今週から「保護者面談」が始まっています。
資料はメディカルテスト第1回の成績のみですから、あまり詳しい勉強と学習の内容まではお話しすることができません。むしろこの時期の「面談」は、3月までと全く異なった環境の中で、お子さまがどのような「姿勢」で勉強に励んでいるのか、またそれをご家庭でどのように側面から援助していったらよいのか、などについての相談が中心です。
形式は特に決めておらず、塾生を交えた三者面談になることもありますし、ご両親と私の三者、あるいはそれに生徒を加えて四者面談になることもあります。ご希望と必要に応じて決めています。
今日の時点で5名の保護者とお話をいたしました。メディカルテスト第1回の成績、特に「数学」が全体的に振るわなかったためか、その点についてのご質問や相談のご希望が目立ちました。
それぞれに事情が違っておりますので、まずその生徒の普段の勉強振りを基にした「成績の意味」をお話しさせていただくところから始めます。たとえば
「これだけやっているのに、この点数にしかならない原因は・・・」
という点から入り、
「では、この点数をいつまでに、どれだけ上げなければならないか」
という分析が続くということになります。
ここまでは経験に基づきかなり客観的にお話しができます。
問題は次の点です。
「その勉強を性格的にこなせるか」
こんなところに『性格』というような言葉が出てくると、戸惑う方もいらっしゃいますが、これが事実なのです。
学力はその子の基本的な能力よりも、性格に負うところが大きい、ということです。
では成績を上げるためには
「性格を変えなければならないか」
ということですが、これはある程度は
「その通りです」
とお答えしなければならない点なのです。
もちろんその人間の性格を100%変えることなど不可能ですし、出来たとしたらそれは教育ではなく洗脳だと思いますので、してはならないことでもあります。
でも苦しいことを踏ん張ってやり遂げようとする努力を通じて、できなかったことが出来るようになったとしたら、それは広い意味での性格の変化・広がりと言ってもよいものなのではないでしょうか。
「性格を変えないと成績が上がらない」
というよりも、もしかしたら
「成績を上げようと努力しているうちに、自然に自分の性格に変化が現れてくる」
という言い方のほうがよいのかもしれません。
もしそういうとしたら、これは万人に共通するごくごく当たり前のことなのだと思います。
勉強という高度に知的な作業を通じて自分自身を見つめることができ、自分の至らない部分を補うことができたとしたら、最も望ましいことであるに違いありません。
そしてその変化を一番身近で感じられるのがご家庭のご両親であるように思います。
「4月からの子供の生活を見ていると、これが3月までのあの子と同一人物だとは信じられないのです」
とおっしゃったお母様がおられました。
その生徒がそこまで勉強に打ち込み始めたのは、医進塾がエライわけではなく、その子自身が偉いのです。でもその子がそう変わって行けるための一助になれたということが、私たちにはとてもうれしいことなのです。
そんなお話しもできるのが、この時期の保護者面談期間の良いところだと思います。
ご希望の方はいつでも医進塾事務室(03-3205-4308)にお電話でご連絡ください。すぐにアポイントをおとりいたします。