとおりです。

それ以外の実際の数字をお知りになりたければ、医進塾事務局(03-3205-4308)に直接お問合せいただければ、ある程度のことはお教えできると思います。

また現在の塾生は、医進塾ウェブページの「塾生専用ページ」に、お渡ししてあるuser nameとpasswordで入っていただければ、かなり詳しい伸び率一覧表が載せてあります。

先輩の努力にを見習って、みなさんも自分の限界に挑戦してみませんか!!

2008年3月21日金曜日

医学部合格者インタビュー(パート4)

前回の続きです。Aさんへのインタビューはこれで終わります。

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Q:さて、それじゃ、後輩になにか一言アドバイスなどを・・・。

A:入試は満点取らなくても合格します。そのために、他人が出来る問題を絶対に落とさない、というところから勉強を始めてください。天才ならどこからやってもいいけれど、そうじゃない、私みたいな凡才(笑)は、人より先んずることも大事だけれど、それより、人ができるものは絶対自分もできる!!っていうところまで持ってゆくことがまず大事なことだと思います。

女子医の問題も、私は(特に英語は)絶対に合格圏すれすれだったと思っています。自信あります(笑)。それでも合格は合格です。満点取る努力より、合格点すれすれでもよいから、いつでもその点数だけは取れるというlevelにまで自分を持ってゆくことが、何より大事だと思います。

そのためには、医進の授業を活用すること。お金払っているのだから、先生や事務局を利用しないのはおかしいですよ(笑)。その日に自分が何をならって、何が分かってないかを、その日のうちに復習すること。何が分からないかだけでもわかっておくと、次の授業へのモティベーションが違ってきます。

男女の差はいいたくないけれど(悔しいから・笑)、でも女子は一般的にいって数学や化学は弱いと思います。自分がそうですからわかります。弱い科目はついつい後回しになります。これが一番いけないと思います。出来ない科目は内容を小分けにして、毎日やらないと、結果としてみるとこなした量が決定的に少ないということになります。

嫌いな科目は毎日やる(笑)っていうくらいの気持ちになってもらいたいと思います。

医進は少人数だからこれに慣れ切ってしまうと、大人数の受験で違和感を感じてしまうから、2学期になったら全国模試などは、一般の会場で受けてみるのもよいと思います。

いろいろやり方はあるけれど、学力をつける方法は自分に一番あったやりかたを見つけることしかありません。その代わりそれが見つかれば一生の宝になります。私の大学での勉強は基本的には医進で教えてもらったやりかたの延長です。

どうか気持ちを落ち込ませず、平常心で坦々と過ごしてください。キャンパスでお目にかかれるのを楽しみにしています。

Q:どうもありがとうございました。またいつでも遊びにきてください。

2008年3月20日木曜日

医学部合格者インタビュー(パート3)

前回の続きです・・・。

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Q:力がついたのは医進の「授業+演習」のシステムがあったから、ということなんでしょうね?

A:それは間違いないです。私は現役の時には大手のYゼミに行っていました。数学の授業など『圧倒される』ような解き方で解く先生がたくさんいました。聞いているうちに『なんでこんな解き方ができるんだろう』っていうような解き方がされます。

こちらの予想外の目の付け所が示されて、本当に「唖然」(笑)としたまま授業が進んで、気がついたら時間が終わってた・・・そんなことが何回かありました。それはそれとして充実していた授業だったと思います。

でもそれを自宅に持って帰って自分で解けるかとなると、全く別の話なんですね、これが(笑)。出来ないんですよ、結局のところ、自分だけの力では。そうすると何のためにあの美しい(笑)授業を聞いたのか分からなくなってしまいます。

これに気がついたときは、ちょっとショックでした。自分で出来ない、自分が出来るようにならない授業って、聞いている意味があるんだろうかって思いました。

現役の時には他に学校の授業がありましたから、そちらの先生に聞くことはできましたが、卒業してしまったら質問する先生がいなくなります。それをどうするか、悩みました。自分でどんどんできる人は、大手の予備校でもいいかもしれないけれど、私はそうではなかったので、そのギャップをどう埋めるかが学校を選ぶ最大のポイントでした。

医進のシステムは「集団講義授業+演習授業+個別指導」がカップリングされているように、トライアル授業で思ったので、決めたというところです。

Q:でも3時間は慣れるまでに大変だったそうですよね?

