2011年8月28日日曜日
実況中継No.23
今回の合宿で、塾生たちは大きく成長してくれたと思います。でもその「成長」はけっして「無料」で手に入れられたものではありません。成長の代償として払わねばならないものは「地道な努力」であるからです。
受験は「きれいごと」で済むものではありません。受験勉強のを通じて自分が成長できるのは、受験そのものの持つ「功徳」ではなく、それをひたすら遂行しようとする「自分の努力」によってなのです。
地道な努力の尊さ、今回の英単語暗記確認テストで塾生たちが嫌というほど思い知らされたことがこれだったのではにないでしょうか。でももしそうだとしたらそれだけで今回の合宿は「大成功」だったと言えるでしょう。
「カンとヒラメキ」で数学の問題は処理できても、単語の暗記はできません。それを可能にするのはまさに「愚直なまでの基本事項の反復」、つまり極めて泥臭い「努力」なのです。
この一週間、、塾生たちは実に多くのことを学んでくれたと思います。この期間は医進で過ごす通常の一ヶ月以上にもあたるように思います。
「非日常空間」で身に付けた事柄は「日常空間」のなかに戻されそこで生かされてはじめて本当の意味を持ちます。その意味で「本当の合宿生活」が始まるのは、この合宿が終わってからだと言ったら、すこしカッコつけ過ぎでしょうか(笑)。
実況中継No.22
昨日からはじまった「英単語暗記特訓」が塾生全体に大変な負担となっているようです。たかだか1200語ほどの理系単語を集めた単語集であり、かつ1学期到底からいろいろな形で小テストを実施してきたものですから、今ごろになってここまで生徒たちが苦しむとは思ってもいないことでした。
試験そのものは単純で、1200語の単語をいくつかのセクションに分け、その範囲から20語ずつ出題するだけです。「理系必修単語」ばかりですので合格点は19点。ミスは1語しか認められません。
全部で10数回の試験のうち、トータルで「合格」を5回取った人から抜けてゆきます(勝ち抜きなんだか負け抜きなんだか、微妙なところですが(笑))。ストレートに各回の合格を重ねれば昨日のうちにぬけられたはずなのですが(生徒は『足抜け』と言っておりました・笑)これが現時点(28日14時30分)になってもうまく行きません(笑)。最終合格した人の数はまだ3名に留まっています。
こちらがちょっと焦っています(笑)。
昨日のの午前中に行った「英作文特訓」の確認テストもしなければならないのですが、単語力テスト結果の悲惨さをみると、いまはとにかく英単語の暗記に集中させたほうがよいとの先生方の判断で、英作文は学校に戻ってから実施することになりました。
合格したk下さん、I狩さん、そしてO江さんの3名は立派だと思います。細かい知識をバカにせず、着実に進んでください。
まだ目が出ない(笑)人も、けっして諦めず最後まで努力を重ねましょう。単語の暗記は着実な努力を重ねる以外に方法がない代わりに、一度きちんと覚えれば長文問題、文法問題、語法問題、そして作文問題の全てに応用が効くようになります。
覚えがいのある分野です。
最後の一日を必死の努力で終わらせてもらいたいものです。
試験そのものは単純で、1200語の単語をいくつかのセクションに分け、その範囲から20語ずつ出題するだけです。「理系必修単語」ばかりですので合格点は19点。ミスは1語しか認められません。
全部で10数回の試験のうち、トータルで「合格」を5回取った人から抜けてゆきます(勝ち抜きなんだか負け抜きなんだか、微妙なところですが(笑))。ストレートに各回の合格を重ねれば昨日のうちにぬけられたはずなのですが(生徒は『足抜け』と言っておりました・笑)これが現時点(28日14時30分)になってもうまく行きません(笑)。最終合格した人の数はまだ3名に留まっています。
こちらがちょっと焦っています(笑)。
昨日のの午前中に行った「英作文特訓」の確認テストもしなければならないのですが、単語力テスト結果の悲惨さをみると、いまはとにかく英単語の暗記に集中させたほうがよいとの先生方の判断で、英作文は学校に戻ってから実施することになりました。
合格したk下さん、I狩さん、そしてO江さんの3名は立派だと思います。細かい知識をバカにせず、着実に進んでください。
