2011年6月7日火曜日

思いはかなう

思いはかなう。  努力する人間を運命は裏切らない。  道は必ず切り開ける

「プロジェクトX」という番組がありました。
その製作スタッフが、多くの登場人物に共通する事柄としてあげたのが冒頭に掲げたこの言葉です。

番組そのものは最終的にに「ヤラセ」の部分があるのではないかという疑惑を持たれ、惜しまれつつ終了となりました。

テレビ番組はひとつの「作品」ですから、たとえドキュメンタリーの手法を使ったとしてもそこに何かの意図的な操作があることはやむをえないことなのかもしれません。

また、たとえそのいくつかの物語に「ヤラセ」にあたるような意図的情報操作があったということを認めるとしても、基本になる事柄そのものを作りあげてしまったというような悪質なものでない限り、「感動」はやはり「感動」としてあるものだと私は思います。

作るほうは「できるだけ綺麗に、すっきりと、わかりやすく」その感動を伝えようとします。見ている私たちのほうが若干の軌道修正をし、その作品を「作品」として受け止め、感動の本質を損なわない程度に、修正してある部分を再修正してみればよいことなのではないでしょうか。

製作スタッフが何十人、何百人の人たちと出会い、その人たちの生活を深く知るという過程を通し、最後にたどり着いた言葉が、「思いはかなう。  努力する人間を運命は裏切らない。  道は必ず切り開ける」というものだったということ、そのことが「プロジェクトX」という番組についてのすべてを物語っているように思うのです。

医進塾で勉強に励んでいる諸君に私が伝えたいことも、もしかしたらこの一言だけなのかもしれません。

思いはかなうのだ、それを捨ててはならないのだ、努力する限り道は必ず開けるのだ

このことをなんとしても私は塾生全員に理解してもらいたく思っています。

臨時HR:数学勉強法

メディカルテストの結果が出揃いました。
困ったことに数学の平均点が極端に低いのです。

「何とかせねば」と、先週末に数学科会を行い、今後の指導の方針を検討しました。

その結果、現在の塾生の勉強については、

1.あまりに細かいミスが多すぎる。プラスとマイナスを書き間違えるようなことでは得点向上はありえない。

2.練習量、特に基礎問題の演習量が少ない。授業でやった範囲の演習は一応こなしているが、それ以前の段階の練習量が少ないため、結果として解答の丸暗記になってしまっている面もある。

3.全体に危機感が薄い。授業に出ていればなんとかなるのでは、という意識が見える。そのため授業態度にも真剣さに欠けることがある。

というようなことが指摘されました。

それを以下のように改善させたいと思います。

1.勉強方法の確立を目指して、各自に7月中旬までの勉強計画を細かく立てさせる。

2.内容は4月の学習相談期間中に個々に推薦しておいた基礎問題集、別に渡した課題プリント等とする。

3.それを週2,3度、夜間SSの時間に担当者がチェックし、質問を受ける。同時に進度のアドバイス、場合によっては確認テストなどを実施し、本当に理解できているかどうかを確認する。

4.あまり先まで計画を立てさせると最終的に修正しなければならないことが多くなるため、一ヶ月単位の「中期計画」からはじめる。

5.各塾生の進度と理解の度合いを、夏期講習の講座に生かすよう、教材を作成する。

以上のことを、昨日の臨時HRで全員に伝え、計画表を渡しました。

他の教科も大事なのですが、まずは「数学」から入って行きたいと思います。数学が毎年ネックになっている状況を考えますと、やむを得ません。

コストパフォーマンスの非常に低い教科だといわれる「数学」ですが、わかり出すとこれほど面白いものはない科目でもあります。

塾生には一日も早くその段階まで到達させてやりたく思います。

2011年6月6日月曜日

全国模試第1回

4日(土)に、第一回の全国模試(マークシート)が実施されました。

いつもは医進の生徒だけがまとまって受験するのですが、今回は文系の学生と一緒に大教室で受験してもらいました。

いつもこじんまりした試験会場で受験するとは限りません。大きなところだとホテルの宴会場などを借りて300人くらい一度に受験するということもあります。

できるだけいろいろな形式の試験会場を設定し、少しでも慣れてもらいたく思います。

試験後の感想を聞きました。

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・問題用紙に答えを記載し、最後のあまった時間で答案用紙に転記しようとおもっていたら、その時間がなくなってしまい、とても焦った。最後まで書ききれなかった。