A:さっき言ったとおり、本当に夏までは大変だったです(笑)。でもいくら「美しい授業」で「華麗な解き方」を聞いても、自分で出来るようにならなければ点数はとれないわけですから、必死でした。

Q:「汗をかかねば力はつかぬ」ですね(笑)。

A:何度も言われましたよね、塾長に(笑)。「頭の筋トレ」とも言われました(笑)。

Q:そんなこと言ったかな(笑)。

A:言いました(きっぱり)!!「この人なんてこと言うんだろう」って思ったので、明確に覚えています。

Q:まあ、それはそれとして・・・(笑)。

A:それも塾長の口癖ですよね、すぐそうやってごまかす・・・(笑)。

Q:ごまかしているわけではないんですけれども・・・(^_^;)

A:「脳だって細胞なんだから、筋肉細胞を鍛えるのと同じやり方で鍛えられる、筋肉を鍛えるには『練習』あるのみ!学力も同じ!『練習量が全てを決定する!!』って、口癖でしたよ(^^♪。

Q:今でもそういってますけれどもね>^_^<。

A:要領よくやろうとした人は、最終的に合格していないし、私みたいに要領の悪いものだけ合格しているっていうのは、それが理由なんでしょうね。

Q:そうですね。汗をかかねば力はつかぬ、ですよ。

A:ほら、また・・・(大笑)。

...to be continued...

2008年3月19日水曜日

医学部合格者インタビュー(パート2)

女子医大合格のAさんへインタビューの続きです。

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Q:医進塾を選んだ理由を教えてください。

A:他の人も書いていることなので、いまさらっていう気もしますけど、少人数だし施設もしっかりしているし、事務局の対応もまあまあ(笑)だったし、というところでしたね。

Q:まあまあ・・・ですか(笑)

A:冗談です(笑)。事務室で質問を待っているときに、最初のうちは何もでなかったんですがそのうちにお茶がでるようになって(笑)、夏ごろだったですかね、健康飲料(リポビタンDでしたか)が出て(笑)、冬になったらお菓子も出てきました・・・(笑)。いろいろやってもらったと思います。あ、お茶やお菓子のことじゃなくて、一般的なことですよ(笑)。

Q:事務局に希望することとかってありましたか?もう忘れてしまったかな(笑)。

A:そうですね~。合格したときにイヤなことは全て忘れました(笑)。でも本当に困ったことなら覚えていると思うから、結局事務局には良くやってもらったっていう思い出しかないです。授業への注文にも十分に対応してもらいました。一度「この先生、ヤダから変えて!」って言ったら、塾長から怒られました。

Q:そうでしたかね・・・(笑)。覚えてませんが・・・。

A:こっちが悪かったのだと思います。予習もしないで、復習もしないで、小テストが悪かったのを先生の教え方のせいにしましたから。はっきり言ってもらってよかったと思いますよ。でもそのすぐ後の保護者面談でそのことを母親に言ったでしょ(笑)。あとから家でも父親に怒られてサンザンでした(笑)。

Q:そんなこともありましたか・・・。すみませんでした(笑)。

A:いえいえ・・・。今になればね、どうってことないですよ。

Q:授業の内容などで記憶にあることはありますか?

A:大学に入って友達と受験時代のことをおしゃべりすると、必ず言われるのが医進塾の「講義+演習」形式の授業のめずらしさですね。講義をしてもらった後で、その先生から個人的に解き方を指導してもらえるということは、普通ではちょっとありえないって言われます。

Q:役にたったということですね?