まだ目が出ない(笑)人も、けっして諦めず最後まで努力を重ねましょう。単語の暗記は着実な努力を重ねる以外に方法がない代わりに、一度きちんと覚えれば長文問題、文法問題、語法問題、そして作文問題の全てに応用が効くようになります。
覚えがいのある分野です。
最後の一日を必死の努力で終わらせてもらいたいものです。
2011年8月27日土曜日
実況中継No.21:ターム毎の雰囲気
今回の合宿は、第一タームが「数学」、第二タームが「理科」、そして今日からの第三タームが「英語」になっています。
この一週間、塾生全員と一緒に暮らしてみて、ターム毎の雰囲気が全く異なることに驚かされます。
第一タームの「数学」や第二タームの「理科」の時には、塾生の活発な生活が非常に印象的でした。時間を見つけては卓球をやったり、テニスをしたり、仲間で連れ立って気分転換を兼ねて買い物にいったり、時には「こんなに元気でいいのかね」と、こちらが思わざるを得ないこともあったほどです。
それが今日の「英語」になった途端、まるっきり雰囲気が違ってきたのです。
生徒たちは時間があると単語を暗記しています。今までであれば彼らのはしゃぎ回る声などがこだまする正面ホールも、ソファに横になって単語の暗記に余念のない生徒たちで一杯です。時折英単語をブツブツつぶやく声がきこえるだけで、話し声一つしません(私が試しに話しかけてみたら「うるさいわね」と言わんばかりの目つきで睨まれて完全に無視されました・笑)。
今までは試験や解説が終わればそれで一段落、次のテストまでは気分転換の時間だと考えることができていたのでしょう。それが「英語」になったとたんに際限ない単語の暗記に気持ちが傾いてゆき、騒ぐ余裕がなくなったということだとおもいます。
そう思うとこれは教科による勉強傾向をそのまま表していると言うこともできそうです。
ある程度理屈で割り切れる理数系科目とは違い、英語は「総力戦」です。理屈や理論はもちろん必要ですが、それだけでは到底満足のゆく点数は取れません。基礎的な構文把握力に始まり、単語力、熟語力、基礎発音、背景的知識など、全てが必要とされるのが「英語」という科目の特徴の一つなのです。
それに対して「数学」について言えば、例えばシュタイナー教育では思春期初期の子供の気持ちの鬱屈に効果的に対応するため「数学」をゆっくりと明晰に教えるのだということを聞いたことがあります。
確かに数学には(そして理系科目一般には)そういう良い意味での「副作用」もありそうです。
だとするといま医進の子供たちは、まさに全身全霊をかけて「英語」と取り組んでいるわけで、まさに「合宿」の最後を飾るに相応しいとも言えるでしょう。
合宿の最後の「長い長い3日間」は、始まったばかりです。
この一週間、塾生全員と一緒に暮らしてみて、ターム毎の雰囲気が全く異なることに驚かされます。
第一タームの「数学」や第二タームの「理科」の時には、塾生の活発な生活が非常に印象的でした。時間を見つけては卓球をやったり、テニスをしたり、仲間で連れ立って気分転換を兼ねて買い物にいったり、時には「こんなに元気でいいのかね」と、こちらが思わざるを得ないこともあったほどです。
それが今日の「英語」になった途端、まるっきり雰囲気が違ってきたのです。
生徒たちは時間があると単語を暗記しています。今までであれば彼らのはしゃぎ回る声などがこだまする正面ホールも、ソファに横になって単語の暗記に余念のない生徒たちで一杯です。時折英単語をブツブツつぶやく声がきこえるだけで、話し声一つしません(私が試しに話しかけてみたら「うるさいわね」と言わんばかりの目つきで睨まれて完全に無視されました・笑)。
今までは試験や解説が終わればそれで一段落、次のテストまでは気分転換の時間だと考えることができていたのでしょう。それが「英語」になったとたんに際限ない単語の暗記に気持ちが傾いてゆき、騒ぐ余裕がなくなったということだとおもいます。
そう思うとこれは教科による勉強傾向をそのまま表していると言うこともできそうです。
ある程度理屈で割り切れる理数系科目とは違い、英語は「総力戦」です。理屈や理論はもちろん必要ですが、それだけでは到底満足のゆく点数は取れません。基礎的な構文把握力に始まり、単語力、熟語力、基礎発音、背景的知識など、全てが必要とされるのが「英語」という科目の特徴の一つなのです。
それに対して「数学」について言えば、例えばシュタイナー教育では思春期初期の子供の気持ちの鬱屈に効果的に対応するため「数学」をゆっくりと明晰に教えるのだということを聞いたことがあります。