・試験問題の数と答えの数が合わなかった。どこかで一行ダブったか、飛ばしたか、いずれにせよ、そこから後の解答は全部間違いだと思う。情けない・・・。

・最後のページにあった問題を見るのを忘れた。終了直前に気がついたが、もう間に合わなかった。

・後から答えをみてショックだった。絶対知っていたはずなのに、答えられなかった問題が多すぎたから。

・学校名を間違えた。

・受験番号を書き忘れたかもしれない。

・教科によってはメディカルのほうがやさしく感じた。自分の勘違いでなければよいのだが。

・数学は記載の仕方で時間がかかった。分母と分子を逆に書いたかもしれない。小数点以下の書き方も、不安だ。怖くてまだ答えあわせができていない。

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とても、「最初だから仕方ない」とはいえないレベルの感想です。

試験は一種の「書類仕事」です。いかに学力があっても、それを相手(今回はコンピュータですが)にきちんと読み取って(理解して)もらわないことには点数になりません。書類仕事とは「決まったことを決まった形で決まった場所に」記載することです。

学力以外にこんなところもきちんとできていないといけないのでしょうね。

すべて「これから」だと思います。

2011年6月3日金曜日

授業評価(アセスメント)始まる

今週は「授業アセスメント」の週でした。

授業アセスメントは「授業評価」のことです。塾生全員に自分の受けている授業を5段階(5が最高値)で総合評価してもらいます。

5.非常に満足
4.満足
3.どちらともいえない
2.やや不満足
1.非常に不満足

自分の授業が総合評価されるわけですから、講師も必死にならざるをえません。私のCPも同様です。

上記評価のうち1から3にチェックがついた場合、必ずその「理由」を書いてもらいます。4,5の評価の場合も、どのような点がよかったかをコメントしてもらうとありがたいのですが、これは義務ではありません。

医進の現在の講師はどの方も平均して4.3から4.8までの評価を過去においてもらった人たちばかりです。心配はいらないと思う反面、生徒は毎年違うのですから果たして今年はどう評価されているか、どうしても敏感になります(笑)。

講師の先生方には評価を平均して、理由、コメントなどがあった場合は塾生の名前をださずに付け加え、お知らせします。

来週半ばには総合評価が終わります。どのような結果になるか、別途お知らせいたします。

2011年6月1日水曜日

勇気の出る話


以下は人を励ますときによく引かれる話しです。
今日改めて読んでみて、感動を新たにしました。

先日のメディカルテストの一応の結果は明日お返ししますが、たぶんみんな凹むでしょう(笑)。
私のようにこの学校という世界に30年以上いると、一回の試験の点数などで一喜一憂するのが実に馬鹿馬鹿しいということはわかるのです。

ですが、やはり目の前に思いがけない点数を突きつけられたときに感じる「凹」という感じは、(私は優秀な学生ではなかったので)痛いほどわかります。

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打ち負かされる事自体は、何も恥じるべき事ではない。打ち負かされたまま、立ち上がろうとせずにいる事が恥ずぺき事なのである。

ある偉大な男の歴史を紹介しよう。

1832
年 職を失った

1832
年 州議選に落選した

1833
年 やっと始めた事業が倒産

1835
年 思い染めた婚約者が病気で死亡

1836
年 神経衰弱にかかる(完治せず。これから一生の間彼を苦しめることになった)。

1838
年 州議会議長落選

1845
年 下院議員指名投票で敗北

1848
年 下院議員落選

1849
年 国土庁調査官任官を議会から拒否される

1854
年 上院議員落選

1856
年 副大統領指名投票で敗北

1858
年 上院議員、再度落選

そして1860年、エイブラハム・リンカーンは米国大統領に選出された。

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リンカーンは、誰でも名前くらいは知っているアメリカの第16代大統領です。
奴隷制度廃止に伴うアメリカ国内の分裂を乗り切り、今のアメリカの国力の基礎を築いた大統領としてつとに有名な人です。

最後はワシントンの劇場で観劇中に暗殺をされました。彼の死を悼んだ人たちの列は引きもきらず、遺体を載せた列車がくるのを待ってそれぞれの駅に何千もの群集が集まったといいます。「最も愛された大統領の一人」とよく言われます。