A:もちろんです!!(笑) 最初は正直言って面倒でしたね。「復習は自分で(家に帰って)やるもの」っていう既成概念がありましたから。でも良く思い出すと高校時代から家で復習した覚えがない・・・(笑)。先生に一方的に教わっただけでは、復習するときに分からなくなってしまって、そこで聞くこともできないから、結局中途半端に終わります。

医進では「講義+演習」で、後半は準個別指導だったですから、授業後の復習はしやすかったです。これは最高でした。ただ一回の授業が3時間っていうのは、最初はつらかったです(笑)。

Q:90分で「講義+演習」はできませんからね。

A:そう思います。慣れですね。夏前には、「こんなものか~」っていう感じになりました。一回の授業が3時間っていう学校は、他にはあまりありませんから、医進の「ウリ」じゃないですか(笑)?

Q:買ってくださるかたが多いといいのですが(笑)。

A:学校でも宣伝しておきますね(笑)。

・・・to be continued・・・

2008年3月18日火曜日

医学部合格者インタビュー

昨年度東京女子医大に合格したAさんが久しぶりに来校してくれました。

Q:大学医学部の様子はいかがですか?  

A:最初の年はあまり忙しさを感じてません。先輩や先生の話だと2年になって実習が始まると地獄だと脅かされています(笑)

Q:勉強とアルバイトの兼ね合いなどは?

A:アルバイトは長期ではなかなかできませんので、短期的な家庭教師とか大学近くの予備校のチューターとかを時間の空いている限りさせてもらっています。でも4月からはできないでしょうね・・・。クラブ活動もやりたいのですが、いろいろ忙しくて・・・。でも場所がよいので(新宿の真ん中ですから)地の利を生かした生活(バイトや友達付き合い)を楽しんでいます。

Q:医学部に入って受験時代と一番違った点は何かありますか?

A:1年間で英語をすっかり忘れました(笑)。でも笑い事ではなくて英語をちゃんとやらないと「ヤバイ」(笑)ってみんな言っています。大学側もカリキュラムにそれを重視した授業を置いたりしていて、強化しているようです。

Q:英語の試験があるのですか?

A:「医学英語検定試験」というのが出来て、それを受験させられることになりそうです。まだ全員強制ではありませんけれど・・・、どうも二三年のうちにそうなりそうな気配です・・・。卒業単位の一部になる、とかならない、とかうわさが飛び交ってます(笑)。そうなったらもう一度医進の英語の授業をうけさせてください・・・(笑)

Q:もう忘れてしまったかもしれませんが(笑)、受験勉強をしている後輩に何かアドバイスがあれば・・・。

A:本当に忘れてしまいましたね(笑)。遠い昔のことです(笑)。でも今思うのは、最後まで徹底的に授業を利用した人が、結局最後に合格したということです。塾長が良く言っていたように「受験生は、決して受験評論家になるな」は正しいと思います。

Q:もうちょっと詳しく、その点を・・・。

A:友達にもやたらと受験業界のことに詳しい人がいました(別の予備校でした)。その人は昨年も今年もダメだったみたいです。悪くて聞けないのですが・・・(悲)。講師の「追っかけ」やって予備校を何校もかけもちしてたりしたのを覚えています。最初は「すごいなぁ~」っていうか、良くやるなぁ~っていうか(笑)、圧倒されてました。

でもその人の成績が順調に伸びていってないっていうことが、回りに分かると、段々その人も付き合い辛くなったみたいで関係が遠のきました。

最後まで合宿一緒にやったりなにかした友人が、心の支えになりましたね。受験そのものの知識が増えたって点数が上がらなければ何にもなりませんから、必要最低限の知識を頭にいれて、それ以外に頭にいれるのは勉強面だけでいいと思いますって言うか、それしかないんじゃないでしょうか。

Q:受験時代一番やった科目はなんでした?

A:もちろん(笑)!「数学」です。医進の授業は全部で90分×9コマありました。全部とったら死ぬでしょうね(笑)。私はウィークエンドをカットして6コマでなんとかやってました。英語も、やらなければいけないことは重々承知していて、結局最後まであんまりできなかったです(笑)。自分でやったのは単語の暗記くらいでしょうか。

Q:勉強のコツなどがあれば・・・?

