先日「11月に入りました」という文を投稿したと思ったら、もう「中盤に入ります」という内容になりました。
まったくもって、例年のことながら年の後半は時の過ぎ去る速さに驚かされます。
今週末までに生徒の『志望校調査』が提出されることになっています。特に「安全校」をどこにおくかで、いろいろと悩ましい問題を持つ生徒もいるようです。
先ほども相談に来た生徒が「両親が安全校としてあげてきた大学と、自分が考えている大学がぜんぜん違うので戸惑っている」という相談に来ました。
何事によらず、「意見の違い」は、
「スタート」
なのであって、決してそれが
「結論」
ではないということ、そしてそこからどのように話しを展開するかは、すべて自分の心が決めて行くのだということ、加えて、自分の心が決めるとは言っても、決して「意固地になる」のではなく、ご両親のお考えも十分に聞いたうえで妥協できるところは妥協して決めて行かねばならないということを伝えました。
医学部、獣医学部は学ぶ学問の性質上、「バイト学生」として通うことの極端に難しい学部です。
私も、どうしようもないというときは「とにかく、入ってしまえば何とかなるのだから」と言って励ますこともありますが、通常は学費の大半をご両親にお願いすることになるのだと思います。
そうであれば、何をおいてもご両親との話し合いが「志望校決定」に生かされなければなりません。
「自分の将来なのだから自分で決める!」
と、格好のよいことを言っても駄目なのです。もちろんご両親が自分の志望校・安全校の選択に積極的に賛成してくださるのであれば、それはとても幸運なことでしょう。
でもそれもまた、きちんと理を尽くして
「話し合う」
姿勢から出てくるものなのです。そこの手続きをきちんと踏まずに、
「勝手に決めて、勝手に願書を出して、受かったらお金だけお願いね!」
では、余りにも自分勝手で情けないことです。
調査の提出は「今週末」と書きましたが、必要に応じて延長もできます。限られた範囲ではありますが時間をできるだけとり、納得の行く受験計画を立ててくれることを期待しております。