2008年5月11日日曜日

最初の一ヶ月

3月の「ゼロ学期」は17日から開始され4月5日までの2週間でした。その後4月14日から「1学期」が始まり、昨日でちょうど4週間が過ぎたことになります。1ヶ月とはいえ、その間に「春期合宿」を挟みましたから気持ちとしてはその二倍くらいの時間を勉強したような感じではないでしょうか?

塾生と面接を(公式・非公式)にしているうちに、強く感じることがありました。それは医進塾の塾生一人ひとりが、3月、4月の最初に出会ったときより格段としっかりした目的意識をもってくれているということでした。

これは私にとって一番嬉しいことでした。

勉強は「させられて、嫌々」するものではないと思います。特に医進塾のようにいろいろな意味で他の受験生よりも恵まれている環境にある場合はなおさらです。

自分に「肌が合わない」教科であっても、それを今ここですることの意味さえ明確ならば、気持ちを奮い立たせることはできるのです。

勉強に明確な意味を与えてくれるのは、その教科に対する「目的意識」にほかなりません。自分が何のためにその教科を勉強しなければならないのか、この「今」に対する疑問を解いてくれるのは「未来」しかないからです。

明確な目的意識は、自分の明確な将来像から生み出されます。塾生が明確な目的意識を持てているということは、結局は、医師、獣医師、薬剤師としての自分の将来をそれぞれが自分の頭の中ではっきりとイメージしていることの結果なのです。

毎年のことですが、今頃になると塾生がなんとなく事務室に来て、勉強の合間におしゃべりをしたりお茶を飲んだりして気分転換を図るようになります(笑)。

私達が「そろそろ、お茶菓子でも用意しなけりゃね」(笑)と言い出すのもこのころです。

彼ら、彼女らの将来へのイメージを一緒に語り合って過ごすときほど幸せな瞬間はありません。その夢を必ず実現させてやろう!!と、改めて思う最近です。