A:医進では講義のあとに必ず「演習」をしてくれます。そこでやった問題をカードにとっておいていつでも持って歩いてました。時間がないときなどはそのカードをぱらぱら見るだけでも自信になりました。

Q:全教科ですか(驚)!?

A:まさか!(笑) とりあえず私がやったのは数ⅡBと数ⅢCだけです。それでもカードは150枚くらいになりましたけど。女の子は数学が苦手の人が多いのでこのやりかたは、私にはよかったと思います。「いつでも数学をやっているぞ~」っていうような感じになれたので(笑)。

Q:理科はいかがでした?

A:生物も化学も、教わったこと以外はやりませんでした。テキストが膨大なものだったのでそれ以上やる余裕がなかったというのが正直なところです。過去問をちゃんと見ておけば出るところは大体見当がつきますので、そこはもちろん重視してよく繰り返しました。

Q:過去問の研究が大事ということでしょうか?

A:過去問は研究するもので、とらわれてはいけないって、これは塾長に言われたことですけど(笑)。大体の傾向を知るだけなら赤本の最初に書いてある出題傾向分析を見るだけで十分です。私の場合は、何度かやっているうちに、「あれ、赤本に書いてあることと違うぞ・・・」っていうのが分かるようになりました。問題分析は人によって違うから、赤本が間違っているということではないと思います。でもそれだけ主観的なものが入る可能性があるのなら、やっぱり最終的には自分が納得できるような傾向分析をちゃんとやらないと、安心できません。

Q:そこまで徹底するのに、過去問は何回くらいやったのですか?

A:真剣にやれば3回で十分だと思います。1度目は実力試し、2度目は「出題意図探し」、3度目は「要求水準の確認」って、これも塾長から言われたことですが(笑)。

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Aさんの「合格体験記」(笑)は、非常に示唆に富む、面白いものでした。継続して何度かに分けて載せたいと思います。

2008年3月17日月曜日

ゼロ学期始まる!

本日から医進塾では「ゼロ学期」が開講されています。医進塾ゼロ学期の特徴は今までに何度か書いたことがありますから、興味のある方はそちらを参考にしてください。

今日から三日間、「数学」「英語」そして「化学」が開講されます。「数学」と「英語」は午前中のクラス、夕刻16時50分から20時05分までが「化学」です。

できるだけ沢山の方が受講できるようにと、午前中と夕刻という若干の変形開講にしました。

この形ならば、たとえば現役高校生の方も、クラブ活動や学校の行事と平行して受講が可能です。

ゼロ学期の授業は、4月からの入学を考えている方への「トライアル受講」の対象ともなります。科目によっては現在の受講生数や、授業内容などの関係で、トライアル受講をお断りしなければならない場合もあります。希望する方は必ず事前に事務局(03-3205-4308)にご連絡いただき、ご確認ください。

いよいよ来年度に向けての勉強がはじまりました。
気持ちを引き締めて、よいスタートを切りましょう!!

2008年3月15日土曜日

Successful Failure

アポロ13号が月面着陸を目指して地球を飛び立ったのは1970年4月13日のことでした。それ以前にアポロ11号が月面着陸を成功させていましたし、アメリカ国民の関心はそれほど高いものではありませんでした。

それがアポロ11号よりも大きな、世界中の注目を浴びるようになったのは、皮肉なことに13号の事故のためでした。月へと向かう宇宙飛行中、液化酸素タンクが爆発し、乗務員の生命線である酸素が大量に失われたのでした。

液化酸素は乗務員の呼吸のためだけではなく、アポロ13号内の暖房やコンピュータ制御にも使います。推進エネルギーとしても必須のものです。命綱の酸素がなくては月面着陸はおろか地球に戻ることすらおぼつかない、最悪の状況に彼らは立ち至りました。

この最悪の状況を、冷静な判断と果敢な試み、それに独創的なアイデアをもって乗り切ったのが、当時のケネディ宇宙センターの地上管制員、それにアポロ13号の乗組員たちだったのです。