確かに数学には(そして理系科目一般には)そういう良い意味での「副作用」もありそうです。
だとするといま医進の子供たちは、まさに全身全霊をかけて「英語」と取り組んでいるわけで、まさに「合宿」の最後を飾るに相応しいとも言えるでしょう。
合宿の最後の「長い長い3日間」は、始まったばかりです。
実況中継No.20
「医進塾って、へんな学校ですね」
以前ある塾生からこう言われたことがあります。
「何が変なの?」と聞くと、彼の曰く、
1 塾長が生徒全員のことを、家庭環境も含めて全部知っている。
2 授業担当の先生により塾長のほうが偉そうだ(笑)。
※授業中の教室に私が自由に出入りをするのでそう思ったのだそうです。
3 予備校なのに保護者面談がある。
「不思議なことをいうものだ」
というのが私の感じたことです。
1番に書いたことは、医進のように小規模な学校なら当然のことですし、2番は(偉そうかどうかは別にして・笑)先生方の授業内容と受講生の生の反応を知るために、これもまた当然のことです。1と2とが当然のことならば、3はまたそれ以上に当たり前のことでもあります。
でもこれが医進塾の特徴の一つにもなっているのかもしれません。以前「予備校のベスト・学校のベスト」で書いたことがあります。
普通の学校ならば1と3は当然のことでも2はあまりないことに違いありません。予備校ならば1は珍しいことなのでしょう。
そう思うと彼の言ったことは案外医進塾の特徴を明確につかんでくれていたものなのだったなぁと改めて感心したりしています。
今日が終われば合宿もあと足掛け2日です。
以前ある塾生からこう言われたことがあります。
「何が変なの?」と聞くと、彼の曰く、
1 塾長が生徒全員のことを、家庭環境も含めて全部知っている。
2 授業担当の先生により塾長のほうが偉そうだ(笑)。
※授業中の教室に私が自由に出入りをするのでそう思ったのだそうです。
3 予備校なのに保護者面談がある。
「不思議なことをいうものだ」
というのが私の感じたことです。
1番に書いたことは、医進のように小規模な学校なら当然のことですし、2番は(偉そうかどうかは別にして・笑)先生方の授業内容と受講生の生の反応を知るために、これもまた当然のことです。1と2とが当然のことならば、3はまたそれ以上に当たり前のことでもあります。
でもこれが医進塾の特徴の一つにもなっているのかもしれません。以前「予備校のベスト・学校のベスト」で書いたことがあります。
普通の学校ならば1と3は当然のことでも2はあまりないことに違いありません。予備校ならば1は珍しいことなのでしょう。
そう思うと彼の言ったことは案外医進塾の特徴を明確につかんでくれていたものなのだったなぁと改めて感心したりしています。
今日が終われば合宿もあと足掛け2日です。
実況中継No.19
4日目の理科が無事終了。得点計算も終わりました。塾生の気持ちは理科終了時から「英語」一色になり、あちこちで単語の暗記(連続小テストが予定されています)をする姿が見られるようになりました。
ホールで勉強するS木さん。 |
K藤主任のPCとプロジェクターを使った授業。 |
同上。 |
8時から45分間の予習時間ののち、直ちに解答を塾生が板書、それが添削され、暗記が義務付けられて翌日の確認試験となります。
英作文の予習中。 |
同上。 |
同上。 |
同上。 |
英作文講座の合間を縫って指定単語表の暗記をします。 |
午後からの英語の授業。H田主任の授業予定解説。 |
I上講師の授業風景。 |
N田講師の授業風景。 |
試験中です。 |
今のところ体調不良者もけが人もおりません。
最後までこれが続くことを祈ります。
2011年8月26日金曜日
実況中継No18
先程から急に大雨が降ってきました。
雷もかなり激しくなってきています。
短時間で熄むかなと思ったのですが、どうもそういう訳にはいかないようです。
もう2時間も続けて降っています。
この調子だと夕食時の外出はもちろん、散歩もできないかもしれません。
まぁ、たまには全く外に出ずに勉強に集中してみるのも合宿らしくてよいのでは(笑)。
今日は合宿5日目になりますが、さすがに少し疲れの出た人もいたようで、朝起きられなかったり不調を訴えて自室で休んでいる人もいました。
