昨日で塾生への「塾長面接」が全て終了しました。
皆それぞれの自分の勉強への感想や,授業への取り組みなど,思いの丈を語ってくれました。
面接をしながらその途中経過をHRでフィードバックしたりブログに書いたりしていましたので,大体塾生の反応も最後には統一されてきたようです。
彼らにとって大きなショックになったのは,何と言っても「メディカルテスト第1回」での成績の悪さ,それも「数学」での自分たちの力のなさでした。
「こんなに悪いとは思わなかった」
「もうちょっと取れると思った」
「自分の計算力のなさに(試験中に)呆れて先に進めなくなった」
こんな感想が相次ぎました。
どれもこれも「受験生」としては
『失格!』
です。
自分の力を正確に知り,何が足りないかを具体的につかみ,それをどうしてゆくかを明確な学習計画の中に落とし込んでゆくことが勉強には一番大事だからです。
自分ひとりで勉強しているのではなく,先生方の指導に従って進んでいるわけですから,まずは,
「習ったことを確実に出来るようにする」
これが真っ先に来なければなりません。
今回の試験で明らかになったことは,塾生が全体として
「習ったことが出来ていない」
このことだと思います。
理由は前に書いたように,各自の学習(特に大事な「復習」が)「分かったふり,出来たつもり」の勉強になっているからに他なりません。
今回の試験と面接の結果を虚心に受け止め,9日の全国模試,14日の「メディカルテスト第2回」で同じようなミスをすることがないよう,努力を重ねてもらいたいと思います。
幸いなことに面接後の自習室の雰囲気など見ていますと,以前とは確かに変わったなと思う面も多々あります。
蒸し暑い時期が近づいています。勉強に打ち込みにくい時期に入りつつあるのは事実です。ですがそれに負けてはいけません。
「プロのの受験生」
としての矜持をもちつつ妥協せずに先に進んでもらいたいと願います。