事故後、誰がみても助からないはずの乗務員たちが無事に太平洋に着地し、救助に向かった船に回収されたとき、世界中が彼らの壮挙に心からの拍手を送りました。そしてそれは「successful failure:輝かしい失敗」としてアメリカ航空宇宙局史上、歴史に残る快挙として長く語り継がれることとなったのでした。

「アメリカの技術力は、アポロ11号を月面着陸させたときよりも、13号を無事に地球に戻せたことで明確に証明された」と言われています。

成功続きの人生はありません。失敗もあります。いや、失敗のほうが多いのが人間の人生というものなのではないでしょうか。

その失敗にくじけず、それを成功に導くことが、人間にだけ許された能力なのだと思うのです。

みなさんの入試の失敗も、そう思えば、そしてそう思うことによってのみ、みなさんをこれから大きく成長させてゆく契機になるだと、私たちは確信しています。

来年度のsuccessful failureを目指して、今、このときに全力を尽くしましょう。

2008年3月14日金曜日

大学生活記

医進塾から慶応大薬学部(共立薬科大)に進んだSMさんが、先日医進事務室にふらっと遊びにきました。「やっと試験が終わりました~」と、死にそうな声でした(笑)。せっかくの機会ですから大学生活についてなどをインタビューしました(SMさんについては医進塾入学案内をご覧下さい)。

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★慶応大学と合併したそうですが、雰囲気はいかがですか?

☆最初は週刊誌に掲載されていた情報を友達が昼休みに教えてくれました。帰って夜のテレビのニュースで母が騒いでいました。学内では友達と噂話をしていたにしても、本当に合併されるとは思いもしなかったですね。(笑)

その後、学校側からその件について、経営方針は変化ないとの話はもらいましたが、私が、3年になった段階で合併するという情報以外、具体的に話をしてくれていません。また、卒業の時に慶応大学卒か共立薬科卒かの希望調査をしました。学校全体で、3名が共立薬科大学卒の希望を出していました。理由は不明ですが。(笑)

★ 学生(部活)生活はいかがですか?

☆東京慈恵会医科大学、共立薬科大学、聖路加看護大学が共同で活動している管弦楽団の部活に属しています。部員は全体で35名。どこの大学でも、クラブの先輩から伝わる試験の過去問欲しさに部活に入る人も多いようですが、うちの部活は、各授業の過去問がないので困りました。特に、前回の試験の時は、先生が多く変わってしまい、余計過去問が取得できなかった事もあって、かなり苦労しましたね。(笑)

今は、5月に発表会があるので,それに向けて頑張っています。(笑)

授業に関しては、まだ実験もしてないし、薬の話もあまりしていませんので、強い実感はそれほどはないです。ただ、PCの中に化学記号とか計算式が入ったソフトが入っているのをみると、ああなるほどなとは、思いますけれど。

食堂は、160円/かけうどん、340円/定食です。午後の授業が長いときには駄目ですが、早めに授業が終わるときには、かけうどんですませています。これで何とかお腹ももちますし、安くすませることができます(笑)。

それと、薬学部がある学部では別に珍しいことではないのかもしれませんが、学校には、調剤薬局があります。何かの時には、とても便利でよいですよ。

★ アルバイトなんかやってますか?

☆郵便局で年末年始アルバイトをしました。ただ、5月の発表会に向けての合宿があり、その費用で4万円全部使い果たしてしまった(笑)お蔭で、友達と遊園地に遊びに行く約束があるのですが、お金が足らないので、参加出来ないかも(悲)。

★国家試験合格率や実習などは?

☆私が、入学した時点では、国家資格合格率では上から3番目くらいでした。
4年の段階で判定試験があり、そこで落ちると、5年からの実習に参加できないそうです。

★薬学部についての感想は?