その彼ですら、一生の間にこれだけの苦悩を背負ってきているのです。

打ち負かされる事自体は、何も恥じるべき事ではない。打ち負かされたまま、立ち上がろうとせずにいる事が恥ずぺき事なのである」という言葉どおりの人生だったと思います。

学ぶ点が多々ありそうですね。




2011年5月31日火曜日

左手一本のシュート

今『左手一本のシュート』という、最近非常に評判の高い本を回覧しています。

中学時代に「バスケの天才」と言われた少年が、高校入学を前に脳内出血で倒れ、右半身麻痺、もう一生バスケットボールはできない、と診断されます。

彼は自分の身に降りかかった運命にへこたれることなく、必死のリハビリを通して3年後には左手一本でシュートできるまでになります。

彼の努力を見ていたクラブの顧問、仲間が、3年次のインターハイ出場をかけた大事な試合に彼を出場させ、ラスト3分半のところで彼はパスを受け止めシュート。ゴールを決めます。

それに勢いを得たチームは、事前の評価(今年はインターハイは無理だろう)を覆し、見事優勝し高校総体出場を果たして行くのです。

私の下手なまとめよりも、本そのものを読んでもらったほうがずっとよいと思いますので、回ってきたらぜひ一度目を通してください。ドキュメンタリーですので、大変に読みやすく、1時間もかからずに読み終えられると思います。

私が心から感動したのは、彼(田中正幸君)の努力もさることながら、それを回りから支えている「仲間」、そして彼の将来を絶対に悲観しないお母様(一女さん)の態度でした。


仲間のつながり、両親の深い愛情に支えられ、決して自分の「夢」をあきらめることのなかった主人公の生き方、私たちが学ばなければならない大事な事柄が書かれている本です。



2011年5月30日月曜日

メディカルテスト解説

今日は朝からメディカルテスト「数学」の解説が詳しくされています。
点数的に振るわなかった分、解説は念入りにということで、2時間を徹底的に使って説明・解説を行い、生徒の理解度に応じて補助プリントなどを渡すこともあります。

今日の午後は「化学」が解説されます。

試験を受けっぱなしにするのではなく、その都度念を入れて問題の解説をしてゆくことに大きな意味があるのです。

試験時間中には「何がなんだか分からなかった」問題が、先生の解説を聞くことで「こんなにやさしく解けるのか」という感動に変わります。

あとはそこまで自分の力で登って行く具体的な計画を、どのように立てるのかということになります。

明日は「英語」です。全訳と解説が配付されていますので、数学ほど時間はかからないと思いますが、同じように、皆が点数を落としている部分への徹底的解説・補助教材の指定などがあるはずです。

問題を振り返っているうちに、「なぜ自分にはその問題が解けなかったのだろう」という「悔しさ」でいっぱいになる生徒もいます。

試験中に苦労している自分の姿を思い出し、苦い思いを「追体験」し、「もうこの問題は二度と見たくない」という思いに流される人もいます。

そこを乗り切らねばなりません。それが「受験」というものなのです。

その時に助けになるのが、講師の先生方の励ましと同時に「友人とのチームワーク」です。
お互いに教えあい、分からないところ、分かったところを共有しあい、励ましながら先に進んでゆきます。

受験が「ひとりぼっちの山登り」ではなく、「チームワークに支えられたプロジェクト達成」なのだ、というのはそういう意味なのです。

勉強はこれからいよいよ厳しさを増してきます。その厳しさを「自分と仲間を鍛えてくれる絶好の機会」と捉えられるかどうか、来年の「合格!」はそこにかかっていると言っても言いすぎではないのです。

2011年5月28日土曜日

メディカルテスト第一回

昨日は一日かけて医進塾メディカルテストを実施しました。
みな真剣な表情で取り組んでいました。

結果は・・・(笑)来週のお楽しみです。

以下、生徒の感想です。

・難しかった。今までの試験とはレベルが違うと思った。数学はぜんぜん見たこともない問題が出た。英語は知っている単語のほうが少なかった。

・物理は一応できたと思う。でも数学が・・・。悲惨な結果にならないといいけれど・・・。

・自信をなくした。ここまで一生懸命やってきたのに、何一つわからなかった(数学)。0点かもしれない。そう思うと凹む。

・(今まで)いろいろな試験を受けてきたが、模範解答を見ても(なぜそのような答えになるのか)わからないという体験は初めて。問題のレベルが違うのだとつくづく思った。

・確かにこの問題で7割取れれば、どこの医学部でも受かるだろう。

・生物は先生が事前に重要問題の範囲を教えてくれていたのに、できなかった。これって何なのって思ってしまう。自分の勉強方法を考え直さなければ。

・疲れた。朝の9時から16時までぶっとうしで受けたのは久しぶり。これから復習に入る。その日の試験がその日に復習できるのはすごくよいと思う。

・終わった後講師室をのぞいたら、英語のH田先生や数学のK山先生が待っていてくださった。「質問、あるよねぇ」(笑)と、こちらが聞く前から聞いてくれた。ちょっと感激した。