幸い大きなことにはならず、昼前には回復して授業に参加してくれていましたが、一瞬ヒヤッとしました(笑)。
雷もかなり激しくなってきています。
短時間で熄むかなと思ったのですが、どうもそういう訳にはいかないようです。
もう2時間も続けて降っています。
この調子だと夕食時の外出はもちろん、散歩もできないかもしれません。
まぁ、たまには全く外に出ずに勉強に集中してみるのも合宿らしくてよいのでは(笑)。
今日は合宿5日目になりますが、さすがに少し疲れの出た人もいたようで、朝起きられなかったり不調を訴えて自室で休んでいる人もいました。
幸い大きなことにはならず、昼前には回復して授業に参加してくれていましたが、一瞬ヒヤッとしました(笑)。
実況中継No.17
昨日から今日にかけては選択科目の講座が置かれています。自分の選択科目がない場合、自分で今までの学習内容をじっくりと復習する自習時間になります。
当初は合宿中の自習時間はなるべく少なくする方針で授業を組んでいました。ですが受講生の側からすると、習ったことに納得がゆかないまま先に進むことほどストレスを感じることはないそうで、確かにそれには一理以上のものがあります。
非常に短期間(一泊二日、二泊三日)の合宿であれば、終わってからの復習を前提として、詰め込めるだけ詰め込むこともあります。(医進塾でもかつて二泊三日の「春合宿」をしたことがあります。)
ですが今回の医進夏期合宿のように、ある程度時間に余裕があり、かつ内容的にも「試験講座」で知識の確認と整理が目的となる場合、既習事項をきちんとまとめて頭を整理しておくことが何よりも大事であることは言うまでもないことです。
午前中は全体の三分の一程度の生徒が今までの試験をすべて見直して問題の整理をしていました。午後は6名ほどの生徒が時間を上手に使ってノートの整理や問題の確認などをしています。
「できなかった問題をもう一度確認しています。たくさんあるので『なんでこんなにできないのだろう』と落ち込みそうになります。でも友達と教えあったり、先生に聞いたりしてそれが『できるようになった!』時は本当にうれしいです。その分間違いなく『力がついた!』と思えるからです」
どんなふうに復習しているの、と聞いたときのある生徒の答えです。
こういうやりかたで、時間はかかっても、1題ずつ確実に頭に叩き込んでゆくしか、学力をつける方法はないのだと思います。
「それで良いんだよ、そのやり方しか本当の方法はないのさ。時間はかかるけれど、とにかく先に進めるだけ着実にすすもうね」
「このやり方で大丈夫ですか?」と聞かれたとき、このように私は答えました。
当初は合宿中の自習時間はなるべく少なくする方針で授業を組んでいました。ですが受講生の側からすると、習ったことに納得がゆかないまま先に進むことほどストレスを感じることはないそうで、確かにそれには一理以上のものがあります。
非常に短期間(一泊二日、二泊三日)の合宿であれば、終わってからの復習を前提として、詰め込めるだけ詰め込むこともあります。(医進塾でもかつて二泊三日の「春合宿」をしたことがあります。)
ですが今回の医進夏期合宿のように、ある程度時間に余裕があり、かつ内容的にも「試験講座」で知識の確認と整理が目的となる場合、既習事項をきちんとまとめて頭を整理しておくことが何よりも大事であることは言うまでもないことです。
午前中は全体の三分の一程度の生徒が今までの試験をすべて見直して問題の整理をしていました。午後は6名ほどの生徒が時間を上手に使ってノートの整理や問題の確認などをしています。
「できなかった問題をもう一度確認しています。たくさんあるので『なんでこんなにできないのだろう』と落ち込みそうになります。でも友達と教えあったり、先生に聞いたりしてそれが『できるようになった!』時は本当にうれしいです。その分間違いなく『力がついた!』と思えるからです」
どんなふうに復習しているの、と聞いたときのある生徒の答えです。
こういうやりかたで、時間はかかっても、1題ずつ確実に頭に叩き込んでゆくしか、学力をつける方法はないのだと思います。
「それで良いんだよ、そのやり方しか本当の方法はないのさ。時間はかかるけれど、とにかく先に進めるだけ着実にすすもうね」
「このやり方で大丈夫ですか?」と聞かれたとき、このように私は答えました。
2011年8月25日木曜日
実況中継No16:合宿が半分終わりました!