☆今後は、薬学部をつくるなら、都内でないと人が集まらないですよね。なぜかというと、いい先生が集まらないからだそうです。シンポジウムなどが開催されるなどの都合で、何かにつけ会場としても使いますし。
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遊びに行きたいのに、お金がなくて行けないというのには(失礼ですが)笑ってしまいました。

でも学生生活をそれなりにきちんと楽しんでくれている様子がうかがえてとても安心しました。来年は皆さんの番ですね。インタビューで何を言うか、今のうちから考えておきましょう(笑)。

2008年3月13日木曜日

医進塾ゼロ学期のこと

来週から医進塾では「ゼロ学期」が始まります。

ゼロ学期はただの「春期講習」ではありません。医進塾では通常の授業と特別講習(春期、夏期、冬期、直前期)の関係を密接に捉えており、ゼロ学期もひとつの学期として4月以降の1学期(前期)と関連した内容なのです。

ゼロ学期の授業には次のような特徴があります。

①入試での「要求水準」と、今の学力との差を明確に教えます。

※どの程度の勉強をどこまですればよいのか、またどの程度まで理解しておかねばならないのかを明確に知ることが、合理的な勉強の第一歩となります。

②その「差」を、どうすれば埋められるのかを具体的に教えます。

※勉強には「掛け声」も大事ですが、何より大事なのは「具体性」です。どのような問題をどれだけ、いつまでにやればよいのか、を授業中に個別に具体的に教えます。

③「解き方」+「得点力」のヒントが分かる授業です。

※試験では完全解答で満点を取ることも大事ですが、やったところまでは必ず点数になるような解答のしかたを身につけることはもっと大事です。その解答の仕方を具体的に指導します。

ゼロ学期を上手に利用できた人は、4月からの前期授業がとてもスムーズに理解できるようになります。

勉強はまず「到達地点(合格)までの地図を描く」ことから始めましょう。そのお手伝いをするのがこの「医進塾ゼロ学期」です。

積極的に利用していただけることを期待します。

2008年3月12日水曜日

帰ってきたら暖かかったです(笑)

昨日夕刻成田に無事つきました。今日から学校です。

短い時間でしたが、非常に得るところの大きい旅でもありました。団体旅行を今までに一度もしたことのない私にとって、何十人もの集団で他国を駆け回るというのは、とても「おぞましい」(笑)ものに見えてしまいます。

団体旅行にはそれなりに利点も意味もあるとは思うものの、外国での時間を100%自分の思い通りに使える自由さには敵わないように思えます。もちろん自分で決める以上はその結果は、たとえ悪いものであっても、自分で取らねばならないわけで、今回もそれに近いことが何度かありました。

団体旅行ならば旅行代理店やガイドさんを責めればよいのでしょうが、個人旅行はそう行きません。良くても悪くても、その結果責任は自分で・・・、これは人生そのものなのではないでしょうか(笑)。

人生そのものが「旅」にたとえられることが多いことからも分かるとおり、時間軸に沿って何かに向かって進んでいる状態は、具体的な移動行動である旅行に良く似ています。

目標に向かって進んでいる状態が旅であるならば「合格」に向かって進んでいるみなさんの状態もまた「旅」であるに違いありません。

いやなこともあるし、意のままにならないこともあるのが「旅」です。旅を楽しむ一番の方法は「加点方式」で物事を見ることです。「減点方式」はいけません。

どんなことが起こっても「これは日本では体験できないことだ」と思えば、貴重な経験となることでしょう。異国で病気になることほどつらくて心細いことはありませんが、加点方式で考えるなら「外国で病気になれるなんて、お金を払ってもできることではない」ということになるでしょう。

人生に対する積極的で建設的な見方を、体験的・経験的に身につけてゆける最高のチャンスが「受験」という経験なのだと言ったら、うがち過ぎでしょうか(笑)。

いずれにせよ、いろんなことを考え、いろんな人にであった旅でした。具体的な思い出は思いつくままに書きたいと思います。

それにしても東京は暖かかったですね(笑)。向こう(フランス、イタリア)は日中5度、朝晩は氷点下でした。また成田に降りた瞬間の印象が「日本って何て明るいんだろう」というものでした。

早速今朝は人身事故で中央線が遅れてひどい目にあいましたけれど、やはり自分のすんでいるところはよいものだなと改めて思った次第です。