・英語のわからなかったところを聞いたら、勉強方法についてまで教えてくれた。やる気が出てきた。復習を今日中に終わらせようと思った。

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試験を真剣に受けた分、生徒の成長は早いものです。

乗り越えるべき「壁」が塾生の前にはっきりと示されました。あとはこれを「どうやって」乗り越えて行くか、です。

毎日の勉強の大事さを改めて理解してくれたように思います。

2011年5月26日木曜日

アルバイトのK子さん

先週から医進塾事務室にK子T美さんが「教務助手」としてアルバイトに入りました。教務の助手というのは、出欠管理から各教室管理、試験の準備、教材準備など、塾生の生活に一番近いところにいる立場です。

K子さんは今年の3月まで医進塾に在籍していた人ですので、私も安心して仕事を任せられます。仕事の丁寧で速く、塾生たちにもよく溶け込み、よい雰囲気を作ってくれています。

現在北里大学獣医学部1年在籍ですから、ここ高田馬場までくるのは必ずしも「帰宅途中」というわけではないのですが、計画的に時間を使ってくれているようです。

塾生の生活で、私の気がつかない点などに改善のアドバイスをもらったりすることがあり、

「一年間実際に生徒として過ごした人は違う」

と思わせます。

先生方も自分が教えた生徒ですから、仕事なども頼みやすいらしく、和気藹々としたよい関係が出きています。

北里大学は2年次から十和田にキャンパスが移動します。

アルバイトも1年切りです。

K子さんの、ここ医進での生活がよい思い出となってくれることを願います。

明日はいよいよメディカルテスト。体調不良で早退した生徒が2,3人おり、ちょっと心配していますが、取り越し苦労になることを願っています。

2011年5月25日水曜日

塾長面談終了、メディカルテストへ。

先週末で全生徒対象の塾長面談がほぼ終了し、都合でできなかった生徒のフォローアップ面接が今週末までに終わります。これで一通りの面接が終了したことになります。

現在、授業担当講師に「受講状況アンケート」をお願いしているところです。自分の授業中に特に受講態度で気になる生徒(寝ている、予習してこない、復習をしていない、イントロテストの点数が悪い、ノートの取り方がまずい・・・等)を報告してもらうのが目的です。

もちろん、態度がよい場合も報告されます。

これは次回の塾長面接の資料となります。

また、今週金曜日には「第1回メディカルテスト」が一日かけて実施されます。

メディカルテストのことは生徒にもいろいろな形で説明してありますので、きっと全力でぶつかってくれることでしょう。今の段階では単に「よい点をとる」ことよりも「自分が納得した点数をとる」ことのほうがはるかに大切なことなのです。

点がよくても悪くても、その点数に自分が「納得」できていなければ、そこから先に進めないからです。悪かった場合は悪かった理由を明確にすることで先に進めます。よかった場合は、それがフロック(まぐれ)でないことの確認をしたあと、次回も同じような点を取るにはどうするかを考えます。

それが模擬試験の「正しい受け方」であり、これ以外にまともな受け方はありません。点数だけ見て一喜一憂が一番いけないのです。

その繰り返しが「心の強さ」を作って行くのです。

今年の塾生は「まじめだが、覇気がない」というのが一般的な(講師の先生方の)印象のようです。
その先生方に「まじめが一番。覇気はあとからついてくる」と、私はいつも言っています。

これから人や動物の生命にかかわる仕事につこうとしている彼ら・彼女らにとって、一番必要な資質は、やはり「まじめさ」ではないでしょうか。

まじめな勉強を真剣にやり遂げることで、塾生は学力だけではなく「心の強さ」を身につけてくれます。まじめに真剣に人や動物の命のことを粘り強く考えられる強さを持った人だけが、それ以上のことに挑戦できるのです。それが「覇気」なのだと、私は思います。

根拠と実績のない単なる気分だけの「覇気」は、ただの「はったり」にすぎません。

その「実績」を示す、最初のチャンスがメディカルテストです。

塾生の健闘を期待しています。