因果関係が分からないので,何とも言えませんが,ここ数日「体調不良」での欠席が目立ち始めました。
無理をしないことが第一で,朝の連絡(欠席・遅刻等の)が入った場合は「とにかく十分休息を取る事」と指示しています。
しっかり休んで体力を回復させ,休んだ分の遅れはそれから取り返すことがベストだと思います。
今朝も普段は元気一杯のある生徒がなんとなく冴えない表情で教室の前にいたので,声をかけました。
「どうしたの,元気ないじゃない」
「昨日寝てないんです・・・」
「おや,徹夜ですか,それはよくないねぇ。徹夜の疲れはなかなか取れないよ」
「しかたないです。今日は単語の暗記テストもあるし,先生の英作文の追試もあるし,寝てる暇なんかないです」
「そっか,どっちも僕が原因のようだね・・・(苦笑)」
「そうです!!」
「でもね,こういうことって,これからしょっちゅうだよ。いままでみたいな『余裕~』で勉強できることなんかないものね」
「いままでも,余裕なんかありませんでした!」
「それは失礼!でもこれが『受験勉強』っていうものだって,なんとなくわかったんじゃないかな」
「それはもう・・・,言われるまでもなく・・・」
「だったら最後までやろうね!自分で選んだんだからね!みんな応援しているからね!」
「はい・・・」
この生徒は,とにかく元気一杯で勉強に励んで来ました。高校の時とは全く違った授業が新鮮だったのだと思います。それがここに来て,本当の「勉強」の怖さにぶつかり,戸惑っているような印象でした。外気の蒸し暑さもなんとなく倦怠感を倍加しているようです。
でもこの状態,この状況で進むのが「勉強」というものの本質なのだと思います。暑かろうが寒かろうが,いつでも変わらない努力を淡々と(かつ真剣に)進めてゆくこと,しかもそれを一年間倦まず弛まず続けること,そしてそれを「合格!」というものに結び付けること。
この体験を一度でもしたことのある人と,したことのない人では人生の意味が将来大きく異なってくるのだと改めて思います。
今を乗り切り,夏につなげてゆきましょう!
※先ほどの子は、無事追試に合格しました(笑)。
※先ほどの子は、無事追試に合格しました(笑)。