先ほど今日の授業が終わりました。
これから各自の勉強時間になります。今のうちに風呂に行く人も多いようですね。
今日のHRの時間を使い、「合宿への抱負」(初日に書いて提出したもの)を再読してもらいました。自分の期待、計画とはずいぶんと違ったこともあったことでしょう。案外うまくいったこともあったかもしれません。でも「自分は予定通り完璧にできた」といえる人は、そういないはずです。
それが人生というものです(笑)。
よいことも悪いことも、みな同じようにあり、それら全てのことを淡々と乗り越えて行ってはじめて本当の学力というものがついてくるのです。
「(心理療法では)セオリーどおりに行くことは万に一つもない。だがセオリーを知らなければ次に何をするべきかが判断できない。そうなったら臨床家としての破綻だ」
私が臨床心理学を学んでいる時、恩師のT先生から教わった言葉です。
その意味で、この折り返し点で最初の計画と抱負とを振り返り、後半への思いを新たにすることはとても大事なことです。
皆がその大事さに気がつき、よく出来た人もそうでなかった人もリスタートが切れるよう、そして最終日に「つらかったが、やっぱり来てよかった!」といえるよう、指導に力をいれたいと考えています。
これから各自の勉強時間になります。今のうちに風呂に行く人も多いようですね。
今日のHRの時間を使い、「合宿への抱負」(初日に書いて提出したもの)を再読してもらいました。自分の期待、計画とはずいぶんと違ったこともあったことでしょう。案外うまくいったこともあったかもしれません。でも「自分は予定通り完璧にできた」といえる人は、そういないはずです。
それが人生というものです(笑)。
よいことも悪いことも、みな同じようにあり、それら全てのことを淡々と乗り越えて行ってはじめて本当の学力というものがついてくるのです。
「(心理療法では)セオリーどおりに行くことは万に一つもない。だがセオリーを知らなければ次に何をするべきかが判断できない。そうなったら臨床家としての破綻だ」
私が臨床心理学を学んでいる時、恩師のT先生から教わった言葉です。
その意味で、この折り返し点で最初の計画と抱負とを振り返り、後半への思いを新たにすることはとても大事なことです。
皆がその大事さに気がつき、よく出来た人もそうでなかった人もリスタートが切れるよう、そして最終日に「つらかったが、やっぱり来てよかった!」といえるよう、指導に力をいれたいと考えています。
実況中継No.15:頭の切り替えの大事さ
昨日までの「数学漬け」から、C/Pパフォーマンスを挟み、今日明日は「理科漬け」となります。医学部・獣医学部だけに限ったことではありませんが、複数科目を同時にこなさなければならない理系進学者にとって、一番大事なことは「頭と気分の切り替え」ではないでしょうか?
確かに一つの問題をしつこくしつこく何時間も、場合によっては何日も考え続けるという態度が、理系には必要なときがあります。ですがそれはむしろレアケースなのであって、一般的には試験問題に向き合った時、「自分にできる問題、できない問題、できるかもしれないが慎重を要する問題、できないかもしれないがやりようによってはかなりのところまで行ける可能性のある問題」・・・というような分類を瞬時にして、「できる問題」から手堅く点数にしてゆくという考え方がベストなのです。
そう思うと、どうも試験の成績というものは各自の「理解力」に直結するのではなく、「性格」により強く結びついているように思えてなりません。
先程書いた「問題の仕分け」なども、能力というより本人の性格上の特徴により深く関係のあるもののように感じます。
でもだからと言って短絡的に「性格を変えなければ合格しない」と考えてもらう必要はまったくありません。
何より大事なことは「自分の性格を自分で知る」ことに尽きるからです。自分の性格の特性・傾向を知り、それに合わせて軌道修正をするようにするだけで、結果はずいぶんと違ってくるものです。
理系に進む人が、何もみんな冷静沈着な方だけとは限りません。そうでない人もたくさんいて、その特徴を生かしながら社会に十分貢献をしているのです。
受験生のうちから自分を冷静に見つめる訓練をしておくことで自分の弱点をカバーすることができるわけですから、今のうちにそのやり方を身に付けてしまいましょう。「性格」は生まれつきという面が大きいにせよ、それをコントロールするのは「意思・意志」の力であり、その意思・意志の力は訓練によって伸ばせるのですから。
合宿という場がそんな点からも役に立つことを願っています。
確かに一つの問題をしつこくしつこく何時間も、場合によっては何日も考え続けるという態度が、理系には必要なときがあります。ですがそれはむしろレアケースなのであって、一般的には試験問題に向き合った時、「自分にできる問題、できない問題、できるかもしれないが慎重を要する問題、できないかもしれないがやりようによってはかなりのところまで行ける可能性のある問題」・・・というような分類を瞬時にして、「できる問題」から手堅く点数にしてゆくという考え方がベストなのです。
そう思うと、どうも試験の成績というものは各自の「理解力」に直結するのではなく、「性格」により強く結びついているように思えてなりません。
先程書いた「問題の仕分け」なども、能力というより本人の性格上の特徴により深く関係のあるもののように感じます。
でもだからと言って短絡的に「性格を変えなければ合格しない」と考えてもらう必要はまったくありません。
何より大事なことは「自分の性格を自分で知る」ことに尽きるからです。自分の性格の特性・傾向を知り、それに合わせて軌道修正をするようにするだけで、結果はずいぶんと違ってくるものです。
理系に進む人が、何もみんな冷静沈着な方だけとは限りません。そうでない人もたくさんいて、その特徴を生かしながら社会に十分貢献をしているのです。
受験生のうちから自分を冷静に見つめる訓練をしておくことで自分の弱点をカバーすることができるわけですから、今のうちにそのやり方を身に付けてしまいましょう。「性格」は生まれつきという面が大きいにせよ、それをコントロールするのは「意思・意志」の力であり、その意思・意志の力は訓練によって伸ばせるのですから。
合宿という場がそんな点からも役に立つことを願っています。
実況中継No.14:合宿四日目に突入!
昨日までの疲れが抜け切っていないためか、朝はどうも迫力にかける塾生たちでした(笑)。
適度に休憩を取りながら午後の理科(生物・化学・物理)に備え、昼食後13時から授業が始まっています。
変わり映えのない授業画像ですが・・・(笑)。
今日も「試験⇒解説⇒演習」の繰り返しが夜まで続きます。今日が終わればちょうど半分過ぎたことになりますね。
外は曇り。猛烈に蒸し暑くなってきました。
そんな中でも元気な塾生は授業の合間を見てはテニスコートで若さを発散しています(苦笑)。
怪我などしなければよいが・・・とつい余計な心配をするのは、私が「おっさん」になった証拠なのかもしれませんね(笑)。
適度に休憩を取りながら午後の理科(生物・化学・物理)に備え、昼食後13時から授業が始まっています。
変わり映えのない授業画像ですが・・・(笑)。
化学上級(U原講師) |
化学標準(U本講師) |
生物(K藤主任講師) |
外は曇り。猛烈に蒸し暑くなってきました。
そんな中でも元気な塾生は授業の合間を見てはテニスコートで若さを発散しています(苦笑)。
怪我などしなければよいが・・・とつい余計な心配をするのは、私が「おっさん」になった証拠なのかもしれませんね(笑